※2025年2月1日更新

16kWhの蓄電池があれば、どんな生活が送れるのか教えていただけないでしょうか。蓄電池の初期費用がどれくらいで、そもそも経済的なメリットはあるのでしょうか。
こんなお悩みにお答えします。
✅本記事の内容
・16kWh家庭用蓄電池のメリットデメリット
・16kWh家庭用蓄電池があれば、どんな生活が送れるのか
・16kWh家庭用蓄電池に最適な太陽光発電の容量
・16kWh家庭用蓄電池の目安価格
・16kWh家庭用蓄電池の経済効果
・16kWh家庭用蓄電池の製品一覧
✅本記事の信頼性

✔太陽光発電メーカーに10年以上勤務(現役)
✔蓄電池の現役営業マン
✔月に30台以上の蓄電池販売を継続
16kWhの家庭用蓄電池でどんなメリットデメリットがあるのかわかりにくいですよね。
この記事を見ていただければ、16kWh家庭用蓄電池のメリットデメリット、停電時の活用方法、目安価格や経済効果などが理解できるようになります。
16kWh家庭用蓄電池のメリットデメリット

それでは、16kWh家庭用蓄電池のメリットデメリットを見ていきましょう。
✅メリット
・節電と停電時の対策ができる
・長期的には経済メリットがある
✅デメリット
・初期費用が高い

初期費用のハードルをクリアすれば、長い目(15年程度)で見れば経済的にもお得な蓄電池になります。
メリット
まず、メリットについて見ていきましょう。
✅メリット
・節電と停電時の対策ができる
・長期的には経済メリットもある
16kWhの蓄電池があれば、節電と停電時の対策がしっかりと取れます。
一般的な家庭で1日に使用する電気容量は、電気ガス併用の家庭で13kWh、オール電化の家庭で20kWhと言われております。
太陽光発電と16kWh蓄電池があれば、十分に対応できる電気容量です。

長い目で見れば、経済的にもお得なの?

最近は電気代の高騰が続いていて、今後も上昇傾向なので早めに蓄電池をもっていれば経済的にもお得です。

具体的に、どれくらいの経済効果があるのかは後ほど「16kWh家庭用蓄電池の経済効果」で解説します。
太陽光発電が設置できる屋根であれば、太陽光発電+蓄電池を購入される方が増えてきております。
デメリット
次に、デメリットを見ていきましょう。
✅デメリット
・初期費用が高い
蓄電池の容量が大きくなればなるほど、コストは上がってしまいます。
ただし、蓄電池は「どこで買うか」「どれだけ値引きができるか」「補助金活用できないか」の3点をしっかり活用できれば安く購入することができます。
蓄電池は価格変動が大きい商品で、販売店によっては高い利益を乗せて販売している業者も多くいます。

適正価格かどうかを知るコツは、後ほど「16kWh蓄電池の目安価格」でお伝えします。
多くの方は、適正価格で購入できていないのが実情なので、適正価格で買えるかどうかは蓄電池の経済メリットを出す上では最も重要です。
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16kWh家庭用蓄電池があれば、どんな生活が送れるのか

それでは、16kWh蓄電池があれば、どんな生活ができるのか具体的に見ていきましょう。
16kWhの蓄電池があれば、平常時でも停電時でも電気の自給自足の生活ができます。

16kWh蓄電池で高い電気を買わなくても生活できる可能性が高いです。
また、16kWh蓄電池にもなると停電時にも家中の電化製品が使えるタイプ「全負荷タイプ」の蓄電池になります。

停電時を想定して、具体的に使用頻度が高い電気機器の使用例を見ていきましょう。
※各電気機器の消費電力は、各機種ごとに異なるため目安です。


上の電気機器を全て1時間使うと、2,000Wh(2.0kWh)になります。
つまり、7時間使うと16kWhの電気はほとんど使い切るということになります。
電子レンジを1時間使うことはないので、あくまで目安になります。
蓄電容量をすぐに使い切ってしまわないように、消費電力の大きい電化製品の使い方には注意が必要です。
さまざまな電気機器の消費電力を一覧で載せておりますので、参考にしてみてください。
電気機器 | 消費電力 |
IHクッキングヒーター | 1400~3000W |
エアコン | 300~1000W |
食器洗浄機 | 1100~1300W |
電子レンジ | 1000~1500W |
電気ポット | 900~1300W |
洗濯機(乾燥時) | 600~1200W |
ドライヤー | 600~1200W |
掃除機 | 850~1000W |
こたつ | 300~600W |
ファンヒーター | 10~450W |
洗濯機(洗濯時) | 200~400W |
冷蔵庫 | 100~300W |
テレビ(液晶) | 100~200W |
デスクトップPC | 100~300W |
ノートPC | 50~100W |
加湿器 | 10~40W |
電気毛布 | 50~80W |
空気清浄機 | 10~70W |

上記機器の消費電力が1000W以上の機器は200V機器の可能性があります。
200V機器は、コンセントプラグが100V機器と異なるので見分けの際に確認してみましょう。
また、全負荷タイプの蓄電池を停電時に使用する時は、家まるごと電気が使えるので消費電力の高い電気機器がどれなのか把握しておくことが停電時でも快適に過ごせるコツです。
16kWh家庭用蓄電池に最適な太陽光発電の容量

次に、16kWh蓄電池と組み合わせる太陽光発電の最適な容量を見ていきましょう。
16kWh蓄電池に最適な太陽光発電の容量は、7kW程度あれば十分です。
太陽光発電と蓄電池との関係を下絵を見てイメージしていきましょう。

✅太陽光発電と蓄電池との関係
・太陽光発電の定格出力で発電することは少ない(約6~7割が一般的)
・家庭内で使用する電気は、1.0kW~1.5kW程度が一般的
・蓄電池に充電と放電できる電気量は、蓄電容量と異なる(3kW~4kW)

家庭内で使う電気使用量が多いご家庭や、もう少し早く充電をさせたい方は7kW以上の太陽光発電を設置することをオススメします。
ちなみに、7kWの太陽光発電で7kW発電することは滅多にありません。
7kW発電するための条件が「日射強度」や「モジュール表面温度」、「空気が澄みわたっているか」の3つが合わないと100%発電しないからです。
実際に設置する環境だと、この3つの条件がなかなか合わないので、およそ6~7割の発電が一般的に見込める発電量になります。(7kWの太陽光発電なら晴れていたら4.2kW~4.9kW程度)
最適な太陽光発電容量の出し方の方法は、下記の通りです。
✅最適な太陽光発電容量の出し方
①蓄電池の充放電できるスペックを確認
②昼間に使用する電気量を確認
③「①+②」×1.5倍が最適な太陽光発電容量
ちなみに、7kWの太陽光発電を乗せるのにどれくらいの屋根が必要なのか等を知りたい方は、「7kW太陽光発電」の記事を覗いてみてください。
16kWh家庭用蓄電池の目安価格

次に、16kWh蓄電池の目安価格を見ていきましょう。
結論からお伝えすると、工事費込みで280万円~350万円(税抜き)が相場価格になります。

販売業者によって、蓄電池の価格は大きく変わりますので安く買うなら適正価格で販売している会社から見積を取ることがオススメです。

いきなり300万円近くのお金は払えないからローンを組んだらどうなるのか教えてくれない?
実際に、蓄電池を現金で購入される方は少なく、ローンを組んで購入される方がほとんどです。
✅ローンのシミュレーション条件
・オムロンマルチ蓄電池(16.4kWh)を購入
・購入金額は3,000,000円
・頭金なし
・ボーナス支払いなし
・支払い年数は10年(120ヶ月)
・ローン年率2.45%


仮に3,000,000円でオムロンマルチ蓄電池(16.4kWh)を購入する場合は、実質19,439円/月(10年間)を支払えば手に入れることができます。
もちろん、初期費用を3,000,000円以下にできれば毎月のローン返済額も少なくすることが可能です。
この記事を見ていただいている方だけに、初期費用を確実に下げられる禁断の方法をお伝えします。
✅確実に安く蓄電池を買う方法
①スポンジ公認の販売業者に見積をする(下サイトで無料見積可能)
②購入する時期に使える補助金がないか確認してもらう
③補助金の代行申請を行ってもらうことを確認して契約する

太陽光発電と蓄電池は、「本当は安く買えるのに高く買わされている人が多い」と本業でも感じているので、最も安く買える方法で皆さんは買ってください。
別に今すぐに見積を取らなくても良いと思っている方もいると思いますが、蓄電池の相場価格を知るため、そして将来購入する際の比較見積としても使えるので、オススメしています。
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また、蓄電池を購入する際は「各都道府県の補助金」を積極的に活用して購入すれば更に安く蓄電池を手に入れることができます。
16kWh家庭用蓄電池の経済効果

次に、16kWh蓄電池の経済効果を見ていきましょう。
16kWhのモデル蓄電池として、「オムロン製の16.4kWh蓄電池」で計算してみます。

結論から言うと、15年間で3,813,453円相当の経済効果が得られます。
15年間で経済効果を出している理由は、オムロン製16.4kWh蓄電池の保証年数が15年間のためです。
電力会社ごとに電気料金プランが異なりますので、今回は東京電力の「スマートライフプラン」を元にエネがえるの長期シミュレーションで経済効果を見ていきます。

上記の円グラフは、東京電力のスマートライフプランの電気単価になります。
シミュレーションでは、スマートライフプランで電気を契約中と想定してます。
その他のシミュレーション条件は下記です。
✅シミュレーション条件
・7kWの太陽光発電を設置済み
・東京都在住
・共働き世帯で、夜間に電気を多く使う想定
・1ヶ月の電気使用量は600kWh
・卒FITで新たにオムロン製16.4kWh蓄電池を購入
・卒FIT後の売電金額は8.5円/kWh
・蓄電池は自家消費優先モード
・電気料金の上昇率は2%
7kWの太陽光発電を設置済みでFIT期間の10年間を終えて、新たにオムロン製16.4kWh蓄電池を購入した場合の11年目~25年目の経済効果は下記のようになります。

棒グラフの黄色が太陽光発電の節電+売電金額、赤色が蓄電池の節電額になります。

太陽光発電+オムロン製16.4kWh蓄電池で、節電できる15年間の目安金額が3,813,453円ということです。
10年間のFIT売電期間が終了すると安い売電単価(今回だと8.5円/kWh)でしか売電できませんが、オムロン製16.4kWh蓄電池を購入することで、電力会社から高い価格(約35円/kWh)で電気を買わなくて済むようになります。
逆に、太陽光発電とオムロン製16.4kWh蓄電池がなければ15年間で3,813,453円の金額を電力会社に支払うことになるということです。

蓄電池は15年使い続けた後でも使い続けられるの?

蓄電池の寿命は、設置場所や設置環境に左右されますが15年以上使い続けることも可能です。
つまり、15年以上使い続けられれば経済的メリット(電力会社に払わなくても済む金額)も増えていくということです。
16kWh家庭用蓄電池の製品一覧

次に、16kWh蓄電池の製品ラインナップを見ていきましょう。
16kWh蓄電池は、ラインナップは以下の2つがあります。
✅16kWh蓄電池ラインナップ
①オムロン製 16.4kWh蓄電池
②ニチコン製 16.6kWh蓄電池
それぞれの蓄電池の詳細を確認されたい方は、各製品紹介の記事を覗いてみてください。
まとめ-16kWh蓄電池

今回は、16kWh蓄電池についてお伝えしました。
改めて、メリットデメリットを見ていきましょう。
✅メリット
・節電と停電時の対策ができる
・長期的には経済的なメリットがある
✅デメリット
・初期費用が高い

初期費用の回収は10年~15年で元が取れます。
また、電気代がどれくらい上がってくるかで経済的なメリットも大きく変わります。
電気代は高騰を続けており、災害対策はもちろんですが節電対策にも蓄電池は大いに役立ちます。
最近は、電気代が高騰を続けており「太陽光発電+蓄電池」を検討されている方が増えているのも事実です。

下の表は、2024年2月と2025年2月の各電力会社ごとの260kWhの電気を使ったときの電気代を示しています。
どの電力会社も値上げしていることがわかります。
国は電気代に対して補助金を出して、電気代を安くしているように見せておりますが基本的には電気代は上がっているのです。


国による電気代軽減策が2025年4月で終わるため、2025年5月から更に電気代が上がってしまいます。
訪問販売業者はかなり高額で蓄電池を提案されているケースもあるため、適正価格で蓄電池を購入すれば長期的に見れば経済的にもお得です。
※今なら成約時に30,000円キャッシュバック実施中
自分に合った蓄電池を選んで、快適な生活を手に入れましょう。
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