※2022年9月18日更新

パナソニック製のスタンドアロン蓄電池は、どんな蓄電池なのか教えてほしいです。性能やメリットデメリット、どんな人向けの蓄電池なのか知りたいです。
こんなお悩みにお答えします。
✅本記事の内容
・パナソニック製のスタンドアロン型蓄電池の基本スペック
・4つのメリット
・2つのデメリット
・こんな方には、パナソニック製のスタンドアロン型蓄電池がオススメ
・パナソニック製のスタンドアロン型蓄電池の経済効果(節電効果)
・パナソニック製のスタンドアロン型蓄電池の相場コスト
✅本記事の信頼性

✔太陽光発電メーカーに約10年間勤務(現役)
✔家庭用蓄電池のほとんどのスペックを確認済
✔月に10台以上の蓄電池販売を継続
パナソニックのスタンドアロン蓄電池と聞いても、どんな蓄電池で良い蓄電池なのかどうかわかりにくいですよね。
この記事を見てもらえれば、パナソニック製のスタンドアロン型蓄電池の基本スペックやメリットデメリット、どんな人向けの蓄電池なのかがわかるようになります。
パナソニック製のスタンドアロン型蓄電池の性能・特徴の紹介

まずは、パナソニック製のスタンドアロン型蓄電池の基本スペックを見ていきましょう。
蓄電池メーカー | パナソニック |
蓄電池のタイプ | スタンドアロン蓄電池 |
蓄電池容量 | 3.5kWh |
蓄電池併設 | ✕ |
サイクル数 | 非公開 |
1日サイクル数 | 1サイクル |
保証年数 | 10年 |
自然災害補償 | なし |
停電時の定格出力 | 1,500W |
設置場所 | 屋内 |
外形寸法 (幅×奥行き×高さ) | 631mm×490mm×615mm |
蓄電池1台の重さ | 60kg |


強い地震が起きても、倒れて壊れることがないスタンドアロン型の蓄電池です。
蓄電池の容量が3.5kWhでスタンドアロン(ポータブル)蓄電池の中では、大容量の蓄電池になります。
また、停電時に一度に使える電気量も1,500Wなので高出力です。

具体的にどれくらいの電気機器が使えるのか教えてもらえない??

下記のように、テレビ、スマホ、炊飯器、電気ポットの消費電力を合わせて840Wなので一度に使うことができます。

また、蓄電容量は3.5kWhなので4時間程度は使い続けることが可能です。(3,500Wh÷840Wh)

なんとなく使い方はわかったけど、災害時と平常時で使い方は違うの?

家庭やオフィスのコンセントから蓄電池に充電して使う形なので、特別使い方に違いはありません。
災害が発生した際に蓄電池の残容量がないことがないように注意しましょう。
事前に、台風が来る等がわかっている場合は、蓄電池の容量を残して災害に備えましょう。
パナソニック製のスタンドアロン型蓄電池のメリット

それでは、パナソニック製のスタンドアロン型蓄電池のメリットを見ていきましょう。
✅メリット
・携帯電話やスマホの充電がしやすい
・高い耐震性
・保証期間が長い
・工事が不要
メリット①:携帯電話やスマホの充電がしやすい
1つ目が、蓄電池本体に携帯電話やスマホを充電できるUSBコンセントがある点です。

蓄電池にそのままスマホの充電ができる蓄電池は、あまりないです。

4つ差し込み口があるので、4人家族分まで対応している設計になっています。
災害発生時に停電が起きたら、情報収集が重要になってきますので、携帯電話やスマホの充電は欠かせないです。
メリット②:高い耐震性
2つ目は、高い耐震性がある点です。

蓄電池の下部に蓄電池本体を支える固定スタンドがあります。

地震があって倒れることがないということ?

震度6強レベルでも倒れない設計になっています。
蓄電池に衝撃があると壊れてしまう可能性がありますが、しっかりと固定されていれば倒れて使えなくなるリスクは少ないです。
ちなみに、使いたい機器が蓄電池と遠い場所にある時は固定スタンドを外してキャスター(車輪)に変更して簡単に移動もできます。
メリット③:保証期間が長い
3つ目が、蓄電池の保証が10年付いている点です。

製品保証10年、容量保証10年が付いています。

製品保証と容量保証って何が違うの?

蓄電池の筐体や外観の不具合などは製品保証で、蓄電池容量の劣化などに関しては容量保証があるということです。

つまり、10年間は何か不具合が起きても保証があるので安心した生活が送れるということです。
メリット④:工事が不要
4つ目が、工事は不要な点です。
購入後にコンセントから充電をすれば、すぐに使うことができます。

太陽光発電と蓄電池セットで購入する場合は、蓄電池までの配線経路を家のどこから通すかが重要になります。
スタンドアロン型蓄電池は、そのような配線等の工事が一切不要です。
パナソニック製のスタンドアロン型蓄電池のデメリット

次に、パナソニック製のスタンドアロン型蓄電池のデメリットを見ていきましょう。
✅デメリット
・太陽光発電からの充電ができない
・コストが少し高い
デメリット①:太陽光発電からの充電ができない
1つ目が、太陽光発電からの充電ができない点です。
これは、スタンドアロン型(ポータブル)蓄電池は全て同じことが言えますが、電力会社からしか充電が出来ません。

デメリットと言うよりむしろ、太陽光発電を設置できない方がスタンドアロン型蓄電池を購入される方が実際は多いです。
スタンドアロン型蓄電池の使い方は、夜間(23時~7時)の割安の電気を貯めて、昼間に放電する形です。


昼間と夜間の電気単価って違うの?

オール電化プランという契約プランにしたら電気料金体系を変えられます。(各電力会社ごとに異なります。)
つまり、蓄電池を購入したら電気料金メニューも変えた方がお得ということです。
また、太陽光発電からの充電もしたい方は、同じパナソニック製で太陽光発電と連携できるハイブリッド蓄電池もあるので、興味がある方は覗いてみてください。
デメリット②:コストが少し高い
2つ目が、コストが少し高い点です。
希望小売価格は、1,260,000円になります。

最近多くの蓄電池が販売されており、安い蓄電池が出てきている中では少し高いイメージがあります。
蓄電池の相場価格は、なかなかわかりにくいと思います。
実際に見積をしてみて、相場価格を理解しておくことが良いです。
こんな方には、パナソニック製のスタンドアロン型蓄電池がオススメ

次に、パナソニックのスタンドアロン蓄電池はどんな人にオススメの蓄電池なのか見ていきましょう。
✅こんな人に、パナソニック製のスタンドアロン蓄電池はオススメ
・パナソニックブランドが好きな人
・太陽光発電を設置出来ない方
・長期間の保証がある蓄電池を購入したい方

家にパナソニック製品があり、満足している方には同じくパナソニック製品でそろえることはオススメです。
同じブランドの商品があれば、何か困ったときに一度に頼ることができるのもアフターメンテナンスの観点でもオススメになります。
また、パナソニック製の蓄電池は故障も少なくて安定しているので、蓄電池で失敗したくない方はパナソニック製のスタンドアロン型は良いです。
パナソニック製のスタンドアロン型蓄電池の経済効果(節電効果)

次に、パナソニック製のスタンドアロン蓄電池の節電効果を見ていきましょう。
電力会社ごとに電気料金プランが異なりますので、今回は東京電力の「スマートライフプラン」を元に経済効果の計算をしております。

蓄電池容量 | 3.5kWh |
1日当たりの節電電気量 | 3.2kWh |
東京電力「スマートライトプラン」の昼間電気単価 | 32.175円/kWh |
東京電力「スマートライトプラン」の夜間電気単価 | 23.353円/kWh |
1日当たりの節電金額 | 28円 |
10年間の節電金額 | 102,200円 |
経済効果の算出方法は、蓄電池が実際に充放電可能な実効容量(3.2kWh)をベースとし、1日1サイクルを10年間継続して、節電できる金額を算出してます。
✅1日当たりの節電金額の計算方法
1日当たりの節電電気量:実効容量3.2kWh×1サイクル分
昼間の電気単価:(25.80円/kWh+3.45円/kWh)×消費税
夜間の電気単価:(17.78円/kWh+3.45円/kWh)×消費税
※3.45円/kWhは、再生可能エネルギー発電促進賦課金
(昼間と夜間の電気単価の差)×電気量=節電金額 ⇒28円/日
昼間の高い電気単価ではなく、夜間の安い電気単価で昼間の電気をカバーできるので、昼間と夜間の電気単価の差だけが節電金額となります。
考慮できていない点は、下記2点です。
- 毎年の電気料金の変動
- 蓄電池の実効容量の減少分

電気代が高騰を続けているため、スタンドアロン蓄電池の新しい活用方法として検討してみるのもよいかと思います。
単純にパナソニック製スタンドアロン蓄電池導入による10年間の節電金額は、102,200円となります。
パナソニック製のスタンドアロン型蓄電池の相場コスト

次に、パナソニック製のスタンドアロン蓄電池の相場コストを見ていきましょう。

相場コストは、100万円~120万円になります。
蓄電池は取扱いの販売店によって、販売価格が変わります。
利益を多く取る販売店と利益を少なく販売してくれるお店があるということです。

安く買う場合は、どこに依頼するのがよいの?
パナソニック蓄電池を日本一の最安値宣言している販売店がありますので、下記から問い合わせしてみてください。
まとめ

今回は、パナソニック製のスタンドアロン型蓄電池をお伝えしました。
改めて、メリットデメリットをおさらいしておきましょう。
✅メリット
・携帯電話やスマホの充電がしやすい
・高い耐震性
・保証期間が長い
・工事が不要
✅デメリット
・太陽光発電からの充電ができない
・コストが少し高い

スタンドアロン蓄電池の中で、地震に最も強い蓄電池です。
地震大国の日本でいつ地震が起こるかわからない中で、10年間の保証があるのも強みになります。
災害が発生してから後悔することがないように、早め早めの対策は必要です。
また、電気代高騰や異常気象も増えてきており、節電や災害対策としても蓄電池の購入数は増加傾向です。

ご自身にあった蓄電池を選んで、快適な生活を手に入れましょう。
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