※2024年5月12日更新

和歌山県内に住んでいますが、太陽光発電や蓄電池を設置するときに使える補助金はありますでしょうか。
こんなお悩みにお答えします。
✅本記事の内容
・和歌山県の太陽光発電及び蓄電池の補助金
・和歌山県内の各自治体ごとの太陽光発電及び蓄電池補助金
・和歌山県の太陽光発電及び蓄電池補助金と併用で使える国の補助金
✅本記事の信頼性

✔太陽光発電メーカーに10年以上勤務(現役)
✔住宅用太陽光発電を月販200棟(2年以上継続中)
✔某大手ビルダーの営業担当(複数ビルダー担当)
太陽光発電や蓄電池を設置する上で、さまざまな補助金がありますが、どんな補助金があってどの補助金が使えるのか、どういう手順で進めたらよいのかわかりにくいですよね。
この記事を読んでもらえれば、和歌山県内(各自治体)の太陽光発電や蓄電池の補助金概要や申請手順、併用で使える国の補助金について理解できるようになります。
和歌山県の太陽光発電及び蓄電池の補助金

それでは、和歌山県の太陽光発電と蓄電池の補助金について見ていきましょう。

ただ、残念ながら和歌山県から出ている太陽光発電及び蓄電池への補助金はありません。

なにそれ。。使える補助金はないということ?
和歌山県が出している太陽光発電や蓄電池の補助金はありませんが、各自治体ごとに補助金を出しているところがありますので、自治体の補助金を確認していきましょう。
ちなみに、下記の自治体も太陽光発電及び蓄電池の補助金は出しておりません。
太陽光発電や蓄電池の補助金がない自治体 |
海南市 |
橋本市 |
有田市 |
御坊市 |
田辺市 |
新宮市 |
紀の川市 |
岩出市 |
かつらぎ町 |
九度山町 |
高野町 |
湯浅町 |
美浜町 |
日高町 |
由良町 |
印南町 |
みなべ町 |
白浜町 |
上富田町 |
すさみ町 |
太地町 |
古座川町 |
北山村 |
串本町 |
上記の自治体にお住まいの方は、蓄電池との組み合わせが必要ですが国が出している「DR補助金」がオススメの補助金です。
使える補助金は、使うかどうかはご自身の判断になりますが、どんな補助金なのかは確認しておくことをオススメします。
和歌山県内の各自治体ごとの太陽光発電及び蓄電池補助金

次に、各自治体ごとの太陽光発電と蓄電池の補助金を見ていきましょう。
まずは、太陽光発電や蓄電池に補助金を出している自治体は下記の通りです。
太陽光発電や蓄電池の補助金がある自治体 |
和歌山市 |
紀美野町 |
広川町 |
有田川町 |
日高川町 |
那智勝浦町 |
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和歌山市の太陽光発電及び蓄電池補助金
補助金額 | 太陽電池:容量1kW当たり70,000円(上限10kw未満) 蓄電池:補助対象経費の1/3(上限14.1万円/kWh ) |
申請期間 | 令和6年4月10日~令和7年1月31日 |
窓口 | 市民環境局 環境部 環境政策課 TEL:073‐435‐1114 |
住所 | 〒640-8511 和歌山市七番丁23番地 |
必要書類の取得 | 和歌山市のHPより取得 |
✅補助金申請のタイミング
工事着手前
※着手2週間前までに申請
✅補助金申請の流れ

✅補助金の申し込み条件
【太陽光発電システム】
・個人宅に設置される自家消費型かつ発電出力10kW未満の太陽光発電設備
・和歌山市内に設置されること。
・商用化され、導入実績があること。また、中古設備でないこと。
・他の補助金等を得て導入する設備でないこと。
・国実施要領で定める、次の1~5などの交付要件を満たすこと。
①固定価格買取制度(FIT)の認定又はFIP(Feed in Premium)制度の認定を取得しないこと。
②法定耐用年数を経過するまでの間、補助対象事業により取得した温室効果ガス排出削減効果についてJ-クレジット制度への登録を行わないこと。
③自己託送を行わないこと。
④補助対象設備で発電する電力量の自家消費割合を30%以上とすること。
⑤「事業計画策定ガイドライン(太陽光発電)」(資源エネルギー庁)に定める遵守事項等に準拠すること。
【蓄電池システム】
・個人宅に設置される4,800Ah・セル未満の家庭用蓄電池
・和歌山市内に設置されること。
・商用化され、導入実績があること。また、中古設備でないこと。
・他の補助金等を得て導入する設備でないこと。
・国実施要領で定める、次の1~4などの交付要件を満たすこと。
①本補助金制度で導入する太陽光発電設備の付帯整備であること。
②導入価格(工事費込み・税抜き)が発電容量に対して14.1万円/kWh以下であること。(14.1万円/kWhを超える場合は補助対象外)
③法定耐用年数を経過するまでの間、補助対象事業により取得した温室効果ガス排出削減効果についてJ-クレジット制度への登録を行わないこと。
④停電時のみに利用する非常用予備電源でないこと。
紀美野町の蓄電池補助金
補助金額 | 蓄電池に対して一律80,000円 |
申請期間 | 明記なし |
窓口 | 住民課 TEL:073‐489‐5903 |
住所 | 〒640-1192 海草郡紀美野町動木287番地 |
必要書類の取得 | 海草郡紀美野町のHPより取得 |
✅補助金申請のタイミング
工事着手前
✅補助金申請の流れ

✅補助金の申し込み条件
・蓄電容量が4kwh以上
・リチウムイオン蓄電池部及びインバータ、パワーコンディショナー等の電力変換装置を備えた物
・一般社団法人環境共創イニシアチブが行う「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)支援事業」の補助対象機器として認められたもの又は、同等以上の機能を有すると町長が認めるもの。
広川町の蓄電池補助金
補助金額 | 購入費の1/2(上限200,000円) |
申請期間 | ~令和6年7月31日 |
窓口 | 総務課 庶務班 TEL:0737‐63‐1122 |
住所 | 〒643-0071 有田郡広川町大字広1500番地 |
必要書類の取得 | 広川町のHPより取得 |
スタンドアロン型蓄電池(ポータブル蓄電池)が補助金対象になります。
具体的に商品を確認されたい方は、「スタンドアロン型蓄電池」の記事を覗いてみてください。
✅補助金申請のタイミング
機器購入前
✅補助金申請の流れ
補助金交付申請書と必要書類を揃えて、広川町役場2階総務課に提出。
✅補助金の申し込み条件
発電機、蓄電池で交流100V出力端子を備えた可搬型のもの(持ち運びが可能で、一般的な家庭用コンセントと同様の「AC電源(100V出力)」を備えた機器であること)
有田川町の太陽光発電補助金
補助金額 | 太陽電池容量1kW当たり40,000円 (上限120,000円) |
申請期間 | 受付中 (先着順) |
窓口 | 環境衛生課 TEL:0737‐22‐3282 |
住所 | 〒643-0021 有田郡有田川町大字下津野‘2018-4 |
必要書類の取得 | 有田郡有田川町のHPより取得 |
✅補助金申請のタイミング
工事着手前
✅補助金申請の流れ
必要書類を上記窓口に提出
✅補助金の申し込み条件
未使用品(中古品は対象外)で、モジュール出力とパワーコンディショナーの出力のうち小さい方の値が10kW未満の太陽光発電システム(買取期間10年)に限る
日高川町の太陽光発電及び蓄電池補助金
補助金額 | 太陽光発電:太陽電池容量1kW当たり20,000円 (上限100,000円) 蓄電池:設置費用の3分の1(上限200,000円) |
申請期間 | 令和6年4月1日~ (先着順) |
窓口 | 企画政策課 TEL:0738‐23‐9511 |
住所 | 〒649-1324 日高郡日高川町土生160番地 |
必要書類の取得 | 日高川町のHPより取得 |
✅補助金申請のタイミング
設置完了後
✅補助金申請の流れ
補助金交付申請書と必要資料を企画政策課へ提出。
✅補助金の申し込み条件
(太陽光発電)
太陽電池モジュールを利用して電気を発生させるための設備及びこれに附属する設備で、電力会社と系統連系する10kw未満の住宅用太陽光発電システム
(蓄電池)
住宅用太陽光発電システム(電力会社と系統連携する10kw未満のシステム)と常時接続し、電力を充放電できる蓄電池及び電力変換装置で構成される蓄電容量が4kwh以上の設備で、国が行うネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)支援事業の対象商品として登録された電力を供給するために設置するシステム
那智勝浦町の太陽光発電及び蓄電池補助金
補助金額 | 太陽光発電:容量1kW当たり70,000円(上限700,000円) 蓄電池:補助対象経費の1/3(上限500,000円) |
申請期間 | 令和6年5月7日~ (先着順) |
窓口 | 住民課 TEL:0735‐52‐0559 |
住所 | 〒649-5392 東牟婁郡那智勝浦町大字築地7丁目1-1 |
必要書類の取得 | 那智勝浦町のHPより取得 |
✅補助金申請のタイミング
工事着手前
✅補助金申請の流れ

✅補助金の申し込み条件
【太陽光発電システム】
・各種法令等に遵守した設備であること。
・他の法令又は予算制度に基づき国の負担又は補助を受けていないこと。
・整備する設備は、商用化され、導入実績があるものであること。
・中古設備は交付対象外とする。
・機器の購入・設置又は契約は、交付決定日以降に行うこと。
・法定耐用年数を経過するまでの間、交付対象事業により取得した温室効果ガス排出削減効果について、J-クレジット制度への登録を行わないこと。
・同一年度内に同一の施設において申請できる補助は、一つの種類において一つまでとする。
・自ら居住する住宅、又は新たに居住するために新築する住宅に設置すること。
・住宅は、一戸建ての専用住宅、又は併用住宅で那智勝浦町内にあるものに限る。
・設置する住宅が自己の所有に属さない場合、又は共有者がいる場合は、当該所有者に設置の承諾を得ること。
・自家消費する電力量が30%以上であること。
・本事業によって得られる環境価値のうち、需要家に供給を行った電力量に紐付く環境価値を需要家に帰属させるものであること。
・FIT制度又はFIP制度の認定を取得しないこと。
・原則として町内に事業所を設ける事業者より、購入・設置を行うこと
【蓄電池システム】
・太陽光発電設備(自家消費型)で導入する設備の付帯設備であること。
・原則として再エネ発電設備によって発電した電気を蓄電するものであり、平時において充放電を繰り返すことを前提とした設備とすること。
・停電時のみに利用する非常用予備電源でないこと。
・設置する住宅が自己の所有に属さない場合、又は共有者がいる場合は、当該所有者に設置の承諾を得ること。
・原則として町内に事業所を設ける事業者より、購入・設置を行うこと。
・下記の価格以下の蓄電システムであること。
家庭用(4,800Ah・セル未満):15.5万円/kWh(工事費込み・税抜き)
和歌山県の太陽光発電及び蓄電池補助金と併用で使える国の補助金

次に、和歌山県各自治体の補助金と組み合わせ可能な国の補助金を見ていきましょう。
蓄電池への補助金になります。
補助金予算 | 75億円 |
蓄電池への補助額 | 下記①②③の中で最も金額が低い金額 ①初期実効容量の3.7万円/kWh ②機器工事費の1/3 ③60万円 |
公募期間 | 2024年4月10日~2024年12月6日 |

和歌山の補助金額よりも多く補助が出て、和歌山県の補助金とも組み合わせが可能です。
太陽光発電の購入を検討されている方は、太陽光発電と相性の良い蓄電池も併せて購入することで「節電効果+停電対策」の強化ができます。
蓄電池は高いと思っている方も多いので、使える補助金は全て使って快適な生活を手に入れましょう。
✅DR補助金を活用する上でのポイント
・各地方自治体が出している補助金と併用で活用できる
・補助金が出る蓄電池機種が限られている
・蓄電池が遠隔操作される場合がある
・蓄電池を勝手に廃棄などしてはいけない
DR補助金について詳しく知りたい方は、「DR補助金」の記事を覗いてみてください。
まとめ-和歌山県の太陽光発電と蓄電池補助金

今回は、和歌山県の太陽光発電と蓄電池の補助金についてお伝えしました。
和歌山は、太陽光発電+蓄電池への普及を2015年頃から補助金を活用して後押ししており、普及率が高いということもあり現在は使える補助金が少なくなっております。
全国的に見ても、和歌山県は日射量が高い地域になるため太陽光発電や蓄電池との相性が良いです。
太陽光発電や蓄電池の補助金がある自治体 |
和歌山市 |
紀美野町 |
広川町 |
有田川町 |
日高川町 |
那智勝浦町 |

自治体の補助金は、申請の早いもん順でなくなり次第で終了となるため購入予定の方は申請を急ぎましょう。
そもそも太陽光発電の相場価格がわからないという方は「太陽光発電の相場価格 安く買うためのコツも解説」を蓄電池の選び方や相場価格がわからないという方は「タイプ別(7タイプ)のおすすめ蓄電池の紹介」もしくは下記サイトは無料で見積依頼ができるので試してみましょう。

いろんな補助金があるみたいだけど、結局なにがオススメなの?

太陽光発電のみの設置であれば各自治体の補助金がオススメで、太陽光発電+蓄電池の設置であれば、各自治体の補助金とDR補助金がオススメです。
家庭用電気代は2024年6月から2024年3月と比べて全国的に1,500円の値上げとなります。

また、1ヵ月の電気使用量が260kWhの家庭で上記の電気代ですので、電気ガス併用のお客様の平均使用量は400kWh、オール電化住宅のお客様は600kWhのため、更に電気代が高くなることが予想されます。
詳しく確認されたい方は、「関西電力の電気料金値上げ」の記事を覗いてみてください。
太陽光発電が設置できる屋根をお持ちの方は、まず家に太陽光発電が設置できるのか下記で相談をしてみましょう。
※今なら見積依頼と商談で5,000円プレゼント実施中
電気代の高騰が続いているので、節電対策も含めて早めに太陽光発電の設置をして快適な生活を手に入れましょう。
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