※2021年9月23日更新

通常の蓄電池とスタンドアロン型の蓄電池は、なにがどう違うのですか?どんなメリットデメリットがあって、どういう人向けの蓄電池なのかも教えてほしいです。
こんなお悩みにお答えします。
✅本記事の内容
・スタンドアロン蓄電池とは何か?
・スタンドアロン蓄電池のメリット
・スタンドアロン蓄電池のデメリット
・こんな方には、スタンドアロン蓄電池がおすすめ
・スタンドアロン蓄電池の製品一覧
・わたしがオススメするスタンドアロン蓄電池
✅本記事の信頼性

✔太陽光発電メーカーに約10年間勤務(現役)
✔本業で月に10台以上の蓄電池販売を継続
✔全蓄電池をチェック済
通常の蓄電池とスタンドアロン型蓄電池はどんな違いがあって、どんな人に向いているのかわかりにくいですよね。
この記事を読んでもらえれば、通常蓄電池とスタンドアロン蓄電池の違いが理解できて、あなたがどちらの蓄電池を購入すべきかわかるようになります。
スタンドアロン蓄電池とは何か?

それでは、スタンドアロン蓄電池とは何なのか見ていきましょう。
スタンドアロン型の蓄電池は、一言でいうと「太陽光発電と連携しない蓄電池のこと」です。

電力会社からのみ充電できる蓄電池で、モバイルバッテリーをかなり大きくした蓄電池と思ってもらってOKです。
多くの方が考える蓄電池は、「単機能型蓄電池」や「ハイブリッド型蓄電池」になるかと思います。
いわゆる太陽光発電と連携する蓄電池です。
スタンドアロン型蓄電池は、かなりシンプルな蓄電池になります。

基本的にスタンドアロン型蓄電池は、コンセントから電気を充電します。
蓄電池のタイプを細かく分けると、5つに区分されます。
✅蓄電池の5つのタイプ
① 全負荷対応 ハイブリッド型蓄電池
② 全負荷対応 単機能型蓄電池
③ 特定負荷対応 ハイブリッド型蓄電池
④ 特定負荷対応 単機能型蓄電池
⑤ スタンドアロン型蓄電池
①~④は全て、太陽光発電との連携が必要な蓄電池ですが、⑤のスタンドアロン型蓄電池だけは太陽光発電との連携がない蓄電池です。

少し脱線しますが、太陽光発電と連携する蓄電池のそれぞれの言葉の意味は下記になります。
✅太陽光発電と連携する蓄電池タイプ
全負荷対応 : 停電時に200V機器を含めた家全ての電化製品が使える
特定負荷対応 : 停電時に一部の100V機器だけ使える
ハイブリッド型蓄電池 : 停電時にお客様が何もしなくても使える
単機能型蓄電池 : 停電時にお客様が操作しないと太陽光発電の充電ができない
太陽光発電と連携した蓄電池について詳しく知りたい方は、下記の記事を覗いていただければベストな蓄電池が見つかります。
スタンドアロン蓄電池のメリット

それでは、スタンドアロン蓄電池のメリットをみていきましょう。
✅スタンドアロン蓄電池のメリット
・蓄電池コストが安い
・一軒家でなくても、災害対策が可能
メリット①:蓄電池コストが安い
1つ目が、蓄電池コストが安い点です。
スタンドアロン蓄電池の相場コストは、30万円~50万円程度になります。
太陽光発電と連携する蓄電池であれば、50万~200万円程度するため、スタンドアロン型蓄電池は低コストな蓄電池と言えます。

太陽光発電と連携しないため、配線工事も不要です。
「蓄電池は高い!」というイメージを持たれている方も多いと思いますが、スタンドアロン型蓄電池は比較的リーズナブルです。
メリット②:一軒家でなくても、災害対策が可能
2つ目が、一軒家でなくても災害対策が可能な点です。
「単機能型蓄電池」や「ハイブリッド型蓄電池」は、太陽光発電とセットで設置する必要があるので一軒家でないと設置できません。
ただし、スタンドアロン型蓄電池であればマンションやアパートに住んでいる方でも設置ができて災害対策が可能です。

スタンドアロン型は、設置工事が不要なので購入後にすぐコンセントに電源をさして災害対策ができます。
近年では、マンションやアパートに住む人の割合が増えており、スタンドアロン型蓄電池の需要も増えてきております。
スタンドアロン蓄電池のデメリット

次に、スタンドアロン蓄電池のデメリットをみていきましょう。
✅スタンドアロン蓄電池のデメリット
・蓄電容量が小さい
・太陽光発電からの電気は充電できない
デメリット①:蓄電容量が小さい
1つ目が、蓄電容量が小さい点です。
蓄電容量は、2.0kWh~3.5kWh程度になります。
つまり、最低限の停電対策しかできない点がデメリットです。
太陽光発電と連携する蓄電池では、3kWh程度の小型蓄電池はありますが7kWh以上の大容量蓄電池のラインナップもあります。

2.5kWh蓄電池で停電時に使える機器のイメージをみてみましょう。

蓄電池本体に、使いたい機器のコンセントを差し込んで使う形になります。
また、使える機器は100V電圧の機器のみです。
停電時に電気の無駄使いをしなければ、長時間使い続けることが可能なので使い方には意識しておきましょう。
停電時に200V機器も使いたい方は、単機能もしくはハイブリッド型蓄電池の全負荷タイプであれば使うことができます。
全負荷タイプの蓄電池の詳細を確認したい方は、下記の記事を覗いてみてください。
デメリット②:太陽光発電からの電気は充電できない
2つ目が、太陽光発電からの電気は充電できない点です。

つまり、停電が起きる前にスタンドアロン蓄電池に貯めておいた電気しか使うことができません。
太陽光発電と連携する蓄電池であれば、停電時でも晴れていれば太陽光発電から電気を使ったり、蓄電池に貯めたりできますが、スタンドアロン型蓄電池はできません。
停電が長期間続くと、スタンドアロン型蓄電池の電気も使い切ってしまうリスクは高いです。
ただ、平常時にスタンドアロン蓄電池の電気を使うことはないので、停電が発生した時には蓄電池の電気が満充電されているケースがほとんどです。
✅スタンドアロン蓄電池の使い方
・たまにスタンドアロン蓄電池の電気を使ってみる(※故障していないかの確認のため)
・たまにどれくらい充電されているかの確認
普段使うことが少ないスタンドアロン蓄電池は、定期的に動作確認や蓄電残容量を確認しておくことをオススメします。
こんな方には、スタンドアロン蓄電池がおすすめ

次に、スタンドアロン蓄電池をオススメしたい方をお伝えします。
✅スタンドアロン蓄電池をオススメしたい方
・災害対策はしたいけど、蓄電池の費用を抑えたい方
・太陽光発電は設置できないが、最低限の災害対策をしたい方

災害対策をしたいけど、物理的に太陽光発電を設置できない方やコストを抑えたい方向けにはスタンドアロン蓄電池はオススメです。
手軽に災害対策ができるのがスタンドアロン蓄電池の大きなメリットになります。
マンションやアパートにお住まいの方はもちろんですが、一軒家に住んでいる方でも最低限の災害対策だけできていれば良いという方にもオススメです。
※無料で最大5社の見積が取れるので、安く購入したい方にオススメのサイトになります。
スタンドアロン蓄電池の製品一覧

次に、スタンドアロン蓄電池の製品一覧をご紹介します。

スタンドアロン蓄電池は、エリーパワー、ニチコン、パナソニック製の3つがあります。
3社ともスタンドアロン蓄電池だけではなく、太陽光発電と連携する蓄電池のラインナップも持っており蓄電池メーカーとしての実績も十分です。
蓄電池容量と停電時の定格出力以外は、3つとも同じようなスペックになっています。

停電時の定格出力は、停電時に一度に出力できる電気の量になります。ニチコンの800Wだと、出力が足りず電気ポットなどは使えない可能性があります。
それぞれの蓄電池の詳細を確認されたい方は、下記より覗いてみてください。
わたしがオススメするスタンドアロン蓄電池

次に、わたしがオススメするスタンドアロン蓄電池をご紹介します。
わたしがオススメするスタンドアロン蓄電池は、エリーパワー製2.5kWh蓄電池です。
理由は、下記の2点あります。
✅オススメしたい理由
・安全性や信頼性が高く、サイクル数も12000サイクルで寿命が長いから
・蓄電池の底にコロコロがついていて、移動が簡単で使いたい機器にもっていけるから
エリーパワー製の蓄電池は、大和ハウスが建てる住宅でも採用されている蓄電池で品質がかなり高い蓄電池になります。

スタンドアロン型は、使いたい機器を蓄電池に持ってくるのが基本ですがエリーパワーの場合はコロコロがあるので、蓄電池を移動させられ利便性が高いです。
どれにしたらよいのか迷っているなら、エリーパワーで間違いありません。
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まとめ

今回は、スタンドアロン型蓄電池についてお伝えしました。

スタンドアロン型の蓄電池は、一言でいうと「太陽光発電と連携しない蓄電池のこと」です。
スタンドアロン型蓄電池をオススメしたい方は下記に該当する方になります。
✅スタンドアロン蓄電池をオススメしたい方
・災害対策はしたいけど、蓄電池の費用を抑えたい方
・太陽光発電は設置できないが、最低限の災害対策をしたい方
地震や台風などの災害が増えてきておりますので、早めに対策をしておきましょう。
スタンドアロン蓄電池は、コストが安めの蓄電池なので実際にどれくらいのコストがかかるのか相場価格だけでも知っておく価値があります。
今は買わない場合でも相場価格を知っていれば、いざ購入する際に今回取得した見積が役に立ちます。
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あなたに合う蓄電池を選んで、災害に備えて快適な生活を手にいれましょう。
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