※2024年8月15日更新

ジャクリ(Jackery)240ってどういう人向けの蓄電池か教えてほしいです。また、わかりやすく製品特徴やメリットデメリットを知りたいです。
こんなお悩みにお答えします。
✅本記事の内容
・ジャクリ(Jackery)240の基本スペック
・3つのメリット
・1つのデメリット
・ジャクリ(Jackery)240で使用できる電気機器
・こんな方には、ジャクリ(Jackery)240がオススメ
✅本記事の信頼性

✔太陽光発電メーカーに10年以上勤務(現役)
✔本業で、蓄電池を販売中
✔複数の蓄電池の情報収集、比較検証済み
ジャクリ(Jackery)のポータブル蓄電池は5種類もあるので、どの蓄電池が自分に合っているのかわからない方は本当に多いです。
この記事を見てもらえれば、ジャクリ(Jackery)240の蓄電池としての基本スペックやメリットデメリット、実際にどんな電気機器が動かすことができるのか、どんな人向けの蓄電池なのかが理解できるようになります。
なにより、ジャクリ240があればアウトドアの幅が広がり、災害対策にも役立つこと間違いなしです。
ジャクリ(Jackery)240の基本スペック

それでは、早速ジャクリ240の機能、性能を見ていきましょう。
蓄電池のタイプ | ポータブル蓄電池 |
蓄電容量 | 241.9Wh |
保証年数 | 2年 |
定格出力 | 200W |
AC100Vコンセント | 100V-2A、60Hz |
USB出力ポート | 2ポート |
DC入力ポート | 1ポート |
充電方式 | ACアダプター、シガーアダプター、太陽電池パネル |
外形寸法(mm) (幅×奥行き×高さ) | 230mm×133.2mm×167.3mm |
蓄電池1台の重さ | 3.1kg |
蓄電池動作温度範囲 | -10度~40度 |


ジャクリ240は、イメージとしては消費電力が100W未満の電気機器を動かすための蓄電池になります。
「停電時の最低限な電源」や「キャンプや野外活動時の簡易電源」といった活用方法が一般的です。

蓄電容量と定格出力って何なの?
✅用語解説
蓄電容量 ⇒ 蓄電池に貯められる最大の電気容量のこと
定格出力 ⇒ 一度に使える電気量のこと
言葉だけ聞いてもわかりにくいと思いますので、実際に電気機器を使うことを考えればわかりやすいです。
例えば、液晶テレビ(消費電力60W)を見る場合を想定しましょう。
✅液晶テレビを見る場合
蓄電容量⇒1時間テレビを見た場合は、60W×1時間(h)の60Whを使う
定格出力⇒消費電力60Wは定格出力200Wよりも小さいため使用可能
テレビの場合は、4時間(合計240Wh)は見続けられるということです。

つまり、定格出力は使いたい機器が「そもそも使えるのか」を表していて、蓄電容量は使いたい機器が「何時間使えるのか」を表しています。
どんな電気機器をどれくらい使いたいのかをイメージをして、ジャクリ240がベストな蓄電池なのか見定めましょう。
3つのメリット

次に、ジャクリ240のメリットを見ていきましょう。
✅ジャクリ240のメリット
・コストが安い
・軽くて持ち運びがしやすい
・停電時に最低限の生活ができる
メリット①:コストが安い
1つ目が、コストが安い点です。
19,800円(税込み)で購入できます。

ちなみに、太陽光発電と連携させる蓄電池の相場価格は100万~200万円です。

なんでジャクリ240は、こんなに安いの?
✅ジャクリ240が安い理由
・蓄電池以外のオプション部材が不要
・工事が不要
・蓄電容量が小さい
・ジャクリから直接購入ができる
そもそも太陽光発電と連携させる蓄電池は、蓄電池以外にも太陽光発電を蓄電池に貯めるための変換器などのオプション部材が含まれたり、工事費用もかかるため100万円以上はかかってしまいます。
また、蓄電容量が小さいこともコストが安い理由になりますが、ジャクリから直接購入できるため中間マージンを取られないのも安く買える理由です。
メリット②:軽くて持ち運びがしやすい
2つ目が、軽くて持ち運びがしやすい点です。
重さが3.1kgのため、使いたい機器の場所まで持ち運びがラクにできます。

太陽光発電と連携させる蓄電池は、そもそも持ち運びはできないです。
だいたい50kg以上の重さがあって、壁や床に固定する形になっています。
持ち運びができるので、停電時に近所の人に電気を分けてあげることもできます。
メリット③:停電時に最低限の生活ができる
3つ目が、停電時に最低限の生活ができる点です。
蓄電容量が241Whしかありませんが、停電時に最低限必要な「スマホ」「テレビ」「冷蔵庫」などは使うことができます。

ただ、使いすぎてしまうと2時間~3時間で蓄電容量を使い切ってしまうことになるので注意が必要です。

どれくらい電気を使っているのか、どうやって判断すればよいの?
ジャクリ240の液晶画面を見れば どれくらいの電気を使っているのか、そして残りの蓄電容量がわかります。

液晶画面を定期的に見ることで、うっかり電気を使いすぎてしまうことを予防できます。
1つのデメリット

次に、ジャクリ240のデメリットを見ていきましょう。
✅ジャクリ240のデメリット
・使える電気量が少ない
デメリット①:使える電気量が少ない
唯一のデメリットは、使える電気量が少ない点です。
まず定格出力が200Wしかないので、消費電力が200W以上の電気機器は使うことができません。
先ほどもお伝えしたように蓄電容量も241Whと小さいので、消費電力の小さい「スマホ」「テレビ」「冷蔵庫」くらいの使用が現実的です。

ジャクリ240にはAC出力が1つしかないため、同時使用をするなら「スマホ」と「テレビ」のような形になります。

冷蔵庫には、電気を送り続けないといけないけど停電が長く続くと電気が送れなくなるのね。
そうですね。ジャクリ240の蓄電容量で心もとないと思われる方は、蓄電容量の大きなものを検討するか、下記写真のソーラーパネルをオプションで組み合わせることでデメリットを補えます。

1枚当たりの最大出力は68Wで、発電した電気はソーラーパネル自身にUSBポートがあるので直接スマホなどに電気が送ることもできます。
もちろん、発電した電気をジャクリ240に繋いで充電することも可能です。
1枚あたりの値段は18,800円(税抜き)になりますが、天気がよければ電気を使い続けられるメリットは得られるので検討する価値は十分にあります。
ソーラーパネルも組み合わせて購入されたい方も、ジャクリHPで詳細を確認してみてください。
ジャクリ(Jackery)240で使用できる電気機器

次に、ジャクリ240で使用できる電気機器はどんなものがあるのか見ていきましょう。
電気機器の消費電力は、製品機種によっても異なり、また最新の電気機器の方が消費電力は小さいこともあるので、あくまで参考値として見てもらえればと思います。
ジャクリ240で主に使用できる電気機器(テレビ、冷蔵庫、スマホ)の消費電力は下絵のようになります。

✅停電時を想定した使い方
スマホ充電:80W(家族4人分×2日)
テレビ視聴:160W(2時間視聴分)

他に使える機器はないの?

100W以下で使えるような電気機器の一覧は下記から確認してみてください。
「どの機器を何時間使うか」という観点で、使い方をイメージしてみましょう。
電気機器 | 消費電力 |
冷蔵庫 | 100~300W |
テレビ(液晶) | 80~200W |
デスクトップPC | 50~300W |
ノートPC | 50~100W |
加湿器 | 10~40W |
電気毛布 | 50~80W |
空気清浄機 | 10~70W |
スマホ | 10~20W |
電子レンジや電気ポットなどの調理に使う機器は使えません。
蓄電池を使って調理をしたい方は、ジャクリ1000やジャクリ1500などの容量の大きな蓄電池を選ぶようにしましょう。
こんな方には、ジャクリ(Jackery)240がオススメ

それでは、どんな人にジャクリ240はオススメなのか見ていきましょう。
✅こんな方には、ジャクリ240がオススメ
・停電時でも最低限の電源確保をしたい人

ジャクリ240は、使用用途が限られるため停電対策を考える人向けの蓄電池です。
キャンプで色んな機器を使用したり、節電対策で使用するには少し物足りない蓄電容量になります。
コンパクトで手ごろに購入できる蓄電池ではありますが、使用用途をしっかりと理解して適切な蓄電池を選ぶようにしましょう。
まとめ-ジャクリ240蓄電池

今回は、ジャクリ240についてお伝えしました。
改めて、メリットデメリットを見ていきましょう。
✅ジャクリ240のメリット
・コストが安い
・軽くて持ち運びがしやすい
・停電時に最低限の生活ができる
✅ジャクリ240のデメリット
・使える電気量が少ない

あくまで、最低限の停電対策用の蓄電池であることも認識しておきましょう。
安いからと言って、蓄電池の目的を確認せずに購入してしまうと痛い目をみます。
どんな時に、どんな機器を使いたいのかを確認した上で蓄電池は購入するようにしましょう。
ジャクリ240を手に入れてアウトドアの幅を広げて、災害対策にも役立てていきましょう。
少しでも購入検討されている方は、今が1年の中でも最大のキャンペーン期間中ですので今購入しておきましょう。
自分に合った蓄電池を見つけて、快適な生活を送りましょう。
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