※2024年4月20日更新

家庭用太陽光発電の見積依頼をするときに注意しないといけないことや見積依頼が終わった後はどうすれば良いのか教えてほしいです。
こんなお悩みにお答えします。
✅本記事の内容
・太陽光発電の見積で抑えておくべき3つのポイント
・安く太陽光発電を購入できる人の見積依頼方法とは?
・太陽光発電の見積依頼が終わってから何をすべきか
✅本記事の信頼性

✔太陽光発電メーカーに10年以上勤務(現役)
✔家庭用太陽光発電を月販200棟(2年以上継続中)
✔某大手ビルダーの営業担当(複数ビルダー担当)
太陽光発電の見積依頼はどうやったら良いのか、見積書はどうやって見たら良いのか、見積書をもらった後はどういう流れになるのかわかりにくいですよね。
この記事を読んでもらえれば、抑えておくべき太陽光発電の見積依頼方法や見積書の正しい見方や良心的な販売店の見極め方法が理解できるようになります。
太陽光発電の見積で抑えておくべき3つのポイント

それでは、太陽光発電の見積で抑えておくべき3つのポイントを見ていきましょう。
✅太陽光発電の見積で抑えておくべき3つのこと
・太陽光発電システムの相場価格を理解する
・良心的な販売店かどうかを見極める
・太陽光発電システムの中身を理解する

この3つを理解している、理解していないでは太陽光発電の購入金額も大きく変わります。
ポイント①:太陽光発電システムの相場価格を理解する
1つ目が、太陽光発電システムの相場価格を理解するということです。
太陽光発電の相場価格は2024年現在だと、25万円/kWになります。
太陽光発電システムの機器代と工事代を合わせたトータルの金額です。
✅相場価格の計算方法
3kWの太陽光発電⇒75万円(3kW×25万円)
6kWの太陽光発電⇒150万円(6kW×25万円)
お客様の屋根やお住まいのエリアなどによっても相場価格は多少前後します。
詳しく相場価格について知りたい方は「【最新保存版】太陽光発電の相場価格をぶっちゃけ公開」の記事を覗いてみてください。
ポイント②:良心的な販売店かどうかを見極める
2つ目が、良心的な販売店かどうかを見極めるということです。
太陽光発電を購入する販売店には残念ながら、当たりとはずれがあります。
✅良心的な販売店の場合
・お客様の電力使用状況から適切な太陽光発電を提案してくる
・太陽光発電(蓄電池)でどんな生活ができるのか説明される

ポイントとしては、太陽光発電の良いところと悪いところを包み隠さずにお客様にお伝えしているかどうかを見ておきましょう。
キャンペーンや押し売りをしてくる販売店は、その場は丁寧で親切な対応をしてくれるかもしれませんが、長いお付き合いを考えるとオススメしません。
ポイント③:太陽光発電システムの中身を理解する
3つ目が、太陽光発電システムの中身を理解するということです。
お客様自身が、ある程度の太陽光発電の知識を知っていなければ販売店の提案に丸め込まれてしまいます。

✅基本的な太陽光発電システムの機器構成
・太陽電池モジュール
・太陽電池モジュール取り付け金具
・接続箱
・パワーコンディショナ
・カラーモニター
・ケーブル類

一般的な太陽光発電システムの機器構成は、上記の機器になります。
接続箱とパワーコンディショナは、屋内設置と屋外設置もありますので設置場所も事前に確認しておくことをオススメします。
蓄電池システムを検討される方は、上記システムに蓄電池ユニットが加わるイメージを持ってもらえればOKです。
太陽光発電の基本的なことを理解したい方は、「家庭用太陽光発電のまとめ」の記事を覗いてみてください。
安く太陽光発電を購入できる人の見積依頼方法とは?

次に、安く太陽光発電を購入できる人の見積依頼方法を見ていきましょう。
基本的には、お客様自身が太陽光発電を設置することで何をしたいかが明確になっていて、主導権がお客様にある状態が望ましいです。
✅安く太陽光発電を購入できる人の見積依頼方法
・太陽光発電で何をしたいのかが明確
・太陽光発電のリスクを知っている

少しわかりにくいと思いますので、具体的に事例を見ていきましょう。
太陽光発電で何をしたいのかが明確
まずは、太陽光発電を設置して何をしたいのかが明確であることです。
そもそも太陽光発電で何ができるのかを確認しておきましょう。
✅太陽光発電で何ができるのか?
・電気代の節電
・売電
・災害対策
・環境貢献
太陽光発電を設置して何を重視されるか、はっきりしていたらベストです。

どれくらいの節電と売電ができるのか、災害対策は具体的にどんなことができるのかも把握している方が、安く太陽光発電を購入できる人に大きく近づけます。
太陽電池容量ごとに年間の経済効果(節電+売電)の金額は変わってきます。
ざっくりとした計算にはなりますが、それぞれの太陽電池容量の経済効果を出しておりますので詳しく知りたい方は、各太陽電池容量をクリックしてもらえれば詳細が確認できます。
太陽電池容量 | 年間推定節電金額 | 年間推定売電金額 | 元が取れる年数 |
1kW | 37,476円 | 2,221円 | 9~10年 |
2kW | 62,478円 | 3,702円 | 7~8年 |
3kW | 77,742円 | 17,770円 | 8~9年 |
4kW | 97,188円 | 22,214円 | 8~9年 |
5kW | 97,185円 | 51,832円 | 8~9年 |
6kW | 104,130円 | 55,536円 | 9~10年 |
7kW | 74,979円 | 93,307円 | 9~10年 |
8kW | 83,304円 | 103,667円 | 9~10年 |
9kW | 99,963円 | 124,398円 | 9~10年 |
10kW | 104,130円 | 129,584円 | 10~11年 |
また災害時や停電時の対策として、パワーコンディショナから最大1,500W/台の電気を取り出すことが可能です。
自立運転機能と言いますが、詳しく知りたい方は「【停電時に大活躍】太陽光発電の自立運転機能の使い方と使える機器」の記事を覗いてみてください。
太陽光発電のリスクを知っている
次に、太陽光発電を設置するリスクを知っているということです。
太陽光発電の良い面ばかりに目がいきますが、設置するにあたってのリスクもしっかり理解しておきましょう。
✅太陽光発電のリスク
①定期点検、メンテナンスが必要
②雨漏りなどの施工不良のリスクがある
③反射光の近隣トラブルのリスクがある
④屋根の葺き替え、メンテナンスができない

まずは、お客様自身が太陽光発電の設置にあたってのリスクを理解しておくことが重要です。
良心的な販売店に太陽光発電を検討及び設置をしてもらえれば①②③はリスクにはなりません。
優良な販売店であれば、雨漏りが起きそうな屋根や反射光の影響がありそうな屋根に、無理やり太陽光発電を設置しようといないからです。
ただ、④の屋根の葺き替えやメンテナンスができないことは、太陽光発電のデメリットになりますので、太陽光発電を設置するなら頭に入れておきましょう。
実際には、太陽光発電を設置する際に、屋根の葺き替えをされる方も多いです。
太陽光発電のメリット・デメリットについて詳しく知りたい方は「家庭用太陽光発電のメリットデメリット」の記事を覗いてみてください。
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太陽光発電の見積依頼が終わってから何をすべきか

次に、太陽光発電の見積依頼が終わってから何をすべきかを見ていきましょう。
✅見積依頼が終わってから何をすべきか
・具体的な見積内容と金額を確認
・どのような提案をしてくるのか確認

見積依頼をして、どれくらいの金額でどのように提案してくるかがポイントになります。
具体的な見積内容と金額を確認
まずは、見積内容と金額を確認しましょう。
見積書の正しい見方をしないと大きな失敗をしてしまうので、しっかりと理解しておきましょう。
✅正しい見積書の見方
・合計金額が書いてあるか確認
・kW単価がいくらか計算する
・キャッシュバックやキャンペーンの内容などでわかりにくくないか

見積書の書式は、各販売店ごとに異なりますが見るべきポイントを抑えておけば問題ありません。

まずは、見積書に合計金額がしっかりと記載されてあるか確認しましょう。
そして、「合計金額÷太陽電池容量」でkW単価を出します。
キャンペーンやキャッシュバックなどの特典をアピールしている見積書もありますが、最終的なkW単価がいくらになるのかが最大のポイントです。

太陽光発電の相場価格である、25万円/kWになっているかもチェックしましょう。
25万円/kWよりも高い場合は、何かオプション機器が付いている場合や、太陽光発電の設置が厳しいエリアで施工単価が高い場合があります。
どのような提案をしてくるのか確認
次に、どのような提案をしてくるのかを確認しましょう。

価格が安いだけで販売店を選ぶと痛い目に合う可能性があるので、提案内容はしっかり理解しておきましょう。
太陽光発電のコストが安い販売店がわかった後は、実際にどのような提案をしてくるのかを確認して良心的な販売店なのか悪質な販売店なのかを見極める必要があります。
✅どのような提案をしてくるのか
・現地調査をしてくれるのか
・お客様に寄り添った提案になっているのか
実際に現地調査をしてみると、見積していた時と内容が異なるケースも多々あります。
極端な例で言うと、屋根自体の老朽化が進んでおり太陽光発電が設置できない屋根だったり影がかかるなどです。
各ご家庭ごとに太陽光発電を設置する環境は異なりますので、太陽光発電を設置するリスクがないのかをしっかり聞いておくことをオススメします。
無理やり太陽光発電設置の提案をしてくるのか、リスクなどを説明してくれるのかを確認しましょう。
現地調査をしてくれない販売店は、まずお断りしましょう。

また、提案される太陽光発電を購入したら、どのような効果が得られるのかも重要です。
お客様が普段どれくらいの電気を使っていて、太陽光発電を設置した場合にどれくらいの電気が節約されて、どれくらいの節電になるのかは少なくとも把握しておきましょう。
まとめ-太陽光発電の見積依頼

今回は、太陽光発電の見積依頼についてお伝えしました。
改めて、太陽光発電の見積依頼時の3つのポイントをおさらいしておきましょう。
✅太陽光発電の見積で抑えておくべき3つのこと
・太陽光発電システムの相場価格を理解する
・良心的な販売店かどうかを見極める
・太陽光発電システムの中身を理解する

見積依頼をした後も、良心的な販売店なのか悪質な販売店なのかを見極める必要があります。
太陽光発電の販売店には悪質な販売店も多く存在しますので、今回お伝えした内容を理解して良心的な販売店から太陽光発電は購入するようにしましょう。
太陽光発電の相場価格は、工事費込みで25万円/kWです。
電気代の高騰が続いており、これからも電気代が上がっていくと言われているので多くの方が太陽光発電の検討を始めています。

そもそも10件中1~2件は屋根に太陽光発電を設置できない家がありますので、設置できるのかの確認も含めて、下記サイトで一括見積依頼をしてみてください。

屋根が特殊だったり、古い屋根であれば太陽光発電の設置はできません。
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正しい見積依頼で太陽光発電を設置して、快適な生活を手に入れていきましょう。
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