【現役営業マンが教える】蓄電池の訪問販売で注意すべき7つの点

蓄電池

※2024年2月12日更新

お客さん
お客さん

最近、蓄電池の訪問販売業者が来て、提案が魅力的だったので購入しようか迷っているのですが、何か注意点はありますでしょうか?

こんなお悩みにお答えします。

✅本記事の内容

・蓄電池の訪問販売で注意すべき7つの点

・クーリングオフでの解約方法

・蓄電池の訪問販売が増えている理由

・適正価格で購入するためのコツ

✅本記事の信頼性

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✔太陽光発電メーカーに10年以上勤務(現役)

✔訪問販売業者への営業をして訪問販売の実態確認済

✔訪問販売業者がお客様への説明不足でトラブル経験も有り

悪質な訪問販売業者は、いろいろな手を使ってお客様から契約を取ろうとします。

営業マンがどんな手法や口実で契約まで持ち込むのか、また何に気を付けたら良いのかがわかりにくいですよね。

この記事を見てもらえれば、悪質な訪問販売業者の手口で注意しておくべきことや契約をしてしまったときの対応方法、適正価格で蓄電池を購入するためのコツが理解できるようになります。

蓄電池の訪問販売で注意すべき7つの点

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悪質な訪問販売業者の提案で注意すべき7つのポイントから見ていきましょう。

✅注意すべき7つのポイント

・見積書や資料を持ち帰る

蓄電池の施工実績が少ない

・蓄電池の機能を誇張して説明する

・お客様の生活に合わした提案をしない

・蓄電池の価格が相場よりも大幅に高い

・キャンペーンや特典の期間を区切って契約を急ぐ

・保証年数が短い、もしくはアフターフォローの説明がない

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今現在で、上記に該当するような訪問販売業者からの提案を受けている方は、一旦契約はストップ(契約されている方は解除)をして冷静に1つ1つ対処をしていきましょう。

契約をしてしまった方は、クーリングオフの内容を確認するようにしてください。

1.見積書や資料を持ち帰る

1つ目が、見積書や資料を持ち帰ることです。

見積書や提案資料は、お客様が購入するかどうかを決める重要な資料になります。

見積書や提案資料を持ち帰るというのは、不自然で悪質な訪問販売業者である可能性が高いです。

持ち帰る理由としては、2点あります。

✅資料を持ち帰る理由

・見積金額が他社よりも高い

・提案資料にウソが書かれている

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つまり、お客様に知られたくないから持ち帰るのです。

私も蓄電池の営業をしておりますが、提案資料や見積金額は「ぜひ読み返してほしい」という気持ちでお渡ししております。

資料を置いて帰ってくださいと言ったときに、どのような対応をするかは見ておくべきポイントです。

2.蓄電池の施工実績が少ない

2つ目が、蓄電池の施工実績が少ないことです。

悪質な訪問販売業者は、価格が高いというだけではありません。

お客さん
お客さん

具体的に、どれくらいの施工件数だと少ないの?

✅施工実績の目安

・300件以上の施工実績

・自社施工か下請け施工か

家庭用蓄電池の設置が増えてきたのは、2019年頃からになります。

2019年頃から蓄電池の工事をされている販売業者は、300件以上は施工実績があります。

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また、施工するのは販売業者自身の施工なのか、下請けに任せているかの確認も重要です。

販売する会社と施工する会社が別々の場合は、施工が適当なこともあります。

施工する会社の蓄電池施工実績がどれくらいあるのかを確認しておくようにしましょう。

3.蓄電池の機能を誇張して説明する

3つ目が、蓄電池の機能を誇張して説明することです。

いわゆるオーバートークですが、「儲かる」という点を誇張して提案する業者は注意しましょう。

お客さん
お客さん

「儲かる」以外に誇張した提案はあるの?

✅誇張した説明事例

・電気代がかからなくなる

・蓄電池があれば、停電時に電気で困ることが一切ない

電気代は安くなりますが、お客様の電気の使い方によるため全く電気代を支払わなくて済むことはほとんどありません。

そして、停電時に蓄電池があれば電気を使うことができますが、購入する蓄電池の仕様によってどの電気機器が使えるかまで確認しておかなければ、思っていたものと違うということにもなりかねません。

お客さん
お客さん

蓄電池で、どんなことができるのか改めて知りたいのだけど。。

「家庭用蓄電池とは何か?」の記事を見てもらえれば基本的なことから理解できるようになります。

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ちなみに、蓄電池を購入するなら補助金を活用して安く買うコツがわかれば経済的にお得になる可能性は大いにあります。

2023年度に使えた補助金は「DER補助金」「DR補助金」「こどもエコすまい支援事業」「全国各自治体の補助金」は安く蓄電池を購入できる補助金なのでタイミングがあえば活用してみましょう。(※安く買うコツは後ほど解説します。)

上記の補助金は、2024年度も同様の補助が出る予定です。

4.お客様の生活に合わした提案をしない

4つ目が、お客様の生活に合わした提案をしないことです。

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そもそも悪質な訪問販売業者は、蓄電池のことを知らないケースがあります。

蓄電池の提案では、下記について説明するのが一般的です。

✅蓄電池の提案時に説明すること

・蓄電池の種類

・他蓄電池との比較、メリットやデメリット

・お客様に合った蓄電池はどれなのか

・通常時の活用方法

・停電時の活用方法

・寿命、保証年数

・設置場所

悪質な訪問販売業者は、目の前の蓄電池の契約を取ることに必死なので、お客様の生活スタイルに沿った提案ができません

もしくは、売りたい1つの蓄電池を強引に買わせるようなトークをします。

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蓄電池の種類は多くなってきており、性能も似ている部分がありますが、正しく提案しようと思うと、かなりの知識量が必要な商材です。

蓄電池の選び方を正しく理解されたい方は、「家庭用蓄電池の選び方を徹底解説」の記事を覗いてみてください。

5.蓄電池の価格が相場よりも大幅に高い

5つ目が、蓄電池の価格が相場よりも大幅に高いことです。

訪問販売業者の特徴の1つが、契約した金額の〇〇%が営業マンのインセンティブ(給料)になります。

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つまり、そもそもが高く売りたいという気持ちから提案してくるのが一般的な訪問販売業者の特徴になります。

お客さん
お客さん

蓄電池の相場価格はどれくらいなの?

✅蓄電池の相場価格

・材料と工事を含めると20~22万円/kWh程度

例えば、7kWhの蓄電池の場合は140万円~160万円くらいがお客様が支払う金額の相場ということです。

蓄電池の種類によっては多少のバラつきはありますが、悪質な販売業者であれば相場価格よりもかなり高額な金額で提案してきます。

6.キャンペーンや特典の期間を区切って契約を急ぐ

6つ目が、キャンペーンや特典の期間を区切って契約を急ぐことです。

悪質な訪問販売業者は、訪問から1週間程度で契約を決めさせるケースが多くなります。

お客さん
お客さん

なんで、そんなに急かして契約を決めたがるの?

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理由は、提案から時間が経てば経つほどお客様の購買意欲が薄れてしまうためです。

お客様に冷静に考えさせるための時間を与えないために、キャンペーンや特典といった期間を上手く活用して早く契約させようとします。

具体的には、「今日だけ特価!」や「〇日までに契約で〇円を値引き!」のような期間を区切って契約させる手口が多くなります。

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悪質な訪問販売業者は、毎日同じ手口で提案しています。

本当に特価なのかは優良なネット販売業者から見積書を取れば、すぐにわかります。

また、合わせて蓄電池を安く買うコツは下記3ステップで見積書を取ってみてください。

✅確実に安く蓄電池を買う方法

①スポンジ公認の販売業者に見積をする(下サイトで無料見積可能)

②購入する時期に使える補助金がないか確認してもらう

③補助金の代行申請を行ってもらうことを確認して契約する

※今なら見積依頼と商談で5,000円プレゼント実施中

7.保証年数が短い、もしくはアフターフォローの説明がない

7つ目が、保証年数が短い、もしくはアフターフォローの説明がないことです。

売れ残った蓄電池を格安で販売業者が仕入れて、価格は安いけど保証年数が短い蓄電池を販売している業者もいます。

保証年数が短いこともあり、蓄電池を設置した後のアフター対応やフォローを説明しない業者もいるので注意が必要です。

お客さん
お客さん

どの蓄電池が売れ残っている蓄電池なのか、わからないんだけど。。

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基本的に蓄電池の保証年数は短くても10年間、長いもので15年の保証があります。

よく売れている人気の蓄電池であれば、保証年数が短いことはありませんので「2021年度の蓄電池販売ランキング」を参考にしてみることもオススメです。

✅2021年蓄電池 総販売量トップ3

1位:オムロン

2位:ダイヤゼブラ電機

3位:ニチコン

クーリングオフでの解約方法

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次に、クーリングオフでの解約方法について見ていきましょう。

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実際に、契約をしてしまったという方もいると思いますが、しっかり内容を確認してクーリングオフをすれば解約ができますので安心してください。

お客さん
お客さん

そもそもクーリングオフってどういうものなの?

✅クーリングオフとは?

一定期間であれば無条件で契約の申し込みを撤回したり、契約を解除したりできる制度

クーリングオフ期間は、申込書面や契約書面を受け取った日のうち、早い方の日から起算して8日間になります。

8日以内に、書面(はがき)を送っていればクーリングオフの効果が適用となります。

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クーリングオフ手続きは、必ず書面(はがき)で行う必要があります。

理由は、口頭だと記録に残らず言った言わないのもめる原因になるからです。

クーリングオフの手続きでも、もめるのは憂鬱になりますよね。

下記のような通知書を「販売業者」と「クレジット会社」に送るようにしましょう。

国民消費者センターHPより抜粋

はがきの内容としては、下記を書きましょう。

✅はがきに記載する内容

・契約日

・契約した商品

・金額

・契約した販売店名、担当者

また、契約した本人が送ったことがわかるように「簡易書留」や「特定記録郵便」で送ることをオススメします。

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通知書の控えもコピーして5年間は保管するようにしましょう。

詳しいことは、国民生活センターで確認してみてください。

蓄電池の訪問販売が増えている理由

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次に、蓄電池の訪問販売が増えている理由を見ていきましょう。

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家庭用蓄電池の訪問販売や蓄電池の販売台数は、大きく伸びています。

2011年から2023年上期の定置用リチウムイオン蓄電池システムの出荷台数を見ると、その伸び方が大きいことがわかります。

日本電機工業会のHPより抜粋

蓄電池販売は、今後も大きく伸びていくことが予想されております。

理由としては、4点あります。

✅蓄電池の販売が増えている理由

①電気料金の高騰が続いているため

②自然災害が増えて防災対策の意識が高まっているため

③太陽光発電を設置されて10年経つ方が蓄電池に乗り換えをするため

④自家消費すること(二酸化炭素削減すること)の価値が高まっているため

まずは、電気料金が高騰している点があげられます。

下記グラフは、日経新聞より抜粋した直近の大手3社の電気料金の推移を表しています。

日経新聞より抜粋
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毎月のように電気料金単価は値上げを続けており、電力会社から電気を極力買わないために蓄電池を導入される方が増えています。

また、台風や大雨などの異常気象が多くなっており停電リスクは高まっています。

最近は、各電力会社で電力ひっ迫などによるニュースも聞くケースが増えており、太陽光発電で発電した電気を売電するのではなく蓄電池に貯める形が増えているのは事実です。

お客さん
お客さん

売電するよりも貯める方がお得なの?

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昔は、売電する方がお得でしたが、今は売電単価の方が買電単価よりも安いので貯める方がお得です。

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太陽光発電で発電した電気を高値で買い取ってもらえる期間は10年間なので、太陽光発電を設置して10年経過される方安い売電単価で売電するのではなく、蓄電池に貯める選択をされる方が増えています。

ただ、まだまだ作戦なしで蓄電池を購入するのは高い買い物なので、適正価格や安く購入するためのコツを掴むようにしましょう。

適正価格で購入するためのコツ

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次に、蓄電池を適正価格もしくは安く購入するためのコツを見ていきましょう。

訪問販売業者が全て高い金額ではありませんので、適正価格がどれくらいなのか正直わかりにくいですね。

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訪問販売でも、丁寧でお客様に沿った提案かつ安く購入できることもあります。

蓄電池の工事込みの相場価格は20万~22万/kWhです。

✅確実に安く蓄電池を買う方法

①スポンジ公認の販売業者に見積をする(下サイトで無料見積可能)

②購入する時期に使える補助金がないか確認してもらう

③補助金の代行申請を行ってもらうことを確認して契約する

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蓄電池を購入する上では、補助金活用がコストを抑える最大のポイントです。

住んでいる場所によって使える補助金が異なりますが、各自治体の補助金や国が用意している補助金は積極的に活用しましょう。

※今なら見積依頼と商談で5,000円プレゼント実施中

訪問販売業者の見積の方が安ければ、適正価格と判断して信頼できる業者であれば契約手続きを進めてみるのも良いです。

まとめ-蓄電池の訪問販売

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今回は、蓄電池の訪問販売で注意すべき7つの点についてお伝えしました。

改めて、7つの注意点を確認しておきましょう。

✅注意すべき7つのポイント

・見積書や資料を持ち帰る

蓄電池の施工実績が少ない

・蓄電池の機能を誇張して説明する

・お客様の生活に合わした提案をしない

・蓄電池の価格が相場よりも大幅に高い

・キャンペーンや特典の期間を区切って契約を急ぐ

・保証年数が短い、もしくはアフターフォローの説明がない

適正価格なのかどうかの判断基準としては、相見積を取ることもお伝えしました。

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蓄電池を適正価格でしっかりと販売実績のある業者から購入することができれば、太陽光発電+蓄電池で快適な生活を送ることができます。

悪質な訪問販売には注意が必要ですが、蓄電池はこれから導入量が増えてくる商品であることは間違いありません。

✅蓄電池の販売が増えている理由

①電気料金の高騰が続いているため

②自然災害が増えて防災対策の意識が高まっているため

③太陽光発電を設置されて10年経つ方が蓄電池に乗り換えをするため

④自家消費すること(二酸化炭素削減すること)の価値が高まっているため

電気代が高騰を続けているので、蓄電池の問い合わせが増えているのも事実です。

あなたの家にはどの蓄電池が一番合うのか、そして購入するなら適正価格はどれくらいなのか、ということを頭に入れておくことをオススメします。

どの蓄電池が自分に合った蓄電池なのかわからない方は「タイプ別(7タイプ)のおすすめ蓄電池」の記事を覗いてみてください。

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あなたに合った蓄電池を選んで、快適な生活を手に入れましょう。

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