【現役営業マンが解説】太陽光発電の容量とは何か?

太陽光発電

※2024年4月20日更新

お客さん
お客さん

太陽光発電の容量が何なのか教えていただけないでしょうか。どれくらいの屋根面積があればどれくらいの太陽光発電の容量が設置できるのかも教えていただきたいです。

こんなお悩みをお答えします。

✅本記事の内容

・太陽光発電の容量とは

・太陽電池の容量とパワーコンディショナの容量の関係性

・太陽光発電の容量と必要な屋根面積

・太陽光発電の設備容量とは

✅本記事の信頼性

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✔太陽光発電メーカーに10年以上勤務(現役)

家庭用太陽光発電を月販200棟(2年継続中)

✔某大手ビルダーの営業担当(複数ビルダー担当)

太陽光発電の容量が何のことなのか、どれくらいの太陽光発電の容量があればメリットがあるのか等わかりにくいですよね。

この記事を読んでいただければ、太陽光発電の容量が何なのか、メリットが出せる太陽光発電の容量がどれくらいなのか、必要な屋根面積はどれくらいなのかが理解できるようになります。

導入費用が気になる方はこちら!

太陽光発電の容量とは

それでは、太陽光発電の容量について見ていきましょう。

太陽光発電の容量とは、1枚の太陽電池を複数枚組み合わせた時の合計値のことを言います。

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例えば、下絵のように1枚300Wを6枚組み合わせれば、「1.8kW」が太陽光発電の容量です。

solar power capacity

✅用語解説

太陽電池モジュール:1枚の太陽電池のこと

太陽光発電アレイ:1枚の太陽電池モジュールを複数枚組み合わせしたもの

太陽電池1枚当たりの容量(今回だと300W)は、各太陽電池メーカーごとにも異なります。

一般的に住宅用の太陽光発電で使われている太陽電池モジュールは、1枚当たり350W~450Wくらいが多いです。

太陽光発電の容量とパワーコンディショナの容量の関係性

次に、太陽光発電の容量とパワーコンディショナの容量の関係性について見ていきましょう。

お客さん
お客さん

太陽光発電とパワーコンディショナの容量の関係性ってどういう意味?

太陽光発電の容量(〇〇kW)とパワーコンディショナの容量(〇〇kW)はある程度同じに合わせるのがベストです。

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「太陽光発電」と「パワーコンディショナ」の容量のバランスが悪いと発電ロスが起きる可能性があります。。

solar power and powerconditioner capacity

一般的には、パワーコンディショナの容量の1.2~1.3倍を太陽光発電システムの容量にするのが発電効率が最も良くなります

理由は、太陽光発電システムの容量の70%程度しか天気の良い日でも発電しないためです。

お客さん
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なんで晴れの日でも70%しか発電しないの?

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太陽光発電が100%発電するためには、「太陽電池モジュール温度」「日射強度」「空気の純度」の3つの条件が合う必要があります。

太陽光発電が100%発電するための条件

①太陽電池モジュール温度 ⇒ 25℃

②日射強度 ⇒ 1,000W/㎡

③空気の純度 ⇒ AM(エアマス)1.5

この3つの条件がぴったり合えば100%の発電が見込めますが、条件があう可能性が低いのが実情です。

わかりやすく言うと、夏場の気温が暑すぎたり、曇りや雨だったり、空気が汚れていれば100%の発電が見込めないということになります。

要するに、晴れている日の平均的な発電が太陽光発電の容量の70%くらいなので、パワーコンディショナの容量は少し低めの容量を選ぶことが効率的ということです。

太陽光発電の容量と必要な屋根面積

次に、太陽光発電の容量と必要な屋根面積をみていきましょう。

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実際に、自宅の屋根に何kWの太陽光発電が乗るのか参考にしてみてください。

ちなみに、たとえ1kWの太陽光発電の容量だったとしても太陽光発電を設置するメリットはあります。

※太陽光発電の容量をクリックすると、容量毎の太陽光発電の経済メリットや初期費用などの詳細が確認することができます。

太陽光発電の容量必要な屋根面積
1kW約12㎡
2kW約16㎡
3kW約22㎡
4kW約28㎡
5kW約36㎡
6kW約42㎡
7kW約45㎡
8kW約55㎡
9kW約64㎡
10kW約69㎡

各ご家庭の屋根がどのようなタイプなのかによって、必要な屋根面積が変わってきます。

例えば、寄棟屋根の場合は太陽電池が乗せにくい屋根になるため必要な屋根寸法は上記の面積よりも広い面積が必要になります。

実際にどれくらいの太陽光発電が設置できるかは下記より依頼をしてみることをオススメします。

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太陽光発電の設備容量とは

次に、太陽光発電の設備容量について見ていきましょう。

太陽光発電の設備容量は、国に太陽光発電を設置することを申請して売電単価(2024年度なら16円/kWh)を取得する際に用いられる容量のことです。

お客さん
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太陽光発電の容量と異なるの?

太陽光発電の設備容量は、「太陽光発電の容量」と「パワーコンディショナの容量」の小さい方の容量のことを言います。

太陽光発電の容量とパワーコンディショナの容量の関係性でお伝えしたように、基本的にはパワーコンディショナの容量が設備容量になります。

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太陽光発電の容量が3.6kWで、パワーコンディショナの容量が3kWであれば、設備容量は3kWです。

家庭用の太陽光発電(設備容量10kW未満)で発電した電気は、一定価格で10年間売電できる制度があります。

固定価格買取制度は、2012年からスタートした制度です。

✅設備容量10kW未満の家庭用太陽光発電の固定価格買取制度とは?

太陽光発電で発電した電気は、まず家庭内で使われて、それでも余った電気は電力会社が一定価格で買取をしてくれる制度

資源エネルギー庁HPより抜粋

高い単価で太陽光発電で発電した電気を買ってくれる制度のため、注目度が高く太陽光発電の普及に貢献しております。

固定価格買取制度のことを詳しく知りたい方は、「太陽光発電の売電とは何か?」の記事を覗いてみてください。

太陽光発電の容量が10kW以上設置できる屋根であれば、パワーコンディショナ容量を10kW未満にすることで設備容量が10kW未満となり、一定価格で10年間売電できます。

まとめ-太陽光発電の容量

summary of solar power capacity

今回は、太陽光発電の容量についてお伝えしました。

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陽光発電の容量とは、複数枚の太陽電池を組み合わせた時の合計値のことを言います。

パワーコンディショナの容量の1.2倍~1.3倍を太陽光発電の容量にすることも抑えておきたいポイントです。

太陽光発電について、もう少し詳しく知りたいという方は「家庭用太陽光発電のまとめ」記事を覗いてみてください。

太陽光発電を設置して、高い電気にお金を払わない快適な生活を送るようにしましょう。

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