※2024年4月13日更新
家庭用太陽光発電の基本的なことから教えてほしいです。メリットやデメリット、どれくらいの費用がかかるのか、経済的にどれくらいお得なのかも教えてもらえないでしょうか。
こんなお悩みにお答えします。
✅本記事の内容
・家庭用太陽光発電システムについて
・太陽光発電が増えている理由と将来性
・太陽光発電はお得なのか?
・太陽光発電の売電(固定価格買取制度)の仕組み
・主な太陽電池メーカー
・太陽光発電のメリットデメリット
・0円太陽光発電の登場
・太陽光発電はいつ始めるのが良いのか
・よくある質問
✅本記事の信頼性
✔太陽光発電メーカーに10年以上勤務(現役)
✔家庭用太陽光発電を月販200棟(2年継続中)
✔某大手ビルダーの営業担当(複数ビルダー担当)
最近、太陽光発電を目にすることが増えましたが、どういう仕組みなのか、なぜ増えているのか、そもそもお得なのかわかりにくいですよね。
この記事を見てもらえれば、太陽光発電の基本的な知識から、太陽光発電が増えている理由や将来性、儲かるのか、売電の仕組み、メリットデメリットについて理解できるようになります。
家庭用太陽光発電システムについて
まずは、太陽光発電システムの基本的なことから見ていきましょう。
✅太陽光発電とは?
太陽の光が太陽電池に当たることで電気が生まれる発電方法のこと
太陽光発電は、再生可能エネルギー(クリーンなエネルギー)の代表格と言われています。
一般的に太陽電池の重さは20kg弱で、大きさは縦1.7m×横1.0mの大きさになります。(下写真)
太陽電池を近くで見る機会はほとんどないと思いますが、実物を見ると大きいと感じられる方が多いです。
複数の太陽電池を屋根の上に設置して、家庭用太陽光発電システムとなります。
それくらいはわかっているけど、もう少し踏み込んで教えてくれない?
太陽光発電を理解してもらうために、これからお伝えする4つのことを理解してみてください。4つを理解してもらえれば、太陽光発電の基本をマスターできることになります。
✅太陽光発電の基本知識
①どうやって太陽電池から電気が作られるのか?
②太陽光発電システムで必要な機器とは?
③太陽光発電システムの容量
④太陽光発電で出来ることと出来ないこと
基本知識①:どうやって太陽電池から電気が作られるのか?
太陽電池からどうやって電気が作られているのか仕組みを見ていきましょう。
イメージとしては、太陽電池が太陽の光を浴びると+と-の電極が生まれて、+から-に電気が流れる乾電池のような仕組みです。
太陽電池には、「p型半導体」と「n型半導体」の張り合わた形になっております。
p型半導体とn型半導体の接合面に太陽の光が当たると、「電子(-)」と「正孔(+)」が発生します。
「電子(-)」はn型半導体へ、「正孔(+)」はp型半導体へ引き寄せられ、プラス極とマイナス極の乾電池のようになり、電気を取り出すことができます。
太陽の光が太陽電池に当たったら電気が生まれるだけって結構シンプルなのね
太陽だけのエネルギーで電気が生まれるという点がクリーンエネルギー(再生可能エネルギー)と言われている理由です。
基本知識②:太陽光発電システムで必要な機器とは?
次に、太陽光発電システムを構成している機器について見ていきしょう。
太陽光発電システムは、以下の機器で構成されています。
✅太陽光発電システムの構成機器と役割
①太陽電池モジュール
太陽の光から「直流の電気」を作ります。
②接続箱
太陽電池で作られた直流の電気を纏めます。
③パワーコンディショナ
「直流の電気」を家庭内で使用可能な「交流の電気」に変換します。
④カラーモニターセット
太陽光発電で発電した電気量や家庭内の電気消費量の確認ができます。
⑤架台(金具)
太陽電池を屋根に設置します。
⑥配線ケーブル
太陽電池モジュールから接続箱などの配線に使います。
太陽光発電システムを構成している機器は、上記のみです。
太陽電池で作られた電気は直流電力なので、そのまま家では使えません。
家庭内で使える電力(交流電力)に変換するパワーコンディショナが太陽光発電システム内での心臓部と言われております。
家庭内で使用できる交流の電気は、分電盤を経由して家庭内の照明やテレビ、エアコン等の全ての電気機器に電気が送られます。
太陽光発電も発電していて、電力会社からも電気を購入している時はどうなるの?
太陽光発電の電気が優先的に家庭内で使われるようになっています。
つまり、昼間は太陽光発電の電気で家庭内の電気を賄って、それでも電気が足りない場合は電力会社から購入する形です。
家庭内で使用するよりも多くの電気が太陽光発電で発電されれば、その余った電気は電力会社に買ってもらえます。
基本知識③:太陽光発電システムの容量
次に、太陽光発電システムの容量について見ていきましょう。
太陽光発電を考えていく上で、太陽光発電システムの容量が重要になってきます。
✅太陽光発電システムの容量が重要な理由
・太陽光発電の初期費用の目安がわかるため
・どれくらい発電するのかわかるため
・どれくらい儲けられるのかわかるため
太陽光発電システムの容量は、kW(キロワット)で表されます。
ちなみに、3.6kWの太陽光発電システムだと初期費用やどれくらいの発電量、儲けがあるの?
✅3.6kWの目安の初期費用、発電量、儲け
初期費用:900,000円(税抜き)
発電量:3,960kWh/年
儲け:120,000円/年
太陽光発電システムの容量が多ければ多いほど、多くの電気を作ることができます。
ただ、容量が多ければ多いほど太陽光発電システムのコストも上がります。
※各容量ごとにどれくらいの儲けがあるのかは、「太陽光発電はお得なのか?」でお伝えします。
基本知識④:太陽光発電で出来ることと出来ないこと
最後に、太陽光発電で出来ることと出来ないことを簡単にまとめておきましょう。
✅太陽光発電で出来ること
・電気を作ることができる
・電気代の節約ができる
・余った電気は、電力会社に売電ができる
・災害時に太陽光発電の電気を一部使うことができる
✅太陽光発電で出来ないこと
・電気を貯めることはできない
・夜は太陽が照っていないので発電しない
太陽光発電システムだけでは、電気を貯めることができません。
電気を貯めるには、蓄電池が必要です。
また、夜間は太陽が照っていないので太陽光発電からの電気は見込めません。
夜間は、電力会社から電気を購入しないといけないということね?
そうですね。電力会社から電気を購入したくない方は蓄電池は必須になります。
蓄電池について詳しく知りたい方は、「家庭用蓄電池のまとめ記事」を覗いてみてください。
太陽光発電が増えている理由と将来性
次に、太陽光発電が増えている理由と今後の太陽光発電の将来性を見ていきましょう。
2012年から始まった国の制度である「固定価格買取制度」が太陽光発電の導入量を後押しした形でこれまで伸び続けております。
固定価格買取制度の内容については、後ほどお伝えします。
2019年までの住宅用太陽光発電普及率を表したグラフを見てもらえれば、大幅に導入件数が増えていることがわかると思います。
伸びているけど、全体のまだ9%しか太陽光発電は設置されていないのね。
まだまだ国が目標としている太陽光発電の普及率には足りていないので、これからも普及率を高めるために国の制度や補助事業も継続されることが予想されています。
また、太陽光発電をはじめとする再生可能エネルギーが増えていく理由には、日本特有のエネルギー問題や、世界的な脱炭素の共通認識など様々な要因が絡み合っております。
✅太陽光発電の今後も増えていく理由
・世界的に脱炭素が共通テーマになったため
・日本でも脱炭素に向けた政策が本格化してきているため
・「環境価値」が新しいビジネスを生むため
・太陽光発電の初期費用が安くて経済性があるため
・電気代が高くなっており、今後も高くなり続ける可能性が高いため
・0円太陽光発電で初期費用なしで設置ができるため
近年は、電気代の高騰が続いており太陽光発電を検討される方も増えています。
2024年5月からは更に電気代の値上げが予定されており、高い電気代を払い続けるよりも太陽光発電を設置した方が経済的に良いのではないか?と考える方が増えているということです。
2024年5月から更に電気代が上がる理由は、国による電気代の軽減策(3.5円/kWh補助)が終わるためです。
日本だけではなく世界全体が脱炭素に向けて舵を切っているため、太陽光発電の普及はこれまで以上に伸ばしていく必要があります。
もう少し詳しく知りたい方は、「太陽光発電の今後について」の記事を覗いてみてください。
太陽光発電はお得なのか?
次に、太陽光発電はお得なのか見ていきましょう。
結論からお伝えすると、太陽光発電はお得です。
1kW~10kWの年間経済効果(儲け)と初期費用の回収年数を纏めました。
ちなみに、2024年度から太陽光発電を設置される方向けに2024年度の売電単価である16円/kWhで計算しております。
太陽電池容量 | 年間推定節電金額 | 年間推定売電金額 | 元が取れる年数 |
1kW | 37,476円 | 2,221円 | 9~10年 |
2kW | 62,478円 | 3,702円 | 7~8年 |
3kW | 77,742円 | 17,770円 | 8~9年 |
4kW | 97,188円 | 22,214円 | 8~9年 |
5kW | 97,185円 | 51,832円 | 8~9年 |
6kW | 104,130円 | 55,536円 | 9~10年 |
7kW | 74,979円 | 93,307円 | 9~10年 |
8kW | 83,304円 | 103,667円 | 9~10年 |
9kW | 99,963円 | 124,398円 | 9~10年 |
10kW | 104,130円 | 129,584円 | 10~11年 |
太陽電池容量をクリックすると、計算根拠とそれぞれの太陽電池容量の詳細情報を確認することが可能です。
見てわかる通り、太陽電池容量ごとに多少のばらつきはありますが設置から10年程度で太陽光発電の設置にかかった費用は回収ができます。
10年目以降は、節電+売電で儲けしかないということです。
ご自宅の屋根に何kW設置できるか、そもそも太陽光発電が設置できるのかできないのか確認するために、まずは無料なので見積依頼から始めてみましょう。
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太陽光発電の売電(固定価格買取制度)の仕組み
次に、太陽光発電の売電(固定価格買取制度)の仕組みを見ていきましょう。
太陽光発電の発電で余った電気を売電できるのは、国の固定価格買取制度があるからです。
固定価格買取制度は、2012年に開始した制度で家庭用の太陽光発電(容量が10kW未満)は10年間は一定価格で余った電気を国(電力会社)が買い続けてくれます。
上の絵のように、太陽光発電を含む再生可能エネルギーで発電された電気は電力会社が買取をします。
買取費用の財源は、再生可能エネルギー発電促進賦課金です。
再生可能エネルギー発電促進賦課金は、私たちが普段使っている電気使用量に応じて電気代に上乗せされております。
2024年度の再生可能エネルギー発電促進賦課金は、3.49円/kWhです。
太陽光発電を設置していない人も払っているの?
はい、そうです。お手元に電気料金の明細書がある方は、確認してみてください。
例えば、1ヶ月に400kWhの電気を使用した場合は1,396円(400kWh×3.49円/kWh)が電気代に上乗せされています。
つまり、極端な言い方をすると、再生可能エネルギーを普及されるために売電制度を作って、その売電金額の財源は電気を使用している全国民から徴収しているということです。
太陽光発電を設置している方が得をして、設置していない人が損をする制度になってます。
今からだと太陽光発電で発電した電気は幾らで買取ってもらえるの?
2024年度に太陽光発電を申込みをされる方は、16円/kWhで10年間売電ができます。
もう少し突っ込んで知りたい方は、「太陽光発電の売電とは何か?今でもお得なの?」の記事を覗いてみてください。
主な太陽電池メーカー
次に、主な太陽電池メーカーを見ていきましょう。
まずは、どこの太陽電池メーカーが日本の住宅用太陽光発電で売れているのか現状を見ておきましょう。
2023年の住宅向け太陽光発電の総販売量のランキングです。
1位が長州産業で、2位がハンファジャパン、3位がシャープなのね。
2023年の販売実績で大きくシェアを伸ばしたのが、長州産業とハンファジャパンの2社です。
新築と既築それぞれの販売シェアはあるの?
新築では、1位がハンファジャパンで2位がカナディアンソーラーです。
既築では、1位が長州産業で2位がシャープになっております。
次に、2024年現在で主な太陽電池メーカーを確認していきましょう。
国内メーカー | 外資メーカー |
パナソニック | カナディアンソーラー |
シャープ | ハンファQセルズ |
京セラ | サンテック |
ネクストエナジー | エクソル |
長州産業 | ロンジソーラー |
日本国内メーカーは、太陽電池事業を撤退するメーカーが増えております。
最近では、東芝や三菱電機が太陽電池事業の撤退をしたり、他国内メーカーでも外資メーカーの太陽電池をOEMとして採用して販売する日本国内メーカーがほとんどです。
外資系メーカーが日本国内でも販売シェアを増やしてきております。
なんで外資系メーカーが増えて、日本のメーカーは少なくなっているの?
✅外資系メーカーが日本国内で販売シェアを伸ばしている理由
・コストが安いため
・性能や品質が向上したため
・保証年数が長いため
これからも外資メーカーのコスト競争力に国内メーカーがついていけない構図が続き、かつ性能でも外資メーカーが技術革新を続けており国内メーカーよりもむしろ外資メーカーの方が高性能の太陽電池を販売していきます。
このあたりは、国内メーカーと外資メーカーに勤めていた経験から正直に感じる部分でもあります。
2023年度の太陽電池ランキングを詳しく知りたい方は、「2023年太陽光発電ランキング、日本で一番売れたメーカーはどこ?」を覗いてみてください。
太陽光発電のメリットデメリット
次に、太陽光発電のメリットとデメリットを見ていきましょう。
✅太陽光発電のメリット
・電気代が減らせる
・売電分の収入が入る
・災害時(停電時)に電気が使える
・夏は涼しく、冬は暖かくて快適に暮らせる
・CO2削減が環境価値としてポイント還元できる
✅太陽光発電のデメリット
・初期費用がかかる
・定期点検、メンテナンスが必要
・屋根の葺き替え、メンテナンスができない
・雨漏りなどの施工不良のリスクがある
・反射光の近隣トラブルのリスクがある
デメリットの内容は、太陽光発電を購入前にしっかりと内容理解をして、悪質な販売業者から太陽光発電を購入しなければ防げることです。
正直、経済的にはお得なんだろうけど、万が一のトラブルが起きないか怖いわね。
確かに、太陽光発電の販売業者の中には悪徳な業者がいるのは間違いありません。
例えば、「高額で太陽光発電を買わされたり」「そもそも太陽光発電の工事実績があまりなく雨漏りを起こしたり」することもあります。
悪徳な業者に引っかからずに、ご自宅の家に太陽光発電を設置しても良い屋根なのか、施工実績はしっかりしていて、万が一トラブルが起こった時の対応もしっかりしている販売店なのかを見極める必要があります。
特に訪問販売会社は注意が必要のため、太陽光発電を購入検討されている方は「太陽光発電の訪問販売で注意すべき7つのポイント」の記事を確認しておいてください。
太陽光発電のメリットデメリットについて詳しく知りたい方は「家庭用太陽光発電のメリットデメリット【現役営業マンが解説】」の記事を覗いてみてください。
0円太陽光発電の登場
次に、0円太陽光発電について見ていきましょう。
なにそれ?タダで太陽光発電を設置してくれるの?
タダで太陽光発電が設置できます。幾つか仕組みがありますのでお伝えします。
0円太陽光発電は、大きく分けると3つの種類があります。
✅0円太陽光発電の種類
・屋根貸し
・リース
・PPA
0円太陽光発電のポイントは、太陽光発電の所有者が一定期間は「お客様自身」ではなくて「別事業者」という点です。
自分の家に太陽光発電がついているのに所有者が自分ではないの?
契約期間中は、別事業者の所有物ですが契約期間が終わればお客様の所有物になります。
一般的には、10年~15年の契約期間がありますので、10年~15年後に太陽光発電の所有者がお客様に変わるということです。
10年~15年の契約期間の間は、太陽光発電のメリットを全てお客様が受けられない点には注意が必要です。
少しわかりにくいと思いますが、それぞれ0円太陽光発電の契約期間中の運用がどうなるのか見ていきましょう。
✅契約期間中の運用
・屋根貸し⇒屋根の賃料をもらうが、太陽光発電の電気は全て別事業者
・リース⇒太陽光発電のメリットはお客様がもらえるが、毎月リース料発生
・PPA⇒太陽光発電の自家消費分の電気代支払いを事業者に変える
太陽光発電の初期費用を支払いたくない方向けには、0円太陽光発電のメリットが出てきます。
長期的に太陽光発電の運用を考えた場合は、購入する方がお客様のメリットは高まります。
もっと簡単に言うと、どういうこと?
タダで太陽光発電を設置できるけど、「契約期間中は少し高めのリース料を払う」もしくは「電気料金の契約先を事業者に変更(電気代は同等か少し安い)と売電は事業者のもの」という形です。
購入できる資金があるなら、太陽光発電は買う方が長期的にはお得です。
詳しく知りたい方は、「0円太陽光発電の3つの仕組みとメリットデメリット」の記事を覗いてみてください。
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太陽光発電はいつ始めるのが良いのか
次に、太陽光発電はいつ始めるのが良いのかを見ていきましょう。
結論としては、屋根に太陽光発電が設置できるなら早めに始める方が良いです。
早く始めた方が良い理由を「過去の事例」と「未来の動向」から確認していきます。
まず、過去の事例でいくと固定価格買取制度が始まった2012年から現在までで、太陽光発電の経済効果はいつ初めても同じくらいであるということです。
売電単価は毎年下がっているって聞いたことあるから、経済効果も下がっているんじゃないの?
売電価格が下落しましたが、太陽光発電システムも下落したため経済効果は昔とほとんど変わっていません。
むしろ、電気料金が高騰を続けてきたので早めに太陽光発電を設置された方は節電効果が導入当時と比べると遥かに大きい状況になります。
そして、今後は電力会社の電気料金がさらに値上がりを続けることが予想されています。
✅電気代が値上げしていく理由
①中国のエネルギーシフトが加速しているため
②コロナ明けの経済活動の活性化によるエネルギー需給ひっ迫があるため
③ロシアウクライナ情勢でエネルギー価格が高騰しているため
中国が脱炭素に向けて、日本でも多く輸入している天然ガスを多く使うようになってから天然ガスの需給バランスや価格が高騰を続けております。
また、コロナ明けでエネルギーを使う機会が大幅に増えたことに加えて、2022年2月からロシアウクライナの戦争も始まり、エネルギー価格(電気代)は安くなる要素がない状況です。
また、固定価格買取制度で導入される再生可能エネルギーは今後も増え続けるため、この再生可能エネルギー発電促進賦課金も上がり続けてしまいます。
2024年から再生可能エネルギー発電促進賦課金は3.49円/kWhとなり、2012年の0.22円/kWhから比べても大幅に増えております。
このように今後も電気料金単価は上昇を続ける傾向にあるため、電力会社から高い電気を買わない選択肢として太陽光発電を導入することは早めの方が良いです。
電気代の値上げの要素が幾つもあるので、早めに太陽光発電を設置して節電した方が良いということね。
太陽光発電を設置したくても設置できない家もあるので、設置できる屋根なら検討してみる価値はかなりあります。
まずは、購入を考えなくても無料なので太陽光発電が設置できる屋根なのか、何kW設置できるのかを確認してみましょう。
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よくある質問
最後に、お客様からよく頂く質問を見ていきましょう。
質問 | 回答 |
雨の日でも発電するのか? | 雨の日でも多少発電はします。ただし、家庭内の電気を賄うほどは発電しません。 |
太陽光発電の発電に適した場所はどこか? | 九州、四国や太平洋側の県は、日射量が多く太陽光発電に適した場所です。 |
災害時の活用方法は? | パワーコンディショナの自立運転機能を使えば、MAXで1,500Wの電気を使うことができます。 |
自然災害や機器トラブルの対応は?? | 太陽電池メーカーの機器保証(10年もしくは15年)や損害補償(10年)が有料でついておりますので、トラブルがあっても安心です。 |
災害時(停電時)の太陽光発電の活用方法は、太陽光発電を設置される方はしっかりと理解しておきたい内容です。
パワーコンディショナから晴れている日であれば、自立運転機能で停電時でも最大1500Wの電気が使えます。
自立運転機能について詳しく知りたい方は、「【停電時に大活躍】太陽光発電の自立運転の使い方と使える機器」の記事を覗いてみてください。
また、機器トラブルについては基本的には購入される太陽電池メーカーの保証が無料でついております。
自然災害については、太陽電池メーカーが用意している有料の自然災害保険に入るか、家の火災保険に太陽光発電の災害も加味するプランに変更することで、万が一災害が起こっても太陽光発電システムを保護することが可能です。
ただし、メーカーごとに少しずつ内容が異なりますので、購入する際はどこまで保証が網羅されてあるのか確認しましょう。
太陽光発電の保証について詳しく知りたい方は、「知らない人が大半!本当の太陽光発電の保証内容とは?」の記事を覗いてみてください。
まとめ-家庭用太陽光発電
今回は、家庭用太陽光発電システムについてお伝えしました。
太陽光発電は経済的にも儲かることと世界や日本でも脱炭素の動きが活発で、太陽光発電普及に向けて進んでいることが理解できたかと思います。
太陽光発電の将来は明るく、これからも太陽光発電は日本中で広がっていきます。
✅太陽光発電の今後も増えていく理由
・世界的に脱炭素が共通テーマになったため
・日本でも脱炭素に向けた政策が本格化してきているため
・「環境価値」が新しいビジネスを生むため
・太陽光発電の初期費用が安くて経済性があるため
・電気代が高くなっており、今後も高くなり続ける可能性が高いため
・0円太陽光発電で初期費用なしで設置ができるため
日本政府は、再生可能エネルギーを日本の主力電源にするとも公言しております。
太陽光発電を設置できる屋根があるのに設置していないことは、毎月毎月損をしているといっても過言ではありません。
電気代が安くなる要素として、「原子力発電所の再稼働」や「再生可能エネルギーの普及」「ロシアウクライナ戦争の終了」が挙げられますが、ここ数年で実現できるレベルにはありません。
つまり、今後も上がり続ける電気代を払うよりも、電気の自給自足を目指して太陽光発電を設置することは経済的にもお得ということです。
まずは、自宅の屋根に何kW設置できてどれくらいの初期費用、年間経済効果があるのかを確認することをオススメします。
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太陽光発電を設置して、快適な生活を手にいれていきましょう。
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