【現役営業マンが解説】4kWh家庭用蓄電池の経済性と必要性

蓄電池

※2024年1月21日

お客さん
お客さん

4kWhの家庭用蓄電池だと、停電時でも安心して過ごせますでしょうか。蓄電池のコストや経済効果もわかれば知りたいです。

こんなお悩みにお答えします。

✅本記事の内容

・4kWh家庭用蓄電池のメリットデメリット

・4kWh家庭用蓄電池があれば、どんな生活ができるのか

・4kWh家庭用蓄電池に最適な太陽光発電の容量

・4kWh家庭用蓄電池の目安価格

・4kWh家庭用蓄電池の経済効果

・4kWh家庭用蓄電池の製品一覧

✅本記事の信頼性

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✔太陽光発電メーカーに10年以上勤務(現役)

✔蓄電池の現役営業マン

✔月に10台以上の蓄電池販売を継続

4kWhの家庭用蓄電池でどんなメリットデメリットがあるのかわかりにくいですよね。

この記事を見ていただければ、4kWh家庭用蓄電池のメリットデメリット、停電時の活用方法、目安価格や経済効果などが理解できるようになります。

4kWh家庭用蓄電池のメリットデメリット

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それでは、4kWh家庭用蓄電池のメリットデメリットを見ていきましょう。

✅メリット

・太陽光発電との組み合わせが良い

・蓄電池は比較的コンパクト

✅デメリット

・停電時に贅沢な生活は厳しい

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4kWhの蓄電池は、一般的に日本の屋根に設置できる太陽光発電の容量(4kW~5kW)との相性が良いです。

メリットデメリットをもう少し詳しく見ていきましょう。

メリット

まず、メリットから見ていきましょう。

✅メリット

・太陽光発電との組み合わせが良い

・蓄電池は比較的コンパクト

日本の屋根は、海外と比べると小さい屋根が多いです。

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太陽光発電が乗せられる容量に換算すると、だいたい4kW~5kW程度になります。

太陽光発電容量と蓄電池容量のバランスが良くないと、「全く充電されない」もしくは「すぐ充電できるが太陽光発電の電気を持て余す」といったことが起こります。

平均的な日本の屋根を想定すると、4kWhの蓄電池は太陽光発電との相性が良いです。

※詳細は、後ほどの「4kWh家庭用蓄電池に最適な太陽光発電の容量 」でお伝えします。

次に、蓄電池の大きさは少し大きい加湿器くらいになります。

家の中に設置できる大きさなので、設置場所に困ることも少ないです。

デメリット

次に、デメリットを見ていきましょう。

✅デメリット

・停電時に贅沢な生活は厳しい

4人家族の一般的な1日の使用電気量は13~15kWhと言われているため、4kWhだと必要最低限の電気量しか電気を貯めることができません。

また、蓄電池は充放電できる容量があらかじめ定められており、一般的には各蓄電池の8割~9割しか使えません。

つまり、4kWh蓄電池の場合は3.2kWh~3.6kWhが実際に使用できる電気量です。

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停電時に必要最低限の生活ができれば良いという方には、デメリットにはなりません。

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4kWh家庭用蓄電池があれば、どんな生活ができるのか

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それでは、実際に4kWh蓄電池があれば、どんな生活ができるのか具体的に見ていきましょう。

通常時は、電力会社から電気が送られるため蓄電池の残容量が0であったとしても家電は使い続けることができます。

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つまり、電気の使い方の観点では「通常時」は全く心配いらないということです。

停電時は、電力会社から電気が送られないため蓄電池に貯まっている4kWhで生活をする必要があります。

停電時を想定して、具体的に使用頻度が高い電気機器の使用例を見ていきましょう。

※各電気機器の消費電力は、各機種ごとに異なるため目安です。

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上のエアコン、テレビ、冷蔵庫、スマホを1時間使い続けた時に必要な電気量は、1,060Wh(1.06kWh)になります。

つまり、3時間使うと4kWhの電気はほとんど使い切るということになります。

4kWh蓄電池の場合は、エアコンの無駄使いをしてしまうと蓄電容量をすぐに使い切ってしまうため注意が必要です。

4kWh家庭用蓄電池に最適な太陽光発電の容量

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次に、4kWh蓄電池と組み合わせる太陽光発電の最適な容量を見ていきましょう。

メリットでもお伝えしたように、4kWh蓄電池は太陽光発電と相性が良いです。

太陽光発電と蓄電池との関係を下絵を見てイメージしていきましょう。

✅太陽光発電と蓄電池との関係

・太陽光発電の容量が全て発電することは少ない(およそ6~7割が一般的な発電量)

・家庭内で使用する電気は、1.0kW~1.5kW程度が一般的

・蓄電池に充電と放電できる電気量は、蓄電容量と異なる

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まず、5kWの太陽光発電は常に5kW発電することは滅多にありません。

5kW発電するための条件が「日射強度」や「モジュール表面温度」、「空気が澄みわたっているか」の3つが合わないと100%発電しないからです。

実際に設置する環境だと、この3つの条件がなかなか合わないので、およそ6~7割の発電が一般的に見込める発電量になります。

そして、家庭内で使用される電気量は1.0kW~1.5kW程度で2kW余ると考えた時に、その余った電気をちょうど貯められる蓄電池が4kWh程度です。

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つまり、家庭内で使われなくなった電気を4kWh蓄電池はちょうど貯められる受け口を持っているということになります。

ちなみに、5kWの太陽光発電を乗せるのにどれくらいの屋根が必要なのか等を知りたい方は「5kW太陽光発電」の記事を覗いてみてください。

※各ご家庭の使用電気量によっても異なりますので、考え方だけ理解してみてください。

4kWh家庭用蓄電池の目安価格

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次に、4kWh蓄電池の目安価格を見ていきましょう。

結論からお伝えすると、工事費込みで100万円~150万円(税抜き)が相場価格になります。

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販売業者によって、蓄電池の価格は大きく変わりますので安く買うなら適正価格で販売している会社から見積を取ることがオススメです。

お客さん
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いきなり100万円以上のお金は払えないからローンを組んだらどうなるのか教えてくれない?

実際に、蓄電池を現金で購入される方は少なく、ローンを組んで購入される方がほとんどです。

✅ローンのシミュレーション条件

・オムロン4.2kWh単機能蓄電池を購入

・購入金額は1,000,000円

・頭金なし

・ボーナス支払いなし

・支払い年数は10年(120ヶ月)

・ローン年率2.45%

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仮に1,000,000円でオムロン4.2kWh蓄電池を購入する場合は、実質1,800円/月(10年間)で分割払いする形になります。

もちろん、初期費用を1,000,000円以下にできれば毎月のローン返済額も少なくすることが可能です。

この記事を見ている方限定に、初期費用を確実に下げられる禁断の方法です。

✅確実に安く蓄電池を買う方法

①スポンジ公認の販売業者に見積をする(下サイトで無料見積可能)

②購入する時期に使える補助金がないか確認してもらう

③補助金の代行申請を行ってもらうことを確認して契約する

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太陽光発電と蓄電池は、「本当は安く買えるのに高く買わされている人が多い」と本業でも感じているので、最も安く買える方法で皆さんは買ってください。

今すぐに見積を取らなくても良いと思っている方もいると思いますが、蓄電池の相場価格を知るため、そして将来購入する際の比較見積としても使えるので、オススメしています。

※今なら見積依頼と商談で5,000円プレゼント実施中

また、蓄電池を購入する際は「各都道府県の補助金」を積極的に活用して購入すれば更に安く蓄電池を手に入れることができます。

4kWh家庭用蓄電池の経済効果

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次に、4kWh蓄電池の経済効果を見ていきましょう。

4kWhのモデル蓄電池として、「オムロン製の4.2kWh蓄電池」で計算してみます。

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結論から言うと、15年間で1,542,723円相当の経済効果が得られます。

15年間にしている理由は、オムロン4.2kWh蓄電池の保証年数が15年間ついているためです。

また、電力会社ごとに電気料金プランが異なりますので、今回は東京電力の「スマートライフプラン」を元にエネがえるの長期シミュレーションで経済効果を見ていきます。

✅シミュレーション条件

・4kWの太陽光発電を設置済み

・東京都在住

共働き世帯で、夜間に電気を多く使う想定

・1ヶ月の電気使用量は400kWh

・卒FITで新たにオムロン4.2kWh単機能蓄電池を購入

・卒FIT後の売電金額は8.5円/kWh

・蓄電池は自家消費優先モード

・電気料金の上昇率は2%

4kWの太陽光発電を設置済みでFIT期間の10年間を終えて、新たにオムロン4.2kWh単機能蓄電池を購入した場合の11年目~25年目の経済効果は下記のようになります。

棒グラフの赤色が太陽光発電+蓄電池の節電額になります。

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太陽光発電+オムロン4.2kWh単機能で、節電できる15年間の目安金額が1,542,723円ということです。

10年間のFIT売電期間が終了すると安い売電単価(今回だと8.5円/kWh)でしか売電できませんが、オムロン4.2kWh単機能蓄電池を購入することで、電力会社から高い価格(約30円/kWh)で電気を買わなくて済むようになります。

逆に、太陽光発電と4.2kWh単機能蓄電池がなければ15年間で1,542,723円の金額を電力会社に支払うことになるということです。

お客さん
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15年使った後でも使い続けられるの?

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蓄電池の寿命は、設置場所や設置環境に左右されますが15年以上使い続けることも可能です。

つまり、15年以上使い続けられれば経済的メリット(電力会社に払わなくても済む金額)も増えていくということです。

4kWh家庭用蓄電池の製品一覧

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次に、4kWh蓄電池の製品ラインナップを見ていきましょう。

4kWh蓄電池は、ラインナップは以下の6つがあります。

✅4kWh蓄電池ラインナップ

①ダイヤゼブラ電機製の4.0kWh蓄電池

②シャープ製の4.2kWh蓄電池

③オムロン製の4.2kWh蓄電池

④LOOOP製の4.0kWh蓄電池

⑤ニチコン製の4.1kWh蓄電池

⑥ニチコン製の4.9kWh蓄電池

ダイヤゼブラ電機製の4.0kWh蓄電池

蓄電容量4.0kWh
保証年数10年
停電時の定格出力2.0kW
設置場所屋外
外形寸法(mm)
(幅×高さ×奥行)
476×850×305.5

シャープ製の4.2kWh蓄電池

蓄電容量4.2kWh
保証年数10年
停電時の定格出力2.0kW
設置場所屋内
外形寸法(mm)
(幅×高さ×奥行)
500×605×360

オムロン製の4.2kWh蓄電池

蓄電容量4.2kWh
保証年数15年
停電時の定格出力2.0W
設置場所屋内
外形寸法(mm)
(幅×高さ×奥行)
530×455×215

LOOOP製の4.0kWh蓄電池

蓄電容量4.0kWh
保証年数10年
停電時の定格出力2.0kW
設置場所屋内屋外
外形寸法(mm)
(幅×高さ×奥行)
476×850×305.5

ニチコン製の4.1kWh蓄電池

蓄電容量4.1kWh
保証年数10年
停電時の定格出力1.5kW
設置場所屋外
外形寸法(mm)
(幅×高さ×奥行)
740×650×300

ニチコン製の4.9kWh蓄電池

蓄電容量4.9kWh
保証年数15年
停電時の定格出力4.0kW
設置場所屋内または屋外
外形寸法(mm)
(幅×高さ×奥行)
540×418×230

それぞれの蓄電池の詳細を確認されたい方は、各製品紹介の記事を覗いてみてください。

まとめ-4kWh蓄電池

summary-of-4kWh-storage-battery

今回は、4kWh蓄電池についてお伝えしました。

改めて、メリットデメリットを見ていきましょう。

✅メリット

・太陽光発電との組み合わせが良い

・蓄電池は比較的コンパクト

✅デメリット

・停電時に贅沢な生活は厳しい

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特別大きな家に住んでいない方は、太陽光発電と4kWh蓄電池は相性が良いです。

電気代が高騰を続けているので、災害対策はもちろんですが節電対策にも蓄電池は大いに役立ちます。

最近は、電気代が高騰を続けており「太陽光発電+蓄電池」を検討されている方が増えております。

日経新聞より抜粋

国による電気代軽減策が2024年4月で終わるため、2024年5月から更に電気代が上がってしまいます。

訪問販売業者はかなり高額で蓄電池を提案されているケースもあるため、適正価格で蓄電池を購入すれば長期的に見れば経済的にもお得です。

※今なら見積依頼と商談で5,000円プレゼント実施中

自分に合った蓄電池を選んで、快適な生活を手に入れましょう。

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