※2022年6月26日更新
東京都の蓄電池の補助金があると聞いたのですが、どんな内容でどれくらいお得なのか教えてもらえないでしょうか。
こんなお悩みにお答えします。
✅本記事の内容
・2022年度 東京都の蓄電池の補助金概要
・東京都の蓄電池補助金でどれくらい安く買えるのか
✅本記事の信頼性
✔太陽光発電メーカーに10年間勤務(現役)
✔本業で、蓄電池を販売中
✔複数の蓄電池の情報収集、比較検証済み
東京都の蓄電池補助金は毎年お得という情報を聞いたことがある方がいると思いますが、どんな内容でどれくらいお得なのかわかりにくいですよね。
この記事を読んでもらえれば、2022年度の東京都の蓄電池補助金がどのような内容なのか、どれくらいお得なのかが理解できるようになります。
2022年度 東京都の蓄電池の補助金概要
それでは、2022年度の東京都の蓄電池補助金の内容を見ていきましょう。
補助事業の正式名称は「災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業」になります。
早速ですが、補助金概要は以下の通りです。
対象 | 補助率(上限金額) |
蓄電池(太陽光4kW以上) | 以下①②のいずれか小さい額(最大1,000万円) ①蓄電池容量10万円/kWh ②太陽光発電容量20万円/kW |
蓄電池(太陽光4kW未満) | 10万円/kWh(最大80万円/戸) |
「太陽光発電の容量」と「購入予定の蓄電池容量」によって、補助金額が決まります。
自宅に設置されてある太陽光発電の容量が4kW未満であれば、購入する蓄電池の蓄電池容量×10万円が補助金額になります。
4kW以上の太陽光発電が設置されている方は、「蓄電池容量×10万円」か「太陽光発電容量×20万円」のいずれか小さい方が補助金額です。
太陽光発電がついていない家の場合は、どういう計算になるの?太陽光発電には補助金が出ないの?
太陽光発電もこれから設置される方は、太陽光発電と蓄電池のどちらにも補助金が出ます。
今回の東京都の補助金がお得すぎるのは、太陽光発電にも蓄電池にもかなり大きな補助金が下りる点です。
太陽光発電もこれから設置予定の方は、「【2022年度】東京都の太陽光発電補助金がお得すぎる」の記事を覗いてみてください。
少し脱線しましたが、本記事では太陽光発電は設置済で蓄電池購入を検討している方向けの記事になります。
太陽光発電を設置して10年近くなる方や節電や災害対策を強化したい方は、今回の補助金を使って蓄電池を安く購入できますのでオススメです。
東京都の蓄電池補助金でどれくらい安く買えるのか
次に、東京都の蓄電池補助金を使えばどれくらい安く購入できるのか幾つか事例を見ていきましょう。
基本的には、蓄電池容量×10万円がもらえる補助金と思ってもらっても良いです。
蓄電池容量×10万円ではないケースは、下記の中で赤字にしております。
太陽光発電の容量と蓄電池容量のバランスが悪いケースが赤字になっています。
太陽光発電容量 | 蓄電池容量 | もらえる蓄電池補助金 |
1kW | 3kWh | 30万円 |
2kW | 4kWh | 40万円 |
2kW | 6.5kWh | 65万円 |
3kW | 6.5kWh | 65万円 |
3kW | 9.8kWh | 80万円 |
4.5kW | 9.8kWh | 90万円 |
5kW | 4kWh | 40万円 |
6kW | 6.5kWh | 65万円 |
7kW | 9.8kWh | 98万円 |
8kW | 9.8kWh | 98万円 |
9kW | 14.9kWh | 149万円 |
10kW | 16.4kWh | 164万円 |
※太陽光発電容量をクリックすると、各容量の詳細記事に飛びます。
太陽光発電の容量と蓄電池容量のバランスが悪いってどういうこと?
太陽光発電の容量に対して、蓄電池容量が大きすぎるのはバランスが悪いです。
例えば、3kWの太陽光発電に対して9.8kWhの蓄電池を購入する場合を考えて見ましょう。
✅3kWの太陽光発電+9.8kWh蓄電池を購入した場合
・3kWの太陽光発電では、晴れている日で約2.1kW~2.4kWは発電する
・発電した電気の内、家の中で7割近くは消費される(各家庭による)
・余った電気が蓄電池に貯められる
3kWの太陽光発電で発電する電気のほとんどは家庭内で消費されるため、あまり大きな蓄電池を購入したとしても太陽光発電の電気で貯めにくいのがバランスが悪いといっている最大の理由です。
太陽光発電の電気で貯められなくても電力会社からの電気で貯められるのよね?
はい、貯められます。このような場合は電力会社から夜間に蓄電池へ充電させる形になるのが一般的です。
ただ、夜間に蓄電池に充電するということは夜間に電気を使っていることと同じなので、大型の蓄電池を購入するメリットは薄れてしまいます。
できることなら、太陽光発電で発電した電気を使って昼間は節電を行い、余った電気を売電させるのではなく蓄電池に貯めて夜間に蓄電池に貯まった電気を使うサイクルが望ましいです。
太陽光発電の容量と蓄電池容量のバランスはわかったけど、この補助金はどれくらい安く買えると思ったら良いの?
補助金なしで買う値段の半額近くで買えると思ってもらって大丈夫です。
東京都の蓄電池補助金はかなり魅力的で蓄電池が安く買えますので、蓄電池を購入検討している方はぜひ補助金を活用しましょう。
ただ、補助金が使えるかどうかは先着順になるため補助金予算がなくなったら終了です。
本補助金を活用しながら、そもそもの蓄電池購入金額を抑える方法を下記でお伝えします。
✅確実に安く蓄電池を買う方法
①購入する時期に使える補助金がないか確認する ←今回の補助金を活用
②優良なネット販売で見積をしてみる(下サイトで見積可能)
③補助金申請を行ってもらうことを確認して契約する
まとめ
今回は、東京都の蓄電池補助金についてお伝えしました。
改めて、2022年東京都の蓄電池補助金の概要をおさらいしておきましょう。
対象 | 補助率(上限金額) |
蓄電池(太陽光4kW以上) | 以下①②のいずれか小さい額(最大1,000万円) ①蓄電池容量10万円/kWh ②太陽光発電容量20万円/kW |
蓄電池(太陽光4kW未満) | 10万円/kWh(最大80万円/戸) |
東京都が本気で蓄電池を普及させるために手厚い補助金が受けられるようになっています。
東京都に住んでいる方限定の補助金になりますので、一軒家にお住まいの方、これから新築住宅を建てられる方は、ぜひ検討してみましょう。
電気代は毎月のように値上げが続いており、少しずつ実感されている方も多いはずです。
今回の「災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業」を活用して、節電しながら災害対策にも備えられる太陽光発電+蓄電池を手に入れて快適な生活を手に入れましょう。
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