【現役営業マンが解説】3kWh家庭用蓄電池の経済性と必要性

蓄電池

※2024年1月21日更新

お客さん
お客さん

3kWhの家庭用蓄電池があれば、どんな生活ができますでしょうか?経済効果や相場コストなども知りたいです。

こんなお悩みにお答えします。

✅本記事の内容

・3kWh家庭用蓄電池のメリットデメリット

・3kWh家庭用蓄電池があれば、どんな生活ができるのか

・3kWh家庭用蓄電池に最適な太陽光発電の容量

・3kWh家庭用蓄電池の目安価格

・3kWh家庭用蓄電池の経済効果

・3kWh家庭用蓄電池の製品一覧

✅本記事の信頼性

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✔太陽光発電メーカーに10年以上勤務(現役)

✔蓄電池の現役営業マン

✔月に10台以上の蓄電池販売を継続

3kWhの家庭用蓄電池でどんなメリットがあるのかわかりにくいですよね。

この記事を見ていただければ、3kWh家庭用蓄電池のメリットデメリット、停電時の活用方法、目安価格や経済効果などが理解できるようになります。

3kWh家庭用蓄電池のメリットデメリット

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それでは、3kWh家庭用蓄電池のメリットデメリットを見ていきましょう。

✅メリット

・コストが比較的安い

・蓄電池がコンパクト

✅デメリット

・停電時は贅沢な生活は厳しい

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停電時に、最低限の生活水準は保ちたい方向けの蓄電池です。

メリットとデメリットについて、もう少し詳しく見ていきましょう。

メリット

まず、メリットから見ていきましょう。

✅メリット

・コストが比較的安い

・蓄電池がコンパクト

メリットの1つは、コストが比較的に安いことです。

蓄電池は、蓄電容量が大きくなればなるほどコストが高く、サイズが大きくなっていきます。

3kWhは容量が小さい分、コストとサイズも抑えることが可能です。

デメリット

次に、デメリットを見ていきましょう。

✅デメリット

・停電時は贅沢な生活は厳しい

デメリットになるかは、人それぞれの考え方にもよります。

4人家族の一般的な1日の使用電気量は13~15kWhと言われているため、3kWhだと必要最低限の電気量しか電気を貯めることができません。

また、蓄電池は充放電できる容量があらかじめ定められており、一般的には各蓄電池の8割~9割しか使えません。

つまり、3kWh蓄電池の場合は2.4kWh~2.7kWhが実際に使用できる電気量です。

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平常時に蓄電池を使っている場合は、万が一の停電時に蓄電容量が残っていないというリスクもあるので、3kWh蓄電池だと平常時の使い方も考える必要があります。

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3kWh家庭用蓄電池があれば、どんな生活ができるのか

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それでは、3kWh蓄電池があれば、どんな生活ができるのか具体的に見ていきましょう。

通常時は、電力会社から電気が送られる状態のため蓄電池の残容量が0であったとしても家電は使い続けることは可能です。

停電時は、電力会社から電気が送られないため蓄電池に貯まっている3kWhで生活をする必要があります。

※各電気機器の消費電力は、各機器ごとに異なるため目安になります。

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上のエアコン、テレビ、冷蔵庫、スマホを1時間使い続けた時に必要な電気量は、1,060Wh(1.06kWh)になります。

つまり、2時間使うと3kWhの電気はほとんど使い切るということになります。

3kWh蓄電池の場合は、エアコンを使うと蓄電容量をすぐに使い切ってしまうため、テレビ、冷蔵庫、スマホなどの必要最低限の機器に電気を使う方が現実的です。

3kWh家庭用蓄電池に最適な太陽光発電の容量

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次に、3kWh蓄電池と組み合わせる太陽光発電の最適な容量を見ていきましょう。

そもそも、最適な太陽光発電の容量があるの?と思われた方が多いと思います。

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下絵でイメージを掴んでいきましょう。

✅太陽光発電と蓄電池との関係

・蓄電池に充電と放電できる電気量は、蓄電容量と異なる

・蓄電池に充電と放電できる電気量は、蓄電池ごとに決まっている

・太陽光発電の容量が全て発電することは少ない(およそ6~7割が一般的な発電量)

今回の場合だと、4kWの太陽光発電だったとしても4kW発電することは1年の中でも数回あるかないかです。

そして、3kWh蓄電池でも充電(放電)できる電気量は1.5kW~2.0kWになります。

蓄電池が充電できる1.5~2.0kkWに対して、常時1.5~2.0kWの発電が見込める太陽光発電の設置が最適な容量ということです。

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蓄電池ごとに、充放電可能な容量は異なります。

蓄電池容量や充放電可能な容量を見て、太陽光発電の容量は決めていく必要があります。

2kWや10kWと極端な太陽光発電の容量だと、3kWh蓄電池とは相性がよくありません。

3kWh家庭用蓄電池の目安価格

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次に、3kWh蓄電池の目安価格を見ていきましょう。

結論からお伝えすると、工事費込みで100万円~130万円(税抜き)が相場価格になります。

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販売業者によって、蓄電池の価格は大きく変わりますので安く買うなら適正価格で販売している会社から見積を取ることがオススメです。

お客さん
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いきなり100万円以上のお金は払えないからローンを組んだらどうなるのか教えてくれない?

実際に、蓄電池を現金で購入される方は少なく、ローンを組んで購入される方がほとんどです。

✅ローンのシミュレーション条件

・住友電工3.3kWh蓄電池を購入

・購入金額は1,000,000円

・頭金なし

・ボーナス支払いなし

・支払い年数は10年(120ヶ月)

・ローン年率2.45%

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仮に1,000,000円でパワーデポⅣを購入する場合は、実質2,340円/月(10年間)で分割払いする形になります。

もちろん、初期費用を1,000,000円以下にできれば毎月のローン返済額も少なくすることが可能です。

この記事を見ている方限定に、初期費用を確実に下げられる禁断の方法です。

✅確実に安く蓄電池を買う方法

①スポンジ公認の販売業者に見積をする(下サイトで無料見積可能)

②購入する時期に使える補助金がないか確認してもらう

③補助金の代行申請を行ってもらうことを確認して契約する

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太陽光発電と蓄電池は、「本当は安く買えるのに高く買わされている人が多い」と本業でも感じているので、最も安く買える方法で皆さんは買ってください。

今すぐに見積を取らなくても良いと思っている方もいると思いますが、蓄電池の相場価格を知るため、そして将来購入する際の比較見積としても使えるので、オススメしています。

※今なら見積依頼と商談で5,000円プレゼント実施中

また、蓄電池を購入する際は「各都道府県の補助金」を積極的に活用して購入すれば更に安く蓄電池を手に入れることができます。

3kWh家庭用蓄電池の経済効果

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次に、3kWh蓄電池の経済効果を見ていきましょう。

3kWhのモデル蓄電池として、「住友電工製の3.3kWh蓄電池」で計算してみます。

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結論から言うと、10年間で911,398円相当の経済効果が得られます。

10年間で経済効果を計算している理由は、住友電工製の3.3kWh蓄電池の保証年数が10年間ついているためです。

また、電力会社ごとに電気料金プランが異なりますので、今回は東京電力の「スマートライフプラン」を元にエネがえるの長期シミュレーションで経済効果を見ていきます。

東京電力エナジーパートナーHPより抜粋

✅シミュレーション条件

・4kWの太陽光発電を設置済み

・東京都在住

共働き世帯で、夜間に電気を多く使う想定

・1ヶ月の電気使用量は400kWh

・卒FITで新たに住友電工製の3.3kWh蓄電池を購入

・卒FIT後の売電金額は8.5円/kWh

・蓄電池は自家消費優先モード

・電気料金の上昇率は2%

4kWの太陽光発電を設置済みでFIT期間の10年間を終えて、新たに住友電工製の3.3kWh蓄電池を購入した場合の11年目~20年目の経済効果は下記のようになります。

棒グラフの赤色が太陽光発電+蓄電池の節電額になります。

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太陽光発電+住友電工製の3.3kWh蓄電池で、節電できる10年間の目安金額が911,398円ということです。

10年間のFIT売電期間が終了すると安い売電単価(今回だと8.5円/kWh)でしか売電できませんが、住友電工製の3.3kWh蓄電池を購入することで、電力会社から高い価格(約30円/kWh)で電気を買わなくて済むようになります。

逆に、太陽光発電と住友電工製の3.3kWh蓄電池がなければ10年間で911,398円の金額を電力会社に支払うことになるということです。

お客さん
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10年使った後でも使い続けられるの?

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蓄電池の寿命は、設置場所や設置環境に左右されますが10年以上使い続けることも可能です。

つまり、10年以上使い続けられれば経済的メリット(電力会社に払わなくても済む金額)も増えていくということです。

3kWh家庭用蓄電池の製品一覧

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次に、3kWh蓄電池の製品ラインナップを見ていきましょう。

3kWh蓄電池は、「パナソニック製の3.5kWh蓄電池」と「村田製作所製の3.5kWh蓄電池」と「住友電気工業製の3.2kWh」の3機種です。

パナソニック製の3.5kWh蓄電池

蓄電容量3.5kWh
保証年数10年
停電時の定格出力2.0kW
設置場所屋内
外形寸法(mm)
(幅×高さ×奥行)
480×660×139,2

村田製作所製の3.5kWh蓄電池

蓄電容量3.5kWh
保証年数15年
停電時の定格出力2.0kW
設置場所屋外
外形寸法(mm)
(幅×高さ×奥行)
697.5×792×325.5

住友電気工業製の3.2kWh蓄電池

蓄電容量3.2kWh
保証年数10年
停電時の定格出力1.5kW
設置場所屋外
外形寸法(mm)
(幅×高さ×奥行)
530×650×300

それぞれの蓄電池の詳細を確認されたい方は、各製品紹介の記事を覗いてみてください。

まとめ-3kWh蓄電池

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今回は、3kWh蓄電池についてお伝えしました。

改めて、メリットデメリットを見ていきましょう。

✅メリット

・コストが安い

・蓄電池がコンパクト

✅デメリット

・停電時は贅沢な生活は厳しい

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必要最低限の蓄電池で、コストは抑えたい方向けの蓄電池です。

太陽光発電が4kW~5kW程度設置できる方で、停電時に最低限の生活を希望される方にオススメします。

また、太陽光発電と連携しなくても良いという方は、スタンドアロン型蓄電池をオススメします。

コストは更に下げることができます。

最近は、電気代が高騰を続けており「太陽光発電+蓄電池」を検討されている方が増えております。

日経新聞より抜粋

国による電気代軽減策が2024年4月で終わるため、2024年5月から更に電気代が上がってしまいます。

災害対策はもちろんですが、節電対策のためにも蓄電池は役立ちます。

訪問販売業者はかなり高額で蓄電池を提案されているケースもあるため、適正価格で蓄電池を購入すれば長期的に見れば経済的にもお得です。

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自分に合った蓄電池を選んで、防災対策を兼ねて快適な生活を手に入れましょう。

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