家庭用太陽光発電の設置に必要な面積【容量別の必要面積有り】

太陽光発電

※2024年1月23日更新

お客さん
お客さん

家庭用太陽光発電を設置するために、どれくらいの屋根面積が必要なのか教えていただけないでしょうか。何か設置するにあたっての注意点もあれば教えてほしいです。

こんなお悩みにお答えします。

✅本記事の内容

・家庭用太陽光発電の設置に必要な面積

・太陽電池の設置基準

・設置条件によって太陽電池の設置面積は変わる

・太陽電池の容量別の必要な屋根面積

✅本記事の信頼性

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✔太陽光発電メーカーに10年以上勤務(現役)

✔家庭用太陽光発電を月販200棟(2年継続中)

✔某大手ビルダーの営業担当(複数ビルダー担当)

家庭用太陽光発電の設置にどれくらいの面積が必要なのか、自宅に太陽光発電は何kW設置できるのかわかりにくいですよね。

この記事を読んでいただければ、家庭用太陽光発電の設置に必要な面積がどれくらいなのか、太陽光発電容量ごとの必要屋根面積が理解できるようになります。

導入費用が気になる方はこちら!

家庭用太陽光発電の設置に必要な面積

roof area required for solar cell installation

それでは、家庭用太陽光発電の設置に必要な屋根面積について見ていきましょう。

結論からお伝えすると、太陽電池容量当たり7倍~8倍の屋根面積が必要になります。

ただし、下記のような切妻屋根や片流れ屋根に限ります。

✅例えば3kWと6kWの場合

3kWの太陽光発電の設置に必要な屋根面積 ⇒ 約22㎡

6kWの太陽光発電の設置に必要な屋根面積 ⇒ 約42㎡

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屋根の平面図や屋根伏図をお持ちの方は、屋根面積を7もしくは8で割ると何kWの太陽電池が設置できるかわかります。

お客さん
お客さん

うちの家の屋根は寄棟だから、そう単純に計算できないと思うのですが。。

その通りで、寄棟などの屋根形状が複雑な屋根であれば、太陽電池容量の7倍~8倍で計算できないです。

また、設置できたとしてもそれぞれの屋根に1枚~2枚だと設置枚数が少なすぎて太陽光発電として成り立たないケースもあります。

長方形の屋根で構成されている「切妻屋根」や「片流れ屋根」であれば、太陽電池容量当たり7倍~8倍の屋根面積が必要ということを認識しておきましょう。

太陽電池の設置基準

solar cell installation standards

次に、太陽電池の設置面積の基準について見ていきましょう。

太陽電池の設置基準は、国で基準が定められており一般的には太陽電池の周り300mmのスペースを確保する必要があります。

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先程お伝えした太陽電池容量当たり7倍~8倍の屋根面積が必要というのは、この300mmスペースを考慮しております。

台風や強風時に太陽電池にかかる風による吹き上げの力を和らげるために、国は300mmの離隔距離を設けるように基準が定められております。

つまり、台風や強風時に太陽電池が飛んでいくリスクを和らげるためにスペース確保をすることになっているということです。

お客さん
お客さん

たまに、スペースが取られていない太陽光発電も見かけるのですが、それは違法ということでしょうか。

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屋根材一体型の太陽光発電であれば、住宅メーカーが強度計算をしているため問題はありません。

基本的に多いのは、太陽電池の周り300mmの離隔距離を設けて設置するケースです。

設置条件によって太陽電池の設置面積は変わる

次に、設置条件によって太陽電池の設置面積が変わる点についてを見ていきましょう。

✅何によって設置面積は変わるのか

・屋根形状

・太陽電池の取り付け金具

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細かいことはともかく、どれくらいの太陽光発電が自宅に乗るのか知りたい方は、下記サイトで見積依頼をしてみましょう。

平面図や立面図などがあれば、その図面を送るだけで何kWの太陽電池が乗せられるのか、その時の費用がどれくらいなのかがわかります。

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屋根形状によって必要面積は変わる

まず、屋根形状によって必要面積が変わります。

先程も少しお伝えしましたが、複雑な屋根であれば広い設置スペースが必要です。

下絵のように、屋根には多くの種類があります。

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そもそも平らな屋根でない場合は太陽電池の設置自体もできませんので、曲がっている屋根への設置はNGです。

どのような屋根であっても国の設置基準である周囲300mmの離隔距離が必要になるため、複雑な屋根であればあるほど太陽電池を設置するには不向きになります。

新築の住宅では、太陽電池を多く設置するために「切妻屋根」や「片流れ屋根」のような屋根の採用が7割~8割を占めております。

太陽電池の取り付け金具によって必要面積は変わる

次に、太陽電池の取り付け金具によって必要面積が変わってきます。

太陽電池の取り付け金具は、屋根材によって変わります。

✅屋根材とは具体的になに?

・スレート屋根

・金属屋根

・瓦屋根

スレート屋根
金属屋根
瓦屋根

一般的な屋根材は、この3種類の屋根材になります。

それぞれの屋根材に適応した太陽電池の取り付け金具があり、その金具によって必要な屋根面積は変わってきます。

屋根材について詳しく知りたい方は、太陽光発電の雨漏り原因と対策の記事を覗いてみてください。

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ちなみに金具メーカーの技術革新によって、数は少ないですが太陽電池の周囲300mmではなく200mmでも国の基準を満たすことができる金具もあります。

太陽電池の容量別の必要な屋根面積

required roof area by solar cell capacity

次に、太陽電池の容量別の必要な屋根面積をみていきましょう。

下記の表は、「切妻屋根」や「片流れ屋根」を想定した必要な屋根面積になります。

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太陽光発電の容量をクリックすると、その太陽電池容量の詳細記事にとびます。

太陽光発電の容量必要な屋根面積
1kW約12㎡
2kW約16㎡
3kW約22㎡
4kW約28㎡
5kW約36㎡
6kW約42㎡
7kW約45㎡
8kW約55㎡
9kW約64㎡
10kW約69㎡

1kWの太陽光発電以外は、太陽電池容量の7倍~8倍の屋根面積があれば設置ができることがわかります。

太陽電池の経済メリットや初期費用などが知りたい方は、気になる太陽光発電の容量の記事にアクセスして確認してみてください。

まとめ-太陽光発電の屋根面積

summary of area of solar power generation

今回は、家庭用太陽光発電の設置面積についてお伝えしました。

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切妻屋根や片流れ屋根であれば、太陽電池容量当たり7倍~8倍の屋根面積が必要になります。

実際にご自宅に何kWの太陽光発電が設置できるのかは、平面図や立面図を見て設計していくしか方法がないため、見積依頼をして確認することをオススメします。

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家庭用太陽光発電の基本的なことを知りたい方は、「【2024年最新】家庭用太陽光発電の基本から解説」の記事を覗いてみてください。

太陽光発電の正しい理解をして、太陽光発電を設置した快適な生活を手に入れていきましょう。

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