※2026年3月29日更新

ニチコン製T5/T6の蓄電池は、これまでのニチコン製T3蓄電池と比べてどう変わったの?どんな特徴を持った蓄電池なのか教えてほしいです。
こんなお悩みにお答えします。
結論から言うと、大きく進化した点は下記3点です。
✅ニチコンT5/T6の最大の特徴
・蓄電容量が7.4kWh、9.9kWh、14.9kWh、19.9kWhの4種
・太陽光発電の電気は、最大9.9kWまで蓄電池とEV車に同時充電
・EV車に、最大9.9kWのハイスピード充電
✅本記事の内容
・ニチコン製T5/T6蓄電池及びV2Hの基本スペック
・3つのメリット
・1つのデメリット
・こんな方には、ニチコン製T5/T6蓄電池がオススメ
・ニチコン製T5/T6蓄電池とV2Hの経済効果(節電効果)
・ニチコン製T5/T6蓄電池とV2Hの相場コスト
✅本記事の信頼性

✔太陽光発電メーカーに10年以上勤務(現役)
✔本業で、蓄電池を販売中
✔複数の蓄電池の情報収集、比較検証済み
ニチコンT5/T6蓄電池は、2025年秋頃に販売開始した新しい蓄電池です。
また、ニチコン製蓄電池は日本での販売ランキングが上位トップ3の蓄電池メーカーでもあり、人気が高い蓄電池になります。
この記事を見てもらえれば、ニチコン製T5/T6蓄電池の基本スペックやメリットデメリット、相場価格や経済効果がどれくらいあるのか、どんな人にオススメな蓄電池なのかが理解できるようになります。
ニチコン製T5/T6蓄電池及びV2Hの基本スペック

それでは、ニチコン製T5/T6蓄電池のスペックをみていきましょう。
| 蓄電池メーカー | ニチコン |
| 蓄電池のタイプ | 全負荷対応のハイブリッド型蓄電池 |
| 蓄電池容量 | 7.4kWh 9.9kWh |
| 蓄電池併設 | 可能 (14.9kWh、19.8kWh) |
| サイクル数 | 10,000程度 |
| 1日サイクル数 | 1サイクル |
| 保証年数 | 15年 |
| 自然災害補償 | なし |
| 塩害対応 | 〇 ※重塩害は設置不可 |
| 停電時の定格出力 | 5.9kVA |
| 蓄電池動作温度範囲 | -10℃~40℃ |
| 設置場所 | 屋内or屋外 |
| 外形寸法 (幅×奥行き×高さ) | 屋内設置7.4kWh:540mm×230mm×418mm 屋外設置7.4kWh:592mm×332mm×436mm 屋内外9.9kWh:597mm×429mm×619mm |
| 蓄電池1台の重さ | 屋内設置7.4kWh:61kg 屋外設置7.4kWh:67kg 屋内外9.9kWh:160kg |

画像の左から順に、屋内7.4kWh、屋外7.4kWh、屋内外9.9kWh蓄電池です。
14.9kWhや19.9kWhの蓄電池の場合は、それぞれ2台設置する形になります。
また、トライブリッドパワコンは5.9kWと9.9kWの2種類ありますので、太陽電池の容量に合わせて選定します。
5.9kWでも9.9kWでもサイズは同じです。


V2HスタンドとV2Hポッドは分離されており、いずれも壁掛け設置が可能で、スタンドは据置型、ポッドはポール型の設置も選べます。

V2Hシステムは、他社製と比べても圧倒的に設置性が良くなって、狭い家に対してもV2Hが設置できるように改良されました。
従来のニチコン製トライブリッド蓄電池システムのV2Hは、筐体が大きかったこともあり、設置したくても設置できないご家庭があったことから改善を図った形です。
3つのメリット

次に、ニチコン製T5/T6蓄電池の3つのメリットを見ていきましょう。
✅3つのメリット
・太陽光発電の電気は、最大9.9kWまで蓄電池とEV車に同時充電
・EV車に、最大9.9kWのハイスピード充電
・国の補助金が活用できる

太陽光発電+蓄電池+V2H(EV車)の生活をされたい方は、多くのメリットがあります。
太陽光発電の電気は、最大9.9kWまで蓄電池とEV車に同時充電
まずは、太陽光発電の電気を余すことなく使い倒せるという点です。
太陽光発電で発電した電気を安い単価で売電するのではなく、蓄電池やEV車に貯めて有効活用ができます。


5.9kWパワコンであれば最大8.8kW、9.9kWパワコンであれば最大11kWの発電を家庭内の負荷や蓄電池、EV車に貯めておくことができます。
つまり、太陽電池で5.9kWもしくは9.9kW以上の発電があると通常であれば「ピークカット」と言って、発電した電気は捨てることになります。
ただし、ニチコン製トライブリッドパワコン+蓄電池(もしくはV2H)の場合は、余った電気は蓄電池やEV車に貯められるというのが強みです。

太陽光発電の電気を家でフル活用ができるということね?

はい、そうです。電気代は年々高くなってきておりますので、太陽光発電の電気の有効活用には蓄電池やEV車が欠かせません。

2026年度の売電単価の平均は14.5円/kWhですが、電力会社から購入する電気単価は35円/kWhとかなり高めです。
このグラフからも高い電気を買い続けるよりは、太陽光発電の電気で自給自足をする重要性がわかると思います。
EV車に、最大9.9kWのハイスピード充電
2つ目が、電気自動車に最大9.9kWで充電ができる点です。
V2Hが日本で発売された当初は3kW充電、いわゆる普通充電が基本でした。
そこからここ数年で6kW充電、いわゆる倍速充電がトレンドになりました。

そして、ニチコンT5/T6のV2Hは9.9kWのハイスピード充電を実現させました。

9.9kWのハイスピード充電がどれくらい便利なのか教えてほしいのだけど。


例えば、日産サクラであれば20kWhの蓄電池を積んでおりますので、ハイスピード充電であれば2時間で満充電が可能です。
普通充電や倍速充電よりも、圧倒的な速さで充電が可能のため、時間の有効活用にも貢献してくれます。
国の補助金が活用できる
3つ目が、国の補助金が活用できる点です。

国の補助金は、どの蓄電池でも使えるんじゃないの?

2026年度から国の補助金(DR補助金)を使うための条件として、新たに「JC-STAR」の登録が必要になりました。
一言でいうと、JC-STARとは「蓄電池の性能、安全性、およびメーカーのアフターサービス体制が一定の基準を満たしていることを証明する登録制度」です。
JC-STARは、現時点ではニチコン製やオムロン製などの日本製蓄電池しか取得できておりません。
海外製の蓄電池は、申請をしても通っていないのが現状です。

国のDR補助金を使うなら、ニチコン製などの国産が良いってことね。
ニチコンはJC-STARの登録もできている数少ない蓄電池のため、DR補助金を活用して安く購入することが可能な貴重な蓄電池です。
1つのデメリット

つぎに、ニチコン製T5/T6蓄電池の1つのデメリットを見ていきましょう。
✅デメリット
・寒冷地には向いていない
寒冷地には向いていない
唯一のデメリットは、寒冷地には向いていない点です。
蓄電池の動作温度は、‐10℃から40℃です。
つまり、‐10℃を下回る地域にお住まいの方はニチコンT5T6蓄電池はオススメできません。

‐10℃以下になるとどうなるの?

0℃以下になると基本的には、充電と放電ができる範囲が狭まり、‐10℃以下になると充放電ができなくなります。
寒い冬場にこそ蓄電池が活用したいというお客様には不向きな蓄電池です。
寒冷地に強い蓄電池は「ENERICH蓄電池」や「ファーウェイ蓄電池」がオススメになります。
-20度でも充放電が可能な蓄電池になっておりますので、詳しく確認したい方は各記事を覗いてみてください。
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こんな方には、ニチコン製T5/T6蓄電池がオススメ

つぎに、ニチコン製T5/T6蓄電池をオススメしたい方がどんな人なのかお伝えします。
✅こんな方には、ニチコン製T5/T6蓄電池がオススメ
・既にEV車を持っている方、もしくは将来購入予定の方
・補助金を活用して蓄電池を購入されたい方
・太陽光発電を多く設置できる方

ニチコンT5/T6システムを使いこなすには、太陽電池がたくさん設置できて、EV車も購入済もしくは購入予定の方です。
EV車を購入予定でも、太陽電池が3kW程度しか設置できないのであれば、あまり大きな恩恵は得られません。
一般的には、太陽光発電で発電した電気の7割は売電に回っていると言われております。
つまり、その余った7割を蓄電池や電気自動車に貯めて自給自足することが大きな恩恵を得られるポイントです。

太陽電池の容量が小さすぎるとバランスが悪いということね。

最低でも5kW程度の太陽光発電が設置できるかを判断ポイントにしても良いと思います。
1kW~10kWまでの太陽電池を設置するために必要な面積は下記にて抜粋しますので、参考にしてみてください。
実際に何kWの太陽電池が乗るかどうかは、ご自宅の屋根の現地調査や図面から正確な容量を算出します。
具体的に、何kWの太陽電池が乗るか知りたい方は見積依頼をしてみましょう。
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ニチコン製T5/T6蓄電池とV2Hの経済効果(節電効果)

つぎに、ニチコン製T5/T6蓄電池とV2Hを購入した場合にどれくらいの経済効果が得られるのか見ていきましょう。

既に太陽光発電を設置済みで10年間の売電期間が終わり、新たにニチコン製T5/T6蓄電池14.9kWhとV2Hを購入する方は、15年間で4,066,597円相当の経済効果が得られます。
電力会社ごとに電気料金プランが異なりますが、今回は東京電力の「スマートライフプラン」を元にエネがえるの長期シミュレーションで経済効果を見ていきます。

上記の円グラフは、東京電力のスマートライフプランの電気単価になります。
シミュレーションでは、スマートライフプランで電気を契約中と想定してます。
その他のシミュレーション条件は下記です。
✅シミュレーション条件
- 5kWの太陽光発電を設置
- 東京都在住
- 片働き世帯で、昼間も電気を使う
- 1ヶ月の電気使用量は600kWh
- 電気料金プランは、スマートライフプラン
- 蓄電池は14.9kWh
- 電気料金の上昇率は3%
- 電気自動車の年間走行距離は12,000km
- 12,000kmの内、平日は8,000km(朝8時~18時仕事で外出)
- 休日は4,000km(12時~20時ドライブを想定)
- 現在はガソリン車(15km/L)、ガソリン代は180円/L
- 買い替える電気自動車は日産自動車(アリアB6リミテッド)
- V2Hの放電設定は20時~0時、充電設定は夜間1時~2時
- 放電下限割合(EV電池残量割合)は、50%
5kWの太陽光発電でFIT期間の10年間を終えて、新たにニチコンT5蓄電池14.9kWhを購入した場合の11年目~25年目の経済効果は下記のようになります。

15年間で経済効果シミュレーションをしている理由は、蓄電池の保証年数が15年のためです。

棒グラフのオレンジ色が太陽光発電による節電+売電金額、赤色が蓄電池による節電額、紫色がEV車での節電額の経済効果です。

太陽光発電+ニチコン14.9kWh蓄電池+V2Hで、節電及び売電できる15年間の目安金額が4,066,597円ということです。
10年間のFIT売電期間が終了すると安い売電単価(今回だと8.5円/kWh)でしか売電できませんが、ニチコン14.9kWh蓄電池+V2Hを購入することで、電力会社から高い価格(約35円/kWh)で電気を買わなくて済むようになります。
ニチコン製T5/T6蓄電池の相場コスト

つぎに、ニチコン製T5/T6蓄電池の相場コストを見ていきましょう。
✅ニチコンT5/T6蓄電池の工事込みの相場価格
7.4kWh蓄電池:1,550,000円~1,750,000円
9.9kWh蓄電池:1,800,000円~2,000,000円
14.9kWh蓄電池:2,050,000円~2,250,000円
19.9kWh蓄電池:2,300,000円~2,500,000円
V2Hシステム:1,300,000円~1,500,000円

100万円以上だと、なかなか現金では買えないんだけど、ローン組むこともできるの?

そうですね。蓄電池やV2Hは高価なものなのでローンで購入する方が多いのも事実です。
✅ローンのシミュレーション条件
・14.9蓄電池とV2Hを購入
・購入金額は3,500,000円
・頭金なし
・ボーナス支払いなし
・支払い年数は15年(180ヶ月)
・ローン年率2.45%


仮に3,500,000円でニチコン製14.9kWh蓄電池とV2Hを購入する場合は、15年の間は実質毎月2,712円の負担で購入できるということです。
もちろん、初期費用を3,500,000円以下にできれば毎月のローン返済額も少なくすることが可能です。
そして、初期費用を確実に下げられる禁断の方法をお伝えします。
✅確実に安く蓄電池を買う方法
①スポンジ公認の販売業者に見積をする(下サイトで無料見積可能)
②購入する時期に使える補助金がないか確認してもらう
③補助金の代行申請を行ってもらうことを確認して契約する

太陽光発電と蓄電池は、「本当は安く買えるのに高く買わされている人が多い」と本業でも感じているので、最も安く買える方法で皆さんは買ってください。
今すぐに見積を取らなくても良いと思っている方もいると思いますが、蓄電池の相場価格を知るため、そして将来購入する際の比較見積としても使えるので、オススメしています。
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また、蓄電池やV2Hは高価な商品なので都道府県や地方自治体から補助金が出ておりますので必ず活用しましょう。
蓄電池補助金は「地方自治体補助金」の記事からお住まいの自治体で蓄電池補助金があるのか確認してみてください。
V2H補助金は「CEV補助金」の記事を確認してみてください。
使える補助金は全て使って、安く蓄電池やV2Hは手に入れましょう。
まとめ-ニチコン製T5/T6蓄電池

今回は、ニチコン製T5/T6蓄電池についてお伝えしました。
改めて、メリットとデメリットを見ておきましょう。
✅3つのメリット
・太陽光発電の電気は、最大9.9kWまで蓄電池とEV車に同時充電
・EV車に、最大9.9kWのハイスピード充電
・国の補助金が活用できる
✅デメリット
・寒冷地には向いていない
✅こんな方には、ニチコン製T5/T6蓄電池がオススメ
・既にEV車を持っている方、もしくは将来購入予定の方
・補助金を活用して蓄電池を購入されたい方
・太陽光発電を多く設置できる方

2026年度に、一番多くの補助金が出る蓄電池の1つになります。
国や地方自治体の補助金をガッツリと使って蓄電池を購入したい方にもオススメな蓄電池になっております。
卒FIT後は、売電価格が8~10円/kWhになるので、売電する価値は正直ほとんどありません。
電力会社から高い電気をいかに買わないかが今後のトレンドになるため、蓄電池の価値が年々上がっていきます。
実際に、2010年と比べて2026年の各電力会社の電気料金は1ヵ月当たりで3,000円~7,000円の値上げとなっております。


中東戦争も始まり、今後はますます電気代が上がってくると予想されております。
太陽光発電の電気を賢く使って、電気代を安く抑えるためにも蓄電池の検討を始めることが今後は賢い選択となります。
安くニチコン製T5/T6蓄電池を購入したい方は、見積依頼をしてみてください。
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電気代に悩む生活を完全に卒業するためにも、蓄電池を購入して安心で経済的に豊かな生活を手に入れましょう。


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