※2023年5月3日更新
2022年6月30日をもって、ほっとでんきの新規申し込みは終了となっております。
0円太陽光発電に興味がある方は、「0円太陽光と購入で設置する場合はどちらがお得か」の記事を参考にしてみてください。
ほっとでんき以外の0円太陽光発電も紹介しております。
以下内容は、ほっとでんきの申し込み受付していた頃の内容です。
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TRENDEの0円太陽光発電って本当に0円で太陽光発電が設置できるのでしょうか?どういう仕組みで、購入する場合と比べてどちらがお得なのかも知りたいです。
こんなお悩みにお答えします。
✅本記事の内容
・TRENDEの「ほっとでんき」とは?
・ほっとでんき導入後の電気料金
・ほっとでんきの保証内容
・ほっとでんきの申込み条件
・ほっとでんきの解約
・「購入の場合」と「ほっとでんき」はどっちがお得?
✅本記事の信頼性

✔太陽光発電メーカーに約10年間勤務(現役)
✔家庭用太陽光発電を月販120棟(2年継続中)
✔他の0円太陽光発電の内容も把握(当サイトの他記事を参照)
TRENDEの0円太陽光発電「ほっとでんき」はどのような仕組みなのか、本当に0円で太陽光発電が設置できるのか不安ですよね。
この記事を見てもらえれば、ほっとでんきの仕組みやメリット・デメリット、そして購入する場合と比べてどちらがお得なのかも理解できるようになります。
TRENDEの「ほっとでんき」とは?

それでは、TRENDEの0円太陽光発電「ほっとでんき」について見ていきましょう。
下図を見てもらえると、なんとなくイメージを持ってもらえるかと思います。

ほっとでんきの仕組みを纏めると下記になります。
✅ほっとでんきの仕組み
・太陽光発電は0円で設置が可能
・電気の契約先をTRENDEに変更する
・太陽光発電で発電した電気(家庭で使った分)はTRENDEから購入
・太陽光発電で発電した電気(余った分)の売電分はTRENDEがもらう
・契約期間(10年or20年)後の太陽光発電の所有権はお客様に移る

太陽光発電は0円で設置できるけど、契約期間中の太陽光発電の電気はTRENDEのものってこと?

そうですね。契約期間の太陽光発電の所有者はTRENDEなので、太陽光発電の電気は基本的にTRENDEのものです。
ただし、契約期間中は電気代が最大20%安くなるのでお客様にもメリットがあります。(後ほど解説)
「ほっとでんき」は、契約期間中はTRENDEから電気を購入することを条件に、太陽光発電を0円で設置してもらえて、契約満了後はお客様のものになる仕組みのことです。
この仕組みのことを、一般的にはPPA(Power Purchase Agreement)契約と言います。

10年もしくは20年のPPA契約が必要ということね。契約期間が長いけど、そもそもTRENDEってどんな会社なの?潰れたりしないの?
2017年に設立した東京電力系列の新会社になります。
東京電力のグループ会社の1つで潰れるリスクは低く、電気の小売りや電力ビジネスをメインにしている会社です。
※他企業で同じようにPPAの0円太陽光発電もありますが、会社規模が小さくて長期契約中の倒産リスクを見なければいけないものもあります。
ほっとでんき導入後の電気料金

それでは、ほっとでんき導入後に電気代がどのようになるのか見ていきましょう。
まず、ほっとでんきは「10年プラン」と「20年プラン」の2つがあります。
✅ほっとでんき導入後の電気代
10年プラン(ほっと10) ⇒ 電気代が10%安くなる
20年プラン(ほっと20) ⇒ 電気代が20%安くなる
10年契約かつ電気代10%割引きは「ほっと10」、20年契約かつ電気代20%割引きは「ほっと20」です。


注意点としては、この割引率は旧一般電気事業者の規制料金に基づいています。

簡単に言うと、東京電力、中部電力、関西電力、九州電力のように昔からある大手電力会社の従量電灯をベースに最大10%、最大20%の割引が可能ということです。
つまり、現在の電力契約先が新電力会社であれば、割引率は上記よりも低くなる可能性もあります。
現在契約中の電気料金単価と比べて、どこまで割引できるかTRENDE側で計算されますので、しっかりと確認をしておきましょう。
今の電気の契約先が大手電力会社であれば確実に電気代が安くなり、新電力会社であれば電気代は同等もしくは少し安くなる可能性があるということです。
ほっとでんきの保証内容

次に、ほっとでんきの保証内容を見ていきましょう。
ほっとでんきの保証内容は、太陽電池メーカーの保証内容がそのまま適用されます。
国内メーカーと海外メーカーで、保証内容が異なります。

ただ、契約期間中の太陽光発電の所有者はTRENDEなので、何かトラブルが発生しても全てTRENDEが修理対応をすることになります。
具体的にどこの太陽電池メーカーなのか明かされていないので、一般的な国内メーカーと海外メーカーの保証内容をお伝えします。
国内メーカー | 海外メーカー | |
太陽電池の出力保証 | 20年 | 25年 |
太陽光発電システム保証(機器保証) | 10年 | 15年 |
瑕疵担保責任 | 有り | 有り |

日本でも海外メーカーの採用率が増えており、その理由の1つの保証内容が良いことが挙げられます。
太陽光発電システムの所有権が、TRENDEからお客様に移る時に保証内容も継承されます。
ほっと20であれば、20年間の太陽光発電の所有者はTRENDEなので、保証については特に気にしなくても問題ありません。

契約期間が終わった後に何かトラブルがあったら、どうすればよいの?
TRENDEに連絡するようにしましょう。
太陽電池メーカーの保証が使えるなら無料で機器交換などはしてくれますが、保証期間が終わっている場合はお客様が機器交換費用を払う必要があります。
具体的には、太陽光発電の電気を変換するパワーコンディショナが壊れる可能性が高いです。

パワーコンディショナが壊れたら幾らくらい費用がかかるの?

工事費込みだと1台当たりで15万~20万くらいかかります。
パワーコンディショナの寿命は10年~15年のため、ほっと20であれば基本的にTRENDEがパワーコンディショナを交換する可能性が高いですが、ほっと10はお客様が交換しなければいけないかもしれません。
太陽電池メーカーの保証が何年なのかは事前に確認をするようにしましょう。
ほっとでんきの申込条件

次に、ほっとでんきの申込条件を見ていきましょう。
条件を一覧に纏めておきます。
✅ほっとでんきの申込み条件
・対象エリアは、東京電力、中部電力、関西電力、九州電力
・太陽電池容量がおよそ5.0kW以上
・築10年未満の戸建て住宅にお住まいの方(新築も可能)
・契約者が70歳以下
・エネファームや蓄電池などの創エネ機器の設置がないこと
まず、対象エリアが絞られております。
「東京電力」「中部電力」「関西電力」「九州電力」の4つのエリアにお住まいの方限定です。

北海道電力、東北電力、北陸電力、四国電力、沖縄電力エリアにお住まいの方は対象外になりますので、ほっとでんきは利用できません。
エリアが関係なく、0円太陽光発電を検討してみたい方は、Qセルズの「ソーラーメイト+」とTEPCOホームテックの「エネカリ」とシェアリングエネルギーの「シェアでんき」をご覧ください。
また、太陽電池があまり乗せられない家にも申込条件から外れてしまいます。

5kW程度の太陽光発電が設置できるスペースというのは、具体的に何㎡くらいの屋根が必要でしょうか。

だいたい40㎡くらいの屋根が必要になります。
平均的な一戸建てに設置できる太陽電池は、4kW程度なので少しだけ大きい屋根が必要です。
ただし、お客様の屋根の形状によっては屋根面積が広くても太陽電池を乗せにくい屋根の可能性もあります。
5kWの太陽光発電の屋根寸法について詳しく知りたい方は、「5kW太陽光発電」の記事を覗いてみてください。
最後に、エネファームや蓄電池も設置ができないので将来的に蓄電池を検討している方はほっとでんきはオススメできません。
先ほどご紹介した、ソーラーメイト、エネカリ、シェアでんきであれば条件はつきますが蓄電池の設置も可能です。
ほっとでんきの解約

次に、ほっとでんきの解約条件を見ていきましょう。
契約期間中に解約される場合、お客様が太陽光発電システムを買い取る必要があります。
買取金額の目安は、下記の通りです。


契約期間が長くなれば買取金額は安くなっていきます。
買取金額は、TRENDE側で太陽光発電システムの設備費用とサービス提供期間を基に算出されます。
ただし、契約者が亡くなったり引っ越しの場合に、契約者の名義を変えてほっとでんきを継続できる場合は解約とはなりません。
「購入の場合」と「ほっとでんき」はどっちがお得?

それでは、太陽光発電を「購入する場合」と「ほっとでんきで設置する場合」はどちらがお得なのか見ていきましょう。

結論は、長期的に見ると「購入」の方がお得です。
理由として、ほっとでんきは契約期間中の太陽光発電の恩恵(節電+売電)が全てもらえないためです。

太陽光発電を購入する場合は、どれくらいの経済的なメリットがあるの?
太陽光発電を購入した時の年間の経済メリットを容量ごとに纏めました。
太陽電池容量 | 年間の経済効果(儲け) | 初期費用の回収年数 |
1kW | 35,330円/年 | 11~12年 |
2kW | 70,631円/年 | 7年~8年 |
3kW | 96,361円/年 | 7年~8年 |
4kW | 115,691円/年 | 7年~8年 |
5kW | 128,598円/年 | 8年~9年 |
6kW | 154,326円/年 | 8年~9年 |
7kW | 170,690円/年 | 9年~10年 |
8kW | 205,761円/年 | 8年~9年 |
9kW | 231,488円/年 | 8年~9年 |
10kW | 240,057円/年 | 8年~9年 |
簡単に言うと、これだけの利益がほっとでんきだともらえないということです。

また、初期費用の回収年数も10年未満なのでほっとでんきで太陽光発電を設置するよりも購入する方が経済的にもメリットがあるということになります。
ただ、太陽光発電の導入段階で考えると、圧倒的にほっとでんきの方がメリットがあります。
購入の場合 | ほっとでんきの場合 | |
初期費用 | 22万~25万/kWかかる | 無料 |
ローン負担 | 金利や手数料による負担あり | 不要 |
メンテナンス費用 | 維持メンテナンス費用がかかる | 無料 |
✅購入の場合
メリット ⇒ 太陽光発電の恩恵は全て受け取れる
(自家消費分は電気代が0円、売電収益も入る)
デメリット ⇒ 初期費用(100万~200万円)が必要
メンテナンス費用や機器故障費がかかる可能性がある
✅ほっとでんきの場合
メリット ⇒ 0円で太陽光発電の設置が可能
安い電気料金プランに切替ができる
デメリット ⇒ 安い電気契約メニューが出ても切替不可
電気料金が必ず安くなるかは要確認
目先のメリットを取るならほっとでんきが良いですし、長期的な目線だと購入の方がお得ということです。
もう少し詳しく「購入する場合」と「0円で設置する場合」の比較を確認したい方は、「0円太陽光と購入で設置する場合はどちらがお得か」の記事を覗いてみてください。
購入する場合の注意点としては、①適正価格で買えるか、②悪質な販売業者ではないかを意識しましょう。

高く買わされるくらいなら、ほっとでんきで太陽光発電を設置する方がお得です。

どうやったら太陽光発電は安く買えるの?
間違いなく安く太陽光発電を買う方法は、スポンジが推奨している元太陽電池メーカー営業マンの会社((株)EX World)から太陽光発電を買うことです。
要は、㈱EX Worldがどんな方が運営していてどういう販売をしているかスポンジ自身が知っているので安心してオススメできるということになります。
✅㈱EX Worldの特徴
・元太陽電池メーカー営業マンが経営している
・太陽光発電や蓄電池の知識が豊富
・補助金情報も豊富
・Youtubeで定期的に情報配信している
・適正価格で太陽光発電や蓄電池を仕入れ、販売されている
・販売エリアは全国対応

太陽光発電と蓄電池は、「本当は安く買えるのに高く買わされている人が多い」と本業でも感じているので、最も安く買える方法で皆さんは買ってください。
今すぐに見積を取らなくても良いと思っている方もいると思いますが、太陽光発電の相場価格を知るため、そして将来購入する際の比較見積としても使えるので、オススメしています。
太陽光発電の販売店は全国たくさんありますが、気の知れた販売店がいない方はEX-Worldに相談すれば金額面でも間違いありません。
まとめ

今回はTRENDEの0円太陽光発電「ほっとでんき」をお伝えしました。
改めて、ほっとでんきの仕組みをおさらいしておきましょう。
✅ほっとでんきの仕組み
・太陽光発電は0円で設置が可能
・電気の契約先をTRENDEに変更する
・太陽光発電で発電した電気(家庭で使った分)はTRENDEから購入
・太陽光発電で発電した電気(余った分)の売電分はTRENDEがもらう
・契約期間(10年or20年)後の太陽光発電の所有権はお客様に移る
これからは、少しずつ0円太陽光発電が普及していきます。
太陽光発電は高くて手が出ない!という方は、「購入する」から「利用する」という考え方で「ほっとでんき」を検討してみましょう。

ただ、太陽光発電を購入する場合も考えて、どちらが自分にあっているのか確認するようにしましょう。
なぜなら、太陽光発電の初期費用はかなり安くなっているからです。
10年前と比べると、太陽光発電の初期費用は半額程度まで下がっています。
初期費用がどれくらいなのか、そして安く購入するためには優良なネット販売業者から見積を取るようにしましょう。
確実に言えることは、「ほっとでんき」でも「購入する場合」でも損をすることはないです。
自分に合った形で太陽光発電を設置して、快適な生活を手に入れていきましょう。
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