※2022年9月15日更新
ニチコン製ポータブル蓄電池のメリットデメリット、どんな使い方ができるのか教えてほしいです。
こんなお悩みにお答えします。
✅本記事の内容
・ニチコン製ポータブル蓄電池の基本スペック
・4つのメリット
・1つのデメリット
・こんな方には、ニチコン製ポータブル蓄電池がオススメ
・ニチコン製ポータブル蓄電池の経済効果(節電効果)
・ニチコン製ポータブル蓄電池の相場コスト
✅本記事の信頼性
✔太陽光発電メーカーに約10年間勤務(現役)
✔営業として、蓄電池も販売経験有
✔月に10台以上の蓄電池販売を継続
ポータブル蓄電池はいろんな機種が販売されていて、ニチコン製ポータブル蓄電池が他蓄電池と比べて何が良いのかわかりにくいですよね。
ただ、この記事を見てもらえれば、ニチコン製ポータブル蓄電池の基本スペックやメリットデメリット、どんな人にオススメのポータブル蓄電池なのかが理解できるようになります。
ニチコン製ポータブル蓄電池の基本スペック
まずは、ニチコン製ポータブル蓄電池の基本スペックを見ていきましょう。
蓄電池メーカー | ニチコン |
蓄電池のタイプ | ポータブル蓄電池 |
蓄電池容量 | 2.0kWh |
蓄電池併設 | ✕ |
サイクル数 | 非公開 |
1日サイクル数 | 1サイクル |
保証年数 | 10年 |
自然災害補償 | なし |
停電時の定格出力 | 800W |
設置場所 | 屋内 |
外形寸法 (幅×奥行き×高さ) | 250mm×550mm×380mm |
蓄電池1台の重さ | 38kg |
アパートやマンション、オフィス向けのポータブル蓄電池になります。
蓄電池の老舗メーカーであるニチコン社のポータブル蓄電池です。
ポータブル蓄電池なので、太陽光発電からの充電はできませんが家庭内のコンセントから充電できます。
蓄電池に貯められる電気量は2.0kWhと小さめにはなりますが、スマホやパソコンの充電や照明等に使えるため必要最低限の災害対策が可能です。
具体的には、どういう使い方になるの?
ポータブル蓄電池に使いたい機器を繋いで使う形になります。下の絵を参考にしてみてください。
2kWhの蓄電池容量のイメージがつかない方が多いかと思いますが、スマホなら同時に100台の充電が可能な容量です。
ニチコン製ポータブル蓄電池のメリット
それでは、ニチコン製のポータブル蓄電池のメリットを見ていきましょう。
✅4つのメリット
・コンパクトなサイズ
・簡単に動かすことができる
・工事が不要
・停電時でも電気が使える
メリット①:コンパクトなサイズ
まずは、蓄電池のサイズがコンパクトな点です。
蓄電池のサイズは、幅250mm×高さ380mm×奥行き550mmになります。
スタンドアロン型蓄電池は他にもラインナップがありますが、蓄電池容量とサイズを見るとニチコンのポータブル蓄電池はコンパクトな設計になっております。
✅他ポータブル蓄電池のサイズ
・パナソニック3.5kWh→幅631mm×高さ490mm×奥行き615mm
・エリーパワー2.5kWh→幅320mm×高さ585mm×奥行き514mm
・ニチコン2.0kWh→幅250mm×高さ380mm×奥行き550mm
・ジャクリ1.5kWh→幅355mm×高さ253mm×奥行き265mm
・アンペアタイム1.2kWh→幅329mm×高さ214mm×奥行き172mm
ポータブル蓄電池は、基本的に屋内設置でサイズが小さめなのが特徴です。
メリット②:簡単に動かすことができる
次に、可動式の蓄電池である点です。
蓄電池の下部に車輪がついているため、使いたい機器の側まで動かすことができます。
蓄電池自体の重さが38kgあり手で持ち運ぶことは厳しいですが、車輪で動かせるので女性の方でも使いやすい設計になっています。
車輪以外にストッパーみたいなのがあるけど、動かさないときはストッパーをするってことね。
そうですね。38kgの蓄電池が地震時などに動くと危ないので、普段はストッパーで動かないように固定しておきましょう。
メリット③:工事が不要
次に、工事が不要な点です。
ポータブル蓄電池は太陽光発電と連携しないので、特別な工事は不要になります。
太陽光発電と連携しないので、アパートマンション、オフィス向けの蓄電池ということが言えます。
購入したら、コンセントから充電してすぐに使うことができます。
蓄電池に充電しながら、機器は動かせるの?
残念ながら、蓄電池の放電と充電を同時にはできません。
メリット④:停電時でも電気が使える
次に、停電時でも電気が使える点です。
停電時でも最低限は動かしたい機器への電気として十分の電気を貯めることができます。
万が一の停電時でも、電気を使えるようにしておきたいという方にはオススメです。
停電時に蓄電池にしっかり充電されてあるかどうかも重要よね。
平常時から蓄電池の電気を使うこともあるかもしれませんが、災害はいつ起こるかわからないので蓄電池への充電はしっかりしておくことが重要です。
夜間と昼間の電気単価が異なるオール電化プランで電気の契約をされている方であれば、夜間の安い電気で蓄電池に充電して、昼間に蓄電池から電気を使えば多少の節電には役立ちます。
ニチコン製ポータブル蓄電池のデメリット
次に、ニチコン製のポータブル蓄電池のデメリットを見ていきましょう。
✅1つのデメリット
・蓄電池の容量が小さい
デメリット①:蓄電池の容量が小さい
唯一のデメリットが、蓄電池の容量が小さい点です。
停電時にどれくらいの生活ができればよいかを想定しておくことが大事になります。
そもそも必要最低限の生活でよいという方向けの蓄電池なので、デメリットにならない方も多いかもしれませんが具体的にどんな機器がどれくらい使えるのか見てみましょう。
また、エアコンやIHクッキングヒーターなどの200V機器には使用できません。
停電時に使用したい機器を想定して、ニチコン製のポータブル蓄電池の2.0kWhで足りるのかを確認しておきましょう。
こんな方には、ニチコン製ポータブル蓄電池がオススメ
次に、ニチコンポータブル蓄電池はどんな人にオススメの蓄電池なのかを見ていきましょう。
✅こんな人にニチコンポータブル蓄電池はオススメ
・太陽光発電が物理的に設置できない環境にいる方
・蓄電池容量が、2.0kWhでも満足できる方
・蓄電池をどこかへ持っていけることをメリットにできる方
・コストをかけずに災害対策をしたい方
ポータブル蓄電池は他にも多くありますが、蓄電池の老舗メーカーのニチコン製なので品質や性能にこだわる方にもオススメです。
上記4つに当てはまる方は、前向きに購入を検討していきましょう。
ニチコン製ポータブル蓄電池の経済効果(節電効果)
電力会社ごとに電気料金プランが異なりますので、今回は東京電力の「スマートライフプラン」を元に経済効果の計算をしております。
蓄電池容量 | 2.0kWh |
1日当たりの節電電気量 | 1.8kWh |
東京電力「スマートライトプラン」の昼間電気単価 | 32.175円/kWh |
東京電力「スマートライトプラン」の夜間電気単価 | 23.353円/kWh |
1日当たりの節電金額 | 15円 |
10年間の節電金額 | 54,750円 |
経済効果の算出方法は、蓄電池が実際に充放電可能な実効容量(1.8kWhを想定値として)をベースとし、1日1サイクルを10年間継続して、節電できる金額を算出してます。
✅1日当たりの節電金額の計算方法
1日当たりの節電電気量:実効容量1.8kWh×1サイクル分
昼間の電気単価:(25.80円/kWh+3.45円/kWh)×消費税
夜間の電気単価:(17.78円/kWh+3.45円/kWh)×消費税
※3.45円/kWhは、再生可能エネルギー発電促進賦課金
(昼間と夜間の電気単価の差)×電気量=節電金額 ⇒15円/日
昼間の高い電気単価ではなく、夜間の安い電気単価で昼間の電気をカバーできるので、昼間と夜間の電気単価の差だけが節電金額となります。
考慮できていない点は、下記2点です。
- 毎年の電気料金の変動
- 蓄電池の実効容量の減少分
電気代が高騰を続けているため、ポータブル蓄電池の新しい活用方法として検討してみるのもよいかと思います。
単純にポータブル蓄電池導入による10年間の節電金額は、54,750円となります。
ニチコン製ポータブル蓄電池の相場コスト
次に、ニチコンポータブル蓄電池の相場コストを見ていきましょう。
相場コストは、40万円~50万円になります。
蓄電池は取扱いの販売店によって、販売価格が変わります。
利益を多く取る販売店と利益を少なく販売してくれるお店があるということです。
安く買う場合は、どこに依頼するのがよいの?
ニチコンポータブル蓄電池を日本一の最安値宣言している販売店がありますので、下記から問い合わせしてみてください。
まとめ
今回は、ニチコン製ポータブル蓄電池をお伝えしました。
改めて、ニチコンポータブル蓄電池のメリットデメリットを見ていきましょう。
✅4つのメリット
・コンパクトなサイズ
・簡単に動かすことができる
・工事が不要
・停電時でも電気が使える
✅1つのデメリット
・蓄電池の容量が小さい
可動式の蓄電池は、他蓄電池とは差別化ができる大きなポイントになります。
災害が発生してから後悔することがないように、早め早めの対策は必要です。
まずは、どれくらいの費用がかかるのか見積から検討スタートすることをオススメします。
ポータブル蓄電池を手に入れて、節電対策と災害対策を兼ねた生活を手に入れましょう。
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