【50%電気代を下げる方法】関西電力の電気料金値上げはまだ序盤・・・

時事・コラム

※2025年4月13日更新

お客さん
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関西電力の電気料金の値上げはこれからも続くの?1番効果的な対策はないの?

こんなお悩みにお答えします。

✅本記事の内容

・関西電力の電気料金値上げの実態

・関西電力の電気料金の値上げは今後も続くのか?

・電気料金の内訳と計算方法

・電気代を50%下げる最善の方法

✅本記事の信頼性

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✔太陽光発電メーカーに10年以上勤務(現役)

✔住宅用太陽光発電を月販200棟(3年以上継続中)

✔某大手ビルダーの営業担当(複数ビルダー担当)

関西電力の電気料金が値上げを続けていますが、何が原因で上がっているのか、今後はどのようなトレンドなのか、一番効果的な対策が何なのかわかりにくいですよね。

この記事を見てもらえれば、関西電力の電気料金値上げの実態と今後のトレンド、最善の電気代値上げの対策が何なのかが理解できるようになります。

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関西電力の電気料金値上げの実態

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まず、関西電力の電気料金値上げの実態を見ていきましょう。

下記は日経新聞から抜粋した資料ですが、2025年3月と比べて2025年4月の各電力会社の電気料金値上げ幅を示した表になっています。

ちなみに、電気を260kWh使った場合の請求金額です。

日経新聞より抜粋
お客さん
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どの電力会社も値上げになっている理由は何なの?

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2025年3月までで国による電気代の補助(1.3円/kWh)が終わったことと、再生可能エネルギー発電促進賦課金も0.49円/kWhの値上げがあったためです。

つまり、2025年4月からは使った電気使用量に対して約1.8円/kWh(1.3円/kWh+0.49円/kWh)が値上げになっています。

1.8円/kWh×260kWhで計算をすると、468円になるので上記の表で460円前後の値上げになる理由がわかります。

関西電力の電気料金の値上げは今後も続くのか?

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次に、関西電力の電気料金値上げは今後も続くのか見ていきましょう。

結論から言うと、良くても現状維持、もしくは少しずつ値上げの傾向が高いです。

✅値上げの理由

・再生可能エネルギー発電促進賦課金は値上げが続くため

・化石燃料に頼っていて燃料調整費が不安定のため

燃料調整費は、火力発電を動かすための化石燃料(石炭、天然ガス)の価格変動を電気料金に反映させているものになります。

コロナが終息したことをきっかけに世界的に経済活動が活発したこととロシアウクライナ戦争で天然ガスの需給バランスが崩れて、化石燃料の価格は高くなっている状況です。

お客さん
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燃料調整費が下がっていくことはないの?

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2022年12月頃が燃料調整費のピークでしたが、その後は落ち着いてきている状況です。

経済産業省のHPより抜粋

ただ、日本のエネルギーは火力発電に大きく依存していることと、化石燃料を自国で賄えず他国から購入しなければいけないため、燃料調整費がどうなるのかは世界の動きによる部分が大きいです。

脱炭素の観点からも、化石燃料を使ったエネルギー供給構成を減らして原子力発電や水力発電や再エネ比率を増やすことを目指していますが、なかなか普及率が伸びていないのが現状になります。

つまり、電気代が下がっていく要素が今のところ見当たらないということです。

電気料金の内訳と計算方法

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次に、電気料金の内訳と計算方法がどうなっているのか見ていきましょう。

まず電気料金は、「①基本料金」「②電力量料金」「③燃料調整額」「④再エネ賦課金」の4つで構成されています。

電力量料金、燃料調整額、再エネ賦課金は「単価×使用電力量」で計算されるため、計算方法はシンプルです。

ただ、燃料調整額は毎月変動することと、再エネ賦課金は毎年変動します。

燃料調整額は、2025年月分の0.94円/kWh(軽減措置前)の単価で、再エネ賦課金は2025年度の3.98円/kWhで計算していきます。

結論をお伝えすると下記になります。

✅1ヵ月の電気代

ガス電気併用の家庭:12,080円

オール電化の家庭:17,762円

それぞれの計算方法は下記より確認できます。

ガス電気併用の家庭の場合

まずは、電気ガス併用のご家庭の場合で、関西電力の従量電灯Aプランで電気料金の計算をしてみましょう。

電気ガス併用のご家庭が1ヵ月に平均的に使用する電気は、400kWhと言われております。

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関西電力のHPより抜粋

✅1ヶ月当たり400kWhの電気を使った場合の電気料金

最低料金:522.58円

第一段階:2,122円(20.21円/kWh×105kWh)

第二段階:4,609円(25.61円/kWh×180kWh)

第三段階:2,859円(28.59円/kWh×100kWh)

燃料調整額:376円(0.94円/kWh×400kWh)

再エネ賦課金:1,592円(3.98円/kWh×400kWh)

合計:12,080円

オール電化の家庭の場合

次に、オール電化のご家庭の場合で、関西電力のはぴeタイムRプランで電気料金の計算をしてみましょう。

オール電化のご家庭が1ヵ月に平均的に使用する電気は、600kWhと言われております。

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関西電力のHPより抜粋

デイタイムやリビングタイムやナイトタイムの電気使用量は各ご家庭ごとに異なりますが、今回はデイタイムを60kWh、リビングタイムを319kWh、ナイトタイムを221kWh使うと想定します。

✅1ヶ月当たり600kWhの電気を使った場合の電気料金

最低料金:2409.4円

デイタイム:1,732円(28.87円/kWh×60kWh)

リビングタイム:7,273円(22.8円/kWh×319kWh)

ナイトタイム:3,396円(15.37円/kWh×221kWh)

燃料調整額:564円(0.94円/kWh×600kWh)

再エネ賦課金:2,388円(3.98円/kWh×600kWh)

合計:17,762円

電気代を50%下げる最善の方法

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最後に、電気代を50%下げる最善の方法をお伝えします。

結論は、太陽光発電を設置することです。

小まめに電気を消したり、エアコンの設定温度を変えたりしても大幅に電気代を削減することはできません。

理由は、関西電力から電気を買うこと自体は避けられないためです。

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大幅に電気代を削減するためには、電力会社からの高い電気を買わずに太陽光発電の電気で生活することが一番です。

お客さん
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太陽光発電をつけたらどれくらいの節電になるの?

日本の屋根に設置できる平均容量である「4kWの太陽光発電」を設置した場合に、どれくらいの節電になるのか見ていきましょう。

4kWの太陽光発電を設置すれば、設置場所にもよりますが年間で4,400kWh程度の0円の電気が作られます。

毎月発電量の差はありますが、単純計算で4,400kWh÷12ヶ月で360kWhの電気が1ヶ月で作られる電気とします。

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太陽光発電で発電した電気は、接続箱とパワーコンディショナを通って家の分電盤に繋がっています。その分電盤から家中の照明や家電製品に電気が送られて、それでも余ったら電力会社に売電します。

つまり、1ヶ月で360kWhの電気が作られても時間帯によっては売電されるケースがあるということです。

例えば、共働きで昼間に家にいなければ家で使われる電気量が少なくて太陽光発電で発電した電気は売電されるといったイメージになります。

360kWhの電気の内、200kWhを家で使った場合で計算していきましょう。

★電気ガス併用のご家庭

✅1ヶ月当たり200kWhの電気を使った場合の電気料金

最低料金:522.58円

第一段階:2,122円(20.21円/kWh×105kWh)

第二段階:2,048円(25.61円/kWh×80kWh)

燃料調整額:188円(0.94円/kWh×200kWh)

再エネ賦課金:796円(3.98円/kWh×200kWh)

合計:5,676円

★オール電化のご家庭

✅1ヶ月当たり400kWhの電気を使った場合の電気料金

最低料金:2409.4円

リビングタイム:4,081円(22.8円/kWh×179kWh)

ナイトタイム:3,396円(15.37円/kWh×221kWh)

燃料調整額:376円(0.94円/kWh×400kWh)

再エネ賦課金:1,592円(3.98円/kWh×400kWh)

合計:11,854円

ポイントは、2点あります。

1点目は、太陽光発電で発電した電気が優先的に家庭内の電気として使われるため、第三段階及びデイタイムやリビングタイムの高い電気を買わなくて良くなったことです。

2点目は、関西電力から購入する電気が下がったため、燃料調整費や再エネ賦課金の金額も下がったことです。

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もう少し細かく言うと、余った160kWhは売電収入として電力会社からお客様の銀行口座に振り込まれます。

今回のケースであれば、2025年度の買取単価である15円/kWh×160kwhで2,400円が振り込まれます。

電気ガス併用1ヶ月の電気代売電収入合計負担金額
太陽光発電の設置前12,080円0円12,080円
太陽光発電の設置後5,676円2,400円3,276円
オール電化1ヶ月の電気代売電収入合計負担金額
太陽光発電の設置前17,762円0円17,762円
太陽光発電の設置後11,854円2,400円9,454円
お客さん
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太陽光発電を設置したら、こんなにお得になるの?

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太陽光発電を普段から営業している立場から率直に言わせてもらうと、太陽光発電は設置しないと長期的に見てかなり損をするということです。

パワーコンディショナは15年程度で壊れてしまうリスクがありますが、交換費用は20万円程度になります。

太陽光発電自体は、30年~40年元気に発電する商品のため、生涯にわたって高い電気代を払うことを考えたら早めに設置しないと損であることは間違いありません。

昔は、太陽光発電は数百万する高い商品でしたが、今は容量によりますが100万円もかからず設置できるようになりました。

家の屋根との相性で太陽光発電が設置できない方も多数いますので、まずは家に太陽光発電が設置できるのか確認をしてもらいましょう。

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まとめ‐関西電力の電気料金値上げ

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今回は、関西電力の電気料金値上げの実態と今後のトレンド、50%電気代を下げる方法についてお伝えしました。

化石燃料に頼っている日本のエネルギー供給体制はなかなか変えることができず、今後も電気代が値下げに転じることは難しいと一般的には言われております。

抜本的な解決策として、太陽光発電を設置することをオススメしました。

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ざっくり、各太陽電池容量の年間の経済効果(節電金額と売電金額)、初期費用の回収ができる年数を下記表にまとめております。

太陽電池容量年間の経済効果(儲け)初期費用の回収年数
1kW45,804円/年11年
2kW76,362円/年9年~10年
3kW107,358円/年8年~9年
4kW134,212円/年8年~9年
5kW161,975円/年9年~10年
6kW173,550円/年9年~10年
7kW174,951円/年8年~10年
8kW194,376円/年8年~10年
9kW233,247円/年8年~10年
10kW242,970円/年9年~10年

太陽光発電の買取単価は、毎年下がってきていて太陽光発電の設置メリットがないのではないか?と思われている方もいらっしゃると思いますが、太陽光発電のメリットは昔と変わらずかなり高いです

太陽光発電の買取単価は、お客様がいくらで太陽光発電を購入したかによって逆算で設定しているため、太陽光発電のメリットが下がらないように買取単価の設定をしております。

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国として、再エネを普及していくことを目指しているので、太陽光発電の買取単価はメリットが下がらないように調整されているということです。

今からでも全然遅くないので、早めに太陽光発電を設置して電気代のかからない快適な生活を手に入れましょう。

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