※2024年8月15日更新
ジャクリ(Jackery)708ってどういう人向けの蓄電池か教えてほしいです。また、メリットデメリットは何があるのか、どんな特徴の蓄電池なのかも知りたいです。
こんなお悩みにお答えします。
✅本記事の内容
・ジャクリ(Jackery)708の基本スペック
・3つのメリット
・1つのデメリット
・ジャクリ(Jackery)708で使用できる電気機器
・こんな方には、ジャクリ(Jackery)708がオススメ
✅本記事の信頼性
✔太陽光発電メーカーに10年以上勤務(現役)
✔本業で、蓄電池を販売中
✔複数の蓄電池の情報収集、比較検証済み
ジャクリ(Jackery)のポータブル蓄電池は5種類もあるので、どの蓄電池が自分に合っているのかわからない方は本当に多いです。
この記事を見てもらえれば、ジャクリ(Jackery)708の基本スペックやメリットデメリット、実際にどんな電気機器が動かすことができるのか、どんな人向けの蓄電池なのかが理解できるようになります。
なにより、ジャクリ708があればアウトドアの幅が広がり、災害対策や節電にも役立つこと間違いなしです。
ジャクリ(Jackery)708の基本スペック
それでは、早速ジャクリ708の機能、性能を見ていきましょう。
蓄電池のタイプ | ポータブル蓄電池 |
蓄電容量 | 708Wh |
保証年数 | 2年 |
定格出力 | 500W |
AC100Vコンセント | 2ポート(100V-2A、60Hz) |
USB出力ポート | 3ポート |
DC入力ポート | 1ポート |
充電方式 | ACアダプター、シガーアダプター、太陽電池パネル |
外形寸法(mm) (幅×奥行き×高さ) | 299.7mm×191.5mm×190.5mm |
蓄電池1台の重さ | 6.8kg |
蓄電池動作温度範囲 | -10度~40度 |
ジャクリ708は、ジャクリの5製品の中で最も人気のあるタイプの蓄電池になります。
なんでジャクリ708が人気なの?
✅ジャクリ708が人気の理由
・停電対策もある程度は対応
・金額もなんとか手が届く範囲
つまり、「ジャクリ240や400だとコストは安いけど少し物足りない」、だけど「ジャクリ1000や1500ほどのスペックは大きすぎてコストが高い」と思っている方に人気があるということです。
ジャクリ708は、蓄電容量が708Whあって定格出力も500W出せるので多くの電気機器が使えるようになります。
そもそも、蓄電容量と定格出力って何なの?
✅用語解説
蓄電容量 ⇒ 蓄電池に貯められる最大の電気容量のこと
定格出力 ⇒ 一度に使える電気量のこと
言葉だけ聞いてもわかりにくいと思いますので、実際に電気機器で見ていきましょう。
例えば、液晶テレビ(消費電力60W)を見る場合を想定しましょう。
✅液晶テレビを見る場合
蓄電容量⇒1時間テレビを見た場合は、60W×1時間(h)の60Whを使う
定格出力⇒消費電力60Wは定格出力500Wよりも小さいため使用可能
テレビの場合は、10時間程度(合計600Wh)は見続けられるということです。
つまり、定格出力は使いたい機器が「そもそも使えるのか」を表していて、蓄電容量は使いたい機器が「何時間使えるのか」を表しています。
どんな電気機器をどれくらい使いたいのかをイメージをして、ジャクリ708が自分にベストな蓄電池なのか見定めましょう。
3つのメリット
次に、ジャクリ708のメリットを見ていきましょう。
✅ジャクリ708のメリット
・コストは比較的に安い
・停電時に最低限の生活ができる
・車中泊やキャンプでも2~3日は快適に過ごせる
メリット①:コストは比較的に安い
1つ目が、コストは比較的に安い点です。
76,800円(税込み)で購入できます。
ちなみに、太陽光発電と連携させる蓄電池の相場価格は100万~200万円です。
なんでジャクリ708は、こんなに安いの?
✅ジャクリ708が安い理由
・蓄電池以外のオプション部材が不要
・工事が不要
・蓄電容量が小さい
・ジャクリから直接購入ができる
そもそも太陽光発電と連携させる蓄電池は、蓄電池以外にも太陽光発電を蓄電池に貯めるための変換器などのオプション部材が含まれたり、工事費用もかかるため100万円以上はかかってしまいます。
また、家庭用蓄電池と比べるとジャクリ708の蓄電容量は小さいためコストを抑えることができます。
ジャクリから直接購入できるため中間マージンを取られないのも安く買える理由です。
メリット②:停電時に最低限の生活ができる
2つ目が、停電時に最低限の生活ができる点です。
蓄電容量が708Whあるので、停電時に最低限必要とされている「スマホ」「テレビ」「ラジオ」などの情報源となる電気機器は十分使えます。
冷蔵庫などにも使えますが、冷蔵庫の消費電力が100Wとした場合は6時間程度に蓄電容量を使い切ってしまうので、注意は必要です。
どれくらい電気を使っていて、どれくらいの蓄電容量が残っているのか判断する方法はあるの?
蓄電池の液晶画面に「蓄電残量」と「現在の使用状況」を確認することができます。
液晶画面を定期的に見ることで、うっかり電気を使いすぎてしまうことを予防できます。
メリット③:車中泊やキャンプでも2~3日は快適に過ごせる
3つ目が、車中泊やキャンプでも2~3日は快適に過ごせる点です。
車載冷蔵庫や電気毛布、簡易扇風機なども十分使えるため、車中泊やキャンプでも安心して過ごせます。
2~3日よりも長く旅に出たい!という方には、ソーラーパネルとセットで購入すれば長期の旅行でも満足した生活が送ることができます。
100Wのソーラーパネル1枚の値段は34,800円(税込み)で、11時間程度でジャクリ708を満充電できます。
100Wのソーラーパネルが2枚あれば、5.5時間程度でジャクリ708を満充電できるということです。
✅ジャクリ708の満充電までの時間
①ACコンセント ⇒ 約5時間
②60Wソーラーパネル ⇒ 約17時間
③100Wソーラーパネル ⇒ 約11時間
④シガーアダプター ⇒ 約13時間
下記の写真は、1枚当たり100Wのソーラーパネルを2枚ジャクリ708に繋いでいる写真です。
雨の日でも充電できるの?
雨の日は、ソーラーパネルで発電する電気が小さいので充電できないことはないですが、かなり時間がかかってしまいます。
雨の日が続くと、蓄電池に充電することが難しくなるため梅雨の時期は充電がしにくいです。
1つのデメリット
次に、ジャクリ708のデメリットを見ていきましょう。
✅ジャクリ708のデメリット
・お湯を沸かしながら、調理はできない
デメリット①:お湯を沸かしながら、調理はできない
唯一のデメリットは、お湯を沸かしながら調理ができない点です。
ジャクリ708には、AC出力端子が2つあるので2つの電気機器を動かせる特徴があります。
ただし、消費電力が大きい「電気ポット」や「IH調理器」などの組み合わせでは使用ができないです。
なんで使用ができないの?
ジャクリ708の定格出力は500Wのため、2つの電気機器の消費電力が500W以下でないと動かないからです。
もう少し細かく言うと、瞬間最大出力が1,000Wなので使用する2つの電気機器の起動電力が1,000W以下でないと動かないということになります。
キャンプなどでお湯を沸かしながら、簡単な調理ができれば快適と思われる方が多いと思いますが、同時作業ができないことは覚えておきましょう。
ジャクリ(Jackery)708で使用できる電気機器
次に、ジャクリ708で使用できる電気機器はどんなものがあるのか見ていきましょう。
電気機器の消費電力は、製品機種によっても異なり、また最新の電気機器の方が消費電力は小さいこともあるので、あくまで参考値として見てもらえればと思います。
ジャクリ708で主に使用できる電気機器(テレビ、スマホ、車載冷蔵庫、電気毛布)の消費電力は下絵のようになります。
✅停電時を想定した使い方
スマホ充電:120Wh(家族4人×3日分)
テレビ視聴:280Wh(3時間半の視聴分)
電気毛布:275Wh(5.5時間分)
他に使える機器はないの?
他にも100W以下の電気機器であれば、ある程度は使えますので下記機器を参考にしてみてください。
電気機器 | 消費電力 |
冷蔵庫 | 100~300W |
テレビ(液晶) | 80~200W |
デスクトップPC | 50~300W |
ノートPC | 50~100W |
加湿器 | 10~40W |
電気毛布 | 50~80W |
空気清浄機 | 10~70W |
スマホ | 10~20W |
「どの機器をどれくらいの時間使うか」が停電時は最重要ポイントです。
こんな方には、ジャクリ(Jackery)708がオススメ
それでは、どんな人にジャクリ708がオススメなのかを見ていきましょう。
✅こんな方には、ジャクリ708がオススメ
・停電時でも最低限の電源確保をしたい人
・マンションやアパートにお住まいの人
・車中泊やキャンプでもある程度の電気機器を使いたい人
太陽光発電を設置できないマンション、アパート住まいの方で、停電時の最低限の電源確保をしたい方にオススメです。
また、708Whの蓄電容量があると車中泊やキャンプでもいろいろな機器を十分使える電気容量になるため、キャンプを充実させたいという方にもオススメできる蓄電池になります。
まとめ-ジャクリ708蓄電池
今回は、ジャクリ708についてお伝えしました。
改めて、メリットデメリットを見ていきましょう。
✅ジャクリ708のメリット
・コストは比較的に安い
・停電時に最低限の生活ができる
・車中泊やキャンプでも2~3日は快適に過ごせる
✅ジャクリ708のデメリット
・お湯を沸かしながら、調理はできない
最低限の停電対策はできますが、消費電力の大きな機器を同時に使うと使えないので注意をしましょう。
最近は、電気料金が上がってきております。
今後も電気料金は高騰を続けていく話がでておりますので、ソーラーパネルも購入すれば節電にも大きく貢献します。
どんな使い方をするかによって、ベストな蓄電池(ソーラーパネル)は変わってきます。
ジャクリ708を手に入れてアウトドアの幅を広げて、災害対策や節電にも役立てていきましょう。
少しでも購入検討されている方は、今が1年の中でも最大のキャンペーン期間中ですので今購入しておきましょう。
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