※2022年9月24日更新

ニチコン製のパワー・ムーバーってどういう風に使うものでしょうか。興味があるのですが、よくわかっていないので、詳しく教えてほしいです。
こんなお悩みにお答えします。
✅本記事の内容
・ニチコン製のパワー・ムーバーの製品特徴
・ニチコン製のパワー・ムーバーのメリット
・ニチコン製のパワー・ムーバーのデメリット
・こんな方に、ニチコン製のパワー・ムーバーはオススメ
・ニチコン製のパワー・ムーバーの相場コスト
✅本記事の信頼性

✔太陽光発電メーカーに約10年間勤務(現役)
✔営業として、蓄電池も販売経験有
✔月に10台以上の蓄電池販売を継続
2020年に日本政府が、2030年にはガソリン車の販売を終了することを公表し、今後はますます電気自動車の普及が加速することが予測できます。
電気自動車を持っている方、そしてこれから電気自動車を購入する方にさらにお得なニチコン製の「パワー・ムーバー」の製品解説します。
この記事を見てもらえれば、パワー・ムーバーの製品についてやメリット・デメリットや相場コストが理解できるようになります。
ニチコン製のパワー・ムーバーの製品特徴

それでは、パワー・ムーバーの製品特徴を見ていきましょう。
パワー・ムーバー | パワー・ムーバーライト | |
サイズ(W×H×D)mm | 631×500×305 | 553×456×292 |
本体重さ | 38kg | 21kg |
給電用ケーブル長さ | 2.0m | 2.0m |
出力電圧 | AC101V | AC101V |
出力端子 | AC100Vコンセント3個 | AC100Vコンセント2個 |
最大出力 | 4.5kW(1.5kW×3個) | 3.0kW(1.5kW×2個) |
パワー・ムーバーは標準タイプと簡易タイプの2つがあるので、使う用途によって選ぶことをオススメします。


パワー・ムーバーを一言で表すと、「動くバッテリー電源」です。
電気自動車からパワー・ムーバーに充電をして、使いたい電気機器まで持っていって電気機器を使うことができます。
実際に、下の写真のように持ち運びが可能です。(下記の写真はパワームーバーライト)

パワー・ムーバーの底面にキャスターがついているので、女性でも持ち運びが簡単にできます。

パワー・ムーバーで電気が運べるのはわかったけど、どんな機器に使えるの?

パワー・ムーバーにはAC101Vコンセントが3つ(2つ)あり、それぞれのコンセントから1,500Wずつの電気が使えます。
具体的な使用事例としては、災害時の避難所、事務所、屋外イベントや工事現場、アウトドア(キャンプ)で使えます。

電気自動車をお持ちの方や、これから購入予定の方がパワームーバーをもっていれば、様々な場所や用途で電気を持ち運びができるので、生活の幅が格段と広がります。
災害時や停電時の非常用の電源として、困っている親戚や近所の方に電気のおすそ分けも可能です。
ニチコン製のパワー・ムーバーのメリット

それでは、パワー・ムーバーのメリットを見ていきましょう。
✅3つのメリット
・太陽光発電がなくても、電気自動車があれば停電対策ができる
・電気の取り出し、持ち運びがカンタン
・さまざまな電気自動車と接続可能
メリット①:太陽光発電がなくても電気自動車があれば停電対策ができる
1つ目が、太陽光発電がなくても電気自動車があれば停電対策ができる点です。
マンションやアパートに住んでいる方は、屋根に太陽光発電を設置できないため、停電対策をする手段が限られてしまいます。
具体的には、下記2つの方法に限られます。
✅マンションやアパートに住んでいる方の停電対策
・ポータブル(スタンドアロン)蓄電池を部屋に備えておく
・電気自動車があれば、パワー・ムーバを備えておく
ポータブルもしくはスタンドアロン型の蓄電池は、事前に電力会社の電気を蓄電池に貯めておいて、いざ災害時に使えるように備えておくタイプの蓄電池です。

詳しくポータブル(スタンドアロン)蓄電池について知りたい方は、「【徹底解説】こんな方にはスタンドアロン蓄電池」の記事を覗いてみてください。

ポータブルもしくはスタンドアロン型の蓄電池の災害時のリスクとしては、災害時に蓄電池に充電されていない、もしくは充電容量が少なくて使える電気量が少ない点です。

電気自動車も充電容量がなかったら同じことではないの?
充電容量がなかったら同じですが、電気自動車の蓄電容量とポータブル(スタンドアロン)蓄電容量には大きな差があります。
下の図では、避難所での電気使用量の事例と電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)や燃料電池車(FCV)の蓄電容量を表しております。

EV・PHV・FCVの蓄電池容量の平均値は20kWh程度あり、避難所での生活で使われる電気を賄える形です。
ポータブルやスタンドアロン型は、容量の大きいものでもせいぜい5kWh程度なので充電残量がなくなるリスクが電気自動車と比べると高くなります。
メリット②:電気の取り出し、持ち運びがカンタン
2つ目が、電気自動車からの電気の取り出し、持ち運びがカンタンな点です。

✅パワームーバーでの電気の取り出し方
①パワームーバー内にある給電コネクタを電気自動車に接続
②パワームーバーの給電開始ボタンを押す
③使いたい電気機器をパワームーバーに差し込む

パワームーバー内に備え付けされている給電コネクタは2mのため、使いたい機器と電気自動車は近い場所にあることが必要になります。
言葉で説明するよりも、こちらの動画を見てもらう方が理解は深まりますので確認してみてください。
メリット③:さまざまな電気自動車と接続可能
3つ目が、さまざまな電気自動車と接続が可能な点です。
2022年9月24日時点での対応車種の一覧をご紹介します。


これからはガソリン車から電気自動車の時代に変わっていくため、対応車種のラインナップは増えていく傾向です。
パワームーバー購入前に、所有されている電気自動車との接続ができるのか確認しておきましょう。
ニチコン製のパワー・ムーバーのデメリット

次に、パワー・ムーバーのデメリットを見ていきましょう。
✅1つのデメリット
・使い方によっては、電気自動車の寿命を短くする
デメリット①:使い方によっては、電気自動車の寿命を短くする
唯一のデメリットは、使い方によっては電気自動車の寿命を短くすることです。
理由は、電気自動車からパワームーバーへの給電回数が多ければ多いほど電気自動車の「蓄電池の劣化」が起こりえるからです。
蓄電池の特性上で充放電(サイクル)の数が多くなるにつれて、蓄電容量の経年劣化が起こります。

経年劣化が起こるとどうなるの?

経年劣化で、蓄電池に貯められる電気量が少なくなっていきます。
非常時やアウトドアレジャーに使う程度であれば、全く問題はありません。
普段から電気自動車からパワー・ムーバーに電気を供給して、野外活動等を行う予定のある方は多少の影響が出てくる可能性があります。
こんな方に、ニチコン製のパワー・ムーバーはオススメ

次に、どんな人にパワームーバーがオススメなのかを見ていきましょう。
✅こんな人にパワームーバーはオススメ
・マンション、アパート住まいで災害対策をしたい方
・電気自動車(プラグインハイブリッド車、燃料電池車)を持っている方

大前提としては、電気自動車(プラグインハイブリッド車、燃料電池車)を持たれている方、これからお持ちになる方がオススメです。
電気自動車(プラグインハイブリッド車、燃料電池車)との組み合わせでパワームーバーは使えるので、ガソリン車しかお持ちではない方はオススメできません。
電気自動車+パワームーバーがあれば、さまざまな使い方が可能です。

電気自動車をお持ちの方は電気自動車に内蔵されている大容量の蓄電池の有効活用として、パワームーバーを購入しておくことは損になることはなくオススメです。
ニチコン製のパワー・ムーバーの相場コスト

次に、パワームーバーの相場コストを見ていきましょう。

それぞれ希望小売価格は、パワームーバーで65万円、パワームーバーライトで45万円です。

すぐに手が出る価格ではないわね。。
パワームーバーだけで電気を貯められる商品ではないので、高いと思われるのもわかります。
ただ、これからの時代では必ず電気自動車が普及が加速し、パワー・ムーバーの需要が定置型蓄電池と同じくらい増えていきます。
そのために、まずは相場価格を知ることは重要です。

パワームーバーを含めたニチコン製品を業界最安値で販売している会社を紹介しますので、下記より無料で見積依頼をしてみてください。
今の相場価格を見積サイトで取得しておいて、いざ購入する際に今回取得した見積が参考になるので、今のタイミングで無料で見積取得することをオススメします。
まとめ

今回は、ニチコン製のパワー・ムーバーについてお伝えしました。
改めて、パワームーバーのメリットデメリットをおさらいしておきましょう。
✅3つのメリット
・太陽光発電がなくても、電気自動車があれば停電対策ができる
・電気の取り出し、持ち運びがカンタン
・さまざまな電気自動車と接続可能
✅1つのデメリット
・使い方によっては、電気自動車の寿命を短くする

電気自動車との相性が良いので、電気自動車をお持ちの方にはオススメしたい商品です。
これからは、電気自動車の普及と共にパワームーバーの普及も予想されております。
電気の持ち運びが出来る時代が、迫っているということです。
災害時の避難所、事務所、屋外イベントや工事現場、アウトドア(キャンプ)と幅広く使えるので、電気自動車をお持ちの方はぜひパワームーバーを検討してみましょう。
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